GR86 RZ(ZN8)


GR86 RZ(ZN8)

2023年12月14日、DACのVer.2.3で追加収録された、原作には未登場のGR86。
頭文字Dの続編にあたる「MFゴースト」では、第5戦「熱海ゴースト」編から登場する女性ドライバー・桜野舞の搭乗車両として登場している*1*2

このクルマについて

2012年、トヨタとスバルから発表された86BRZ
登場以降様々な人達に愛され、生産終了までにそれらは世界累計約10万台、86単体では約8万台と冷えきった市場では類を見ないヒット作となった。
そして2021年10月、後継車種がトヨタスポーツモデル「GR」より発売されることが発表、GRグローバルモデル第3弾「GR86」として発売された*3

最大の目玉となったのはエンジン。
先代の「スバル製水平対向+トヨタ製直噴システム」を引き継ぎながらも、先代のネックであった3000~5000回転頃に発生する「トルクの谷」の解消を目標に味付けを行った新開発2.4Lエンジン「FA24」を搭載。
235psという最高出力は先代の「リッター100馬力」と比べると乏しさはあるものの、200psからの順当なパワーアップで「ちょうど良いパワー」として味付けされた。
それ以外のメカ的な部分は、コストを抑えるためにほぼ手をつけず、ECUセッティングの見直しのみで済ませている。
この為、チューニングショップが車高調等を開発する際に「86用」としてテストした後に「GR86向け」として発売する事も可能となった。

車両自体の性格は「ザ・アンダーステア」というコンセプトに基づき、先代86/BRZ以上の差別化が図られている。

先代86の「アンダー寄りのセッティングなのにECUが強制的にアンダーを戻す」という声から各種電子制御のリセッティングが行われ、「シルビアのようにドリフトが可能になった」という声が上がるほどアンダーステア修正は行われなくなった。
そのためか、グリップ界隈ではなくドリフト界隈でGR86は大いに受け入れられるようになる。
ドリフト愛好家から「ジェネリックシルビア」と称されるようになり、「地方のドリフトイベントでタイヤだけ履き替えたノーマルのGR86が単走で好成績を収め、追走でシルビア/180SX勢と遜色ないドリフトを演じた」という話が出るほど、GR86は車両の陳腐化が進んでいるドリフト界隈で鮮烈なデビューを果たした。
競技ドリフト業界でもGR86は歓迎される。日本の競技ドリフトにおける王道パッケージ「S15+2JZターボ」にかなり酷似した挙動と手頃に調達可能な車体から、チューニングショップやドリフトを専門にしているモータースポーツのガレージでは流行の車種となっている。その象徴とも言えるのが、D1グランプリシリーズにて「藤野秀行」*4「中村直樹」*5「村上満」*6らシルビア好きを公言する根っからのシルビア/180SX使い達がGR86に乗り換えた事。とくに中村直樹がGR86に乗り換えた際は、「あの直樹がトヨタ車を使う」と懐疑的な目で見られていたが、そのマシンメイクや挙動からS15と遜色ない車両であることを証明し、シルビア系一強だったこの業界に衝撃を与えた。

グリップにおいては車格やスペックが近いS2000と比較される事が多い。
車重や馬力はS2000が僅かに良いが、トルクはGR86の方がそれを上回るため一長一短といったところか。

なお、GR86に先んじて同年7月にBRZもフルモデルチェンジ、兄弟車であるGR86とほぼ同じスペックで発売されている。
GR86とBRZとの違いは先代同様に外装やサスペンションの味付けは勿論のこと、実はスタビライザーの取り付け位置が異なっており、他にも一部の足回りの素材もBRZは鋳鉄製なのに対し本車はオールアルミで作られている。これはBRZとGR86のキャラ付けの一貫とのこと。ちなみにこのフィーリングを追求する研究時間を確保するため、同時モデルチェンジではなくGR86側のみモデルチェンジが遅れることとなった。
製造は先代の86/BRZと同様にスバルの群馬製作所本工場が担当しており、スバルの工場で製造される関係上、型式呼称も先代と同様にスバル式の型式名称を割り振られている。

EXカラー「オレンジ」の元ネタは「10th Anniversary limited」で、RZをベースに先代86のアイコンカラーだったオレンジを纏ったもの。
但し、86がオレンジメタリックに対してこちらはソリッドのオレンジである。
また、本作は2021年モデルベースであるためか「ブライトブルー」が選択可能だが、こちらは2022年の一次改良でカタログ落ちをしている。

余談だが、先代ZN6型には「ズンロク」という愛称があるが、GR86は型式のZN8から「ズンパチ」…と呼ばれず、普通に「GR86」と呼ばれることが多い。 (最高出力:235ps/7000rpm 最大トルク:25.0kg-m/3700rpm)

ゲーム内において

高速属性の86GTと異なり、テクニカル属性として登場。性能面ではコーナリングは良好で軽やかで曲がりやすいが、良くも悪くも平凡的な性能をしている。
6速車である点以外はバランス良くまとまっているため、初心者にも扱いやすい車と言える。
86人気からか、一定の層には人気があるようで全体的に見れば使用者自体はそれなりに見受けられる。

TAではシーズン4では同時期に新登場したヤビツ下りで上位に入っているほか、赤城下りでも上位タイムを記録している。

メーカーギア駆動方式吸気方式搭乗者
トヨタ6速FRNA


カラーラインナップ

スパークレッド(初期色)
クリスタルブラックシリカ
クリスタルホワイトパール
ブライトブルー
アイスシルバーメタリック
マグネタイトグレーメタリック
サファイアブルー
EXカラー
オレンジ
ライトグリーン
シャンパンゴールド
イエロー
ピンク


チューニング

チューン内容チューンポイント
機械式LSD10pts
タワーバー10pts
エアクリーナー10pts
高性能サスペンション10pts
オイルクーラー10pts
ハイリフトカムシャフト10pts
ロールバー10pts
EXマニホールド10pts
ポート研磨10pts
強化サスアーム10pts
レーシングブレーキパッド10pts
ボアアップ10pts
大容量ラジエター10pts
フルコンピューター10pts
NAメカチューン10pts
FULL TUNE 合計150pts



用品系パーツ

ホイール・ドレスアップトークン2枚

メーカー名パーツ名
TOYOTAスチールホイール (BLACK)*7
TRDGR19インチ鍛造アルミホイール (ULTIMATE GRAY)
TRDSports T3 (SILVER)
PanasportFORMULA ONE C8FE (BLACK)*8
YOKOHAMAADVAN Racing GT BEYOND (RACING WHITE)
YOKOHAMAADVAN Racing R6(GOLD)
YOKOHAMASuper ADVAN Racing SA3R(SILVER)
YOKOHAMASuper ADVAN Racing SA3R(BLACK)
YOKOHAMAADVAN Racing TC-4 (Racing Candy Red & Ring)
YOKOHAMAADVAN Racing TC-4 (Racing Gun Metallic & Ring)
RAYSGram Lights 57CR (SAKURA PINK)
RAYS570R LUMINOUS (LUMINOUS YELLOW)
RAYSVOLK Racing Wheel TE37V (BRONZE)
RAYS57AcceleratePRO (TITAN COATING RIM)
RAYSZE40 (DIAMOND DARK GUNMETALLIC)
RAYSVOLK Racing CE28N (BRONZE)
RAYSVOLK Racing CE28N (MERCURY SILVER)
ENKEIRacing RPF1 (SILVER)
ENKEIRacing GTC02 (Matte Black)
ENKEIRacing NT03 (SILVER)
ENKEIPerformanceLinePF05 (DARK SILVER)
SPEED STAR WHEELGTX03 (MACHINED GRAPHITE GUN METAL)
SPEED STAR WHEELSSR TypeC (WHITE)
SPEED STAR WHEELSSR TypeC (BRONZE)
Buddy ClubP-1 Racing QF (WHITE)
TRIALTRY FORCE ZELDA(SILVER)
GP SPORTSGullflame 18inc(PEARL WHITE)
BBSLM (GOLD)
WORKMEISTER S1 2PIECE (SILVER)

ミラー ・ドレスアップトークン2枚

メーカー名パーツ名
TRDGRエアロドアミラーフィン
C-WESTカーボンミラー
GANADORスーパーミラー

その他 ・ドレスアップトークン2枚

メーカー名パーツ名
TRDGRリヤウインドウルーバー
VARISCARBON ROOF

アライメント ・ドレスアップトークン1枚

チューン内容
ネガティブキャンバー3゜
ネガティブキャンバー7゜



エアロ系パーツ

エアロセット(フロント・サイド・リアバンパー)・ドレスアップトークン10枚

メーカー名パーツ名
HKS関西HKS Body Kit Type-R
PANDEMWIDE BODY KIT (Ver.1)

フロントスポイラー・ドレスアップトークン3枚

メーカー名パーツ名
TRDGRフロントスポイラー + GRエアロノーズコーン
VARISFRONT SPOILER
ingsFRONT BUMPER

サイド/フェンダー・ドレスアップトークン2枚

メーカー名パーツ名
TRDGRサイドスカート
VARISSIDE SKIRT
ingsSIDE STEP

リアバンパー・ドレスアップトークン3枚

メーカー名パーツ名
TRDGRリヤバンパースポイラー + GRスポーツマフラー
VARISREAR DIFFUSER & SHROUD SET
ingsREAR BUMPER

リアスポイラー ・ドレスアップトークン3枚

メーカー名パーツ名
TRDGRトランクスポイラー
VARISGT-WING Hyper Narrow II 1360mm
ingsZ-POWER WING
SARDGT-WING015
VOLTEXGT WING TYPE12.5 SN
PANDEMWING
PANDEMGT WING + DUCK TAIL
PANDEMDUCK TAIL

ボンネット・ドレスアップトークン3枚

メーカー名パーツ名
VARISCOOLING BONNET
ingsCOOLING BONNET


キャラクター仕様一覧

※ゲーム中では再現できません。

桜野舞仕様
項目パーツ名メーカー名
バイナルステッカーゼッケンナンバー 860MF GHOST
エアロセットワイドボディキットBLITZ
リアスポイラーGTウィングBLITZ
マフラーNUR-Spec Custom EditionBLITZ
ステッカーレーシングストライプBLITZ
ホイールRS05RR (BLACK)ENKEI
ボディカラークリスタルホワイトパール

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*1 外観はBLITZのAERO SPEED R-Conceptフルエアロを装着したクリスタルホワイトパール。
*2 北米・中国向けの本車のCMにて新劇場版・頭文字Dとのコラボが行われ、土屋圭市や藤原文太がスパークレッドのGR86に搭乗している他「MFゴースト」とコラボしたCMでもクリスタルホワイトパールの本車が登場している。
*3 第1弾はGRスープラ、第2弾はGRヤリス
*4 2001年より180SXでD1に参戦していたドライバー。2021年にドゥーラック製作のVR38DETTを載せた"VR386"をチームトーヨータイヤで運転した際、運動性能の高さを痛感。自身でも86を製作することを決め、発売直後のGR86をトーヨータイヤのツテを使い研究車両という名目で購入。2022年よりGR86で参戦し、翌2023年にはシリーズチャンピオンとなった。
*5 奈良県が産んだ野生児 と呼ばれるほど荒々しいドリフトを得意とする無類のS13好き。2022年の藤野・川畑らのトーヨータイヤGR86の運動性能の高さを評価し、2023年にGR86を投入。シリーズチャンピオンこそ取れなかったものの、車両自体はシルビア並に気に入ってるそう。
*6 C.Mフィーリング製作の蛍光イエローのS15を使い続けてきた。それまで目立った成績はほとんど無く、上位選手に隠れる存在だったが、2023年にリザルトジャパン提供のGR86を製作したところ才能が開花。それまで全くの無名だった選手が表彰台に登ることとなり界隈は騒然。2023-2024年は安定して追走進出も果たし、ある意味で1番GR86に救われた男である。
*7 「RC」に装着されていたスチールホイール。
*8 ホイールの形状からおそらく、本来であればかつてDZeroまで86(ZN6)に収録されていたRS-WatanabeのEIGHT SPOKE MAG F8(BLACK)を収録したかったのかもしれない。