頭文字D Arcade Stage Ver.1とは2002年3月に稼働した、しげの秀一原作の漫画「頭文字D」を題材としたレースゲーム「頭文字D Arcade Stage」シリーズの第一弾。
タイトルはVer.1の付いていない「頭文字D Arcade Stage」が正式名称だが、本wikiでは後のシリーズと区別するために便宜上Ver.1をつけている。
独自のナンバープレートやレース中SUPER EUROBEATが流れるなど、当時Third Stageまで作成されていたアニメ版の要素も取り入れられている*1。
頭文字D Arcade Stage 公式サイト(2002年10月2日時点のアーカイブ)
筐体はセガツーリングカーチャンピオンシップやセガラリー2で使われていたセガの汎用レースゲーム筐体がベースだが、シフトは国産車同様に左側に設置され、またステアリングはナムコから購入した大径タイプへ、ロックtoロックも約3/4回転へと変更されている。
磁気カードによるデータ保存にも対応しており、各プレイヤーが好みの車をある程度自由にカスタマイズ・保存できる。
磁気カードは50回まで書き換えが可能で、それを超える場合は「車検」としてカードを更新することになる*2。
基板はドリームキャストをベースとしたNAOMIの後継機「NAOMI 2」を搭載している。
原作に登場するキャラクター(NPC)とプレイヤーが1対1でバトルするモード。
コースと時間帯を選択し、峠を攻めるモード。
各コースの他、6万ポイントを消費して時間内に妙義→碓氷→赤城→八方ヶ原を走る「全コース走破」が存在する。
自己ベストを更新するとパスワードが表示されるが、これは当時公式サイトに設置されていた「インターネットランキング」に登録するためのもの。
プレイヤー同士が1対1でバトルするモード。
筐体2台が通信するようセッティングされている場合、コインを投入すると「ライバル受け付け中」と表示され、このときもう片方の筐体から参加すれば通信対戦が行える。
通信対戦時には事前に作成してたカードを読み込ませることで自分の車を使って対戦ができる。
詳しくはこちら「登場コース(Arcade Stage Ver.1)」
詳しくはこちら「ミュージック(Arcade Stage Ver.1)」
Arcade Stage Ver.1に登場する車のモデリングはGenkiの首都高バトル0から流用されている。
分かりやすいのがランエボで、首都高バトル0ではCE9AもCT9AもCN9A/CP9Aのデータを流用して作成されており、本作でもそのデータを使っているため車体の形状が実車と異なる(参照)。
なお無断で流用しているわけではなく、ちゃんとエンドロールにはGenkiの名前がある。