アーケード版の「頭文字D ARCADE STAGE Ver.3」をベースとしたPlayStation Portableゲーム。
内容はVer.3から大きく変わっていないが、リプレイをはじめとした各ギャラリー機能が追加されている他、レースの難易度が若干下げられているなど、家庭版としての追加変更が行われている。
またPS3の「アドホック・パーティー」を利用すればオンライン対戦も可能である。
操作方法は同じく家庭用の「Special Stage」と大きく変更はないが、アナログスティックでステアリングを操作しても十字キー同様オンオフの反応しか無いため舵角の微調整ができない。
また、アーケード筐体とPSPの違いからか、ロード時間はアーケード版よりもかなり長い。
頭文字D STREET STAGE 公式サイト(2013年10月24日時点のアーカイブ)
本作にはポイントという概念が存在せず、代わりに「カード」という要素へ置き換わっている。
カードには種類があり、そのうち「チューニング」や「エアロパーツ」に関するカードを消費すれば自由にチューニングが行える。
しかし、カードは公道最速伝説やタイムアタック等をプレイした後ランダムで1枚もらえるシステムなため、運が悪いとチューニングに必要なカードが全く出ないこともある。
加えて、エアロパーツのカードは「ボンネット」「サイドスカート」「マフラー」等、それぞれ個別に存在するため、任意のパーツもやはりカードが存在しないと交換できない。
エアロパーツがランダムであると言う点はVer.3と同じだが本作のカードは180種類以上あり、チューニング関係のカードは全車共通とはいえVer.3のそれとは入手難易度が比較にならない。
つまりVer.3と比べると難易度は遥かに上がっていると言える。
チューニング自体はSTEP5までで終わり、アーケード版に存在したポイント12万〜99万でのメンテナンスは削除されている。
そのためVer.3と比べると車の性能は若干劣る。
Ver.3と同様に、原作に登場するキャラクター(NPC)とプレイヤーが1対1でバトルするモード。
Ver.3には無かったレース中にアニメと同じ声優のボイス付きでのリアクションが追加されている。
ボイスは基本的には「Special Stage」の使い回しだが、ランエボVの男とランエボVIの男の台詞は新録。
Ver.3に登場した御木はコースごと削除されている。
Ver.3と同様に、コースと時間帯を選択し峠を攻めるモード。
走行データはメモリーカードに保存でき、ゴーストとして走行中に表示させたり、リプレイとして閲覧できる。
Ver.3同様、藤原文太と戦うモード。
ただしゲーム開始当初は挑戦できず、公道最速伝説の文太を倒すと挑戦できるようになる。
出現後はポイントを消費せずに挑戦できる他、車のチューニングや操作性を考慮してかゴールタイムはVer.3よりも遅いため倒しやすくなっている。
「通信対戦」「カード交換」「リプレイ通信」「レコード比較」をPSPの通信機能を通じて行える。
通信対戦時、ライバルカードを入手していれば各キャラクターを選択でき、搭乗している車でレースができる。
その際には各キャラクターの台詞を聞くこともできる。
また、無線LANに対応したPS3とソフト「アドホック・パーティー」を介することで、インターネットを通じての通信も行える。
搭乗する車の作成や変更、チューニングが行える。
ガレージには最大で35台まで車を保管でき、車の削除も可能。
ゲーム中で入手したカードを閲覧できる。
カード閲覧画面には「NEW CONTENTS」と「HINT」のアイコンがあり、「NEW CONTENTS」を押すと通信対戦で使える車や、ホームページで聴けるボイス、コース解説、
ホームページのようなデザインの中からコンテンツを選び、閲覧や視聴ができる。
内容は以下の通り。
データのセーブやロードの他、ゲームの難易度やステアリングの応答性やタイム・ナビの表示が設定・変更できる。
Ver.3のコースから秋名(雪)が削除されている。
Ver.3から「BLACK OUT / OVERLOAD」が削除され、代わりに「POWER OF SOUND / ACE」が追加されている。
その他、コース未設定楽曲として以下が追加されている。