爆竜戦隊アバレンジャー：第49回 突入！アバレ最終決戦

『爆竜戦隊アバレンジャー』第49回 突入！アバレ最終決戦

わーい、ここに来てらんるちゃん回ーーーっｗｗｗ
いやぶっちゃけ、もう全然期待してなかったので嬉しかったっすよ。

てか、あっれー、らんるちゃん以外のことほとんど覚えてない...orz

つーかもう、なんで敵ボスのデズモゾーリャが生き返るのかがもう把握出来てないのかもしんないです。さすがにラストまで延々と付き合ってきて、単に大人の事情と割り切るほどには醒めてないもので。；
（欠点とまでは言わないけど、もう少しなんとかなんなかったのかな、という気持ちは。何人かボス級の敵がいるってのはもう後半から難しそうでしたけどねぇ。；）

この回は「全てが終りました」とりょーが君たちに向かって言うアスカさんのシーンから始まっています。もうマホロさんのことは諦めるのだと暗に言っちゃってるわけですよ（てかそう仲間から言われてしまうわけですよ）、相変わらずシビアな...orz
やっぱり戦隊シリーズなもので、展開自体にはフォローはあるんですけども、「諦める」って描写はそれなりにキツいよなぁ。しかもない場合もあるしな。とほほ。

いやこの場合アスカさんが諦めたのは自分の故郷に帰ることだったんですが。
なんでも次元の扉を開けられるのは敵だけだったらしいです。
（幸人さんに４億だかの年収を払うって約束、フツーに見てたらもう覚えてないのと違うかしら。私もなんか聞いた時怪しかったかもしれんです。）


んで、そうこうしてたらデズモゾーリャが復活しましたよー、と。
（残留思念だって言ってはいたけどね。）
この回での新味というのならば、マホロさんの救出が行われていたことと、耐え切れなくなったらんるちゃんが向かった辺りでしょーか。
うんまあ、そこ自体は嬉しかったなぁ。
今までなんで放っておくの、大事の前の小事ですかと気になってたんだよ。。。

基本的にもう、話はそれだけですね、最終回一個手前だもんなぁ。

そして操られていたとはいえ、自分たちが犯してきた罪に震えるマホロさんとアスカさん、最初のほんの数話で（重要な関係者だとすら思ってなかった）マホロさんが実兄を手に掛けていたこと。ジャンヌとしてのいろいろな悪意の画策の数々、≪伝説の鎧≫を身にまとって見境なく刃を振るったこと。
それを助けよーとしたアスカさんがマホロさんを斬ったと。
そいでアスカさんもその鎧に取り付かれ、仲間たちに対して攻撃を仕掛けたこと。

正直、書いてるとしょうがないじゃん、とか今更じゃん、という気はしないでもないんですが、見てる時はそうじゃない感情のほうが大きかったかなぁ。
アスカさんのほうがその傾向強いかもしれないんだけど。
この二人ってなんとなくもともと儚げっていうか。なんか弱い。
身内の揉め事や悪意に対してならむしろ強さを発揮するんだけど、身内の危険とか（は、ほぼ登場人物全部に共通してっけどな、むしろそこらがコンセプトに近い番組だし）、いざ自分たちの安全ということになると諦めてしまう。

そういうふうにもともと見えてたんですよね。
今まではそれでもアスカさんはマホロさんのために、マホロさんはアスカさんのためにって頑張っていたんですけども、二人して罪を噛み締めるばっかりで嘆くばっかりになってしまったら止める人がいないって描写は本気で少し悲しかった。


そこにらんるちゃんが、ロボに三人で乗ってたところから飛び出して向かって。ｗ
子どもが待ってるじゃないと、きっとアスカさんとマホロさんの子どもだと、当人たちもそーじゃないって思ってて言下に認めてるのに、デズモゾーリャに孕ませられて産んだ子なのに言い切ってしまうってのがなんかこうちょっと良かった。

話そのものをさ。
――違うんだよ、もっと前から妊娠してたんだよ、捕まってから生まれただけだよ。
とか。

そーいう処理することは出来たと思うんですけどね、そーしてなかったのに、こんなところでそんなふうに言い切ってしまうってのは、なんかどっちもらしくて良かった。いや、そもそもそんなエグい設定にしなくても良かったんでしょうね。
子ども向けとしてはやっぱりちょっといまいちなわけじゃないですか。

意見が別れることはあると思いますが。
私はこういう回収の仕方はそんなに嫌いじゃないです（単にらんるちゃん贔屓だと言うのかもしんないけどｗ）、感傷を理屈とは全く違うものがぶった切るというのが。


んで、らんるちゃんは、明言されたことないけどアスカさんが好きなんですよね。
その感情が彼が不在の時に彼の恋人である「マホロさんを守る」ってことに、マホロさんが失なわれたと思って誰よりも悲しんだことに、最後まで一緒に生きることを諦めちゃ駄目だって叫びにつながるってのは冷静に考えてもホント好き。
少しは自分のことを考えてしまうことだってあるだろうに（でも嘘くさくない）。

でもうーん、正直、ちょっとは報われて欲しかったかなぁ。
（アスカさんってらんるちゃんの気持ちにかけらも気付いてないよね、あれ絶対）
（いや確かに無理ないか、らんるちゃんのあの態度じゃなぁ；）