ウルトラセブン＃１１「魔の山へ飛べ」

『ウルトラセブン』#11「魔の山へ飛べ」

ナースのフィギュアってさぁ、どうしても余所様と比べて浮くよね。
ということでなんか一応覚えてました、いや、買ってはいないんですけども（雑誌を一回とＳＤフィギュアは買いましたが）、最近たまに玩具売り場に行きますもので。
うんなんつーか、龍なんですよ。
ドラゴンだと腕があるから龍。
（肩と腕というほうが正確かも、ちょんとした鳥みたいな手ぇ付いてる場合はあるし。）

ところでこの回と次の回。
実際に策略を巡らせているのとウルトラセブンと戦う怪獣が別個に存在してるっぽいんですが（次の回はどうかなぁ？　でも円盤は飛び去っていったわけだし、うーん）、ぶっちゃけ説明らしい説明が全くないもので。
巨大化よりはマシな演出かというとあんまりそんな気はしません。
いっそ突っ込み甲斐のある巨大化のほうがなんぼかマシかとすらー。

いや、巨大化しても傭兵雇っててもいいけどさ。
アンタそんな心強い味方がいるのになんでそんなにちまちまちまちま姑息な策略を巡らすのー、いっそその龍一匹分のがエネルギー量多いんでないのと（それは家畜ですか）（でも結局戦ってやられちゃったわけだしー）、そんな余計なことが気に掛かるんですよ。

ところで今回、顔出し宇宙人だったんですよ！

なんかもこもこのファーみたいの着てたんですが、なんで顔出してるんですか（灰色に塗ってたけど）、いっそ顔まで覆えば可愛いのに。いやまあ、可愛いのが侵略してきたら怖いわけですけどいろいろと。
ちょっと侵略されてもいいかなと思っちゃうというか。
セブンって悪逆非道！　とか子どもたちが感じちゃうかもしんないというか。

可愛くはなかったんですが、もこもこのファーのおかげで間抜けでした。
この宇宙人の使うナースがかなり強かったり、言ってることがかなりズレてるというか、身勝手だっつー印象がなかったら可哀想な回だったのかもなぁ。正直、フツーに真正面から侵略を仕掛けてきた相手とかだったら同情しちゃってるかもしんない。
（ペガッサ市民だったら演出があざといので同情しない。）
（だからなんでそんなにペガッサ市民好きなんだよ。）


いや実は、意外とサスペンス風味で面白かったんですが。

それを目指してるのかなー、と思った回は他にもあったんですが、「謎」の部分を面白く思ったのは今回が初かな。まあ、大抵のサスペンス（二時間ドラマという程度のノリで聞いてくれると嬉しいっス）と同じで裏がわかるとチャチいんだけど、やっぱり意図とかよくわかんなくてしばらく引っ張ってくれたからかもなー。

つーか「地球侵略」てあたまわるいじゃんやっぱり。
全面戦争に陥っちゃったらもちろんそうは思わないんだろうけど、日本の一地域でちまちまやってる人ら（宇宙人）がそんなこと言い出してもー？　て感じ。

今回はなんか物陰から忍び寄って、写真を撮られると死んでしまうという。

カメラってはっきりわかるのは少し後だけど、まあわかるような音と光だしね。
若者が次々と倒れてるってんで、ウルトラ警備隊からダンさんと、えーと、ソガ隊員だっけ？　ちょっと小顔で色白っぽい人、まあ行きましたら、ダンさんが狙われて倒れてしまいましたとさー。という。

私が話のラストまでに心配してたのはひたすら、「皆が生き返る前に体燃やしちゃってたらどうしよう？！」でしたよ。だってダンさんはまだ（ｒｙ

わりとこの時期（の放送）は隊員に関しても心配しなくてもいいっぽいみたいですが、二期と終わりと言われてるウルトラだと殉職も多かったらしいしな。。。
そいでソガ隊員（ああ自信ない...orz）が「僕が付いていながらっ」とか無茶苦茶後悔しまくってました、いやでも、なんかさー全体的にウルトラ警備隊無計画すぎね？　最初のダンさんはまだしょうがないのかもしんないけど。
なんも準備とかしないまんまアジトっぽいとこまで行くとかさぁ。


うんまあ面白かったんだけど、なんかアイディア一本槍だった気もしないでもない。
あと、男の世界っつーか（アンヌさんの本より）、隊員たちの友情物語というところはわりと面白かったですっていうか、ダンさんの格好付けーっ！
死んだかと泣きそうになってるとこに馬で乗りつけるか普通っっ。

しかしなんか今回次回とアンヌさんが出てこなかったんですよね。
この回とか特に医療班の彼女が出てこなかったのは違和感あったんですが、しかしまあ、ダンさんの危機に彼女が出てきたら彼女がメインだろうしなぁ。ある意味で“男の世界”を成立させるのはちょっと難しかったのかもしんない。
（男の世界だから出るありませんでしたネ、と彼女は言ってたけど。）
（いやー、アンヌさん出てたらアンヌさんのため、つーかアンヌさんにダンさんを取り戻すために頑張るってのが筋なよーな気がするんだよね、明言はしなくてもさ。）