ウルトラマンティガ：第24話「行け！怪獣探検隊」

『ウルトラマンティガ』第24話「行け！怪獣探検隊」

昭和ウルトラの帰マンでわりとよくあったらしい（まだ８話までしか見てないのに、かなりある；）、怪獣がいるかどうかの確認が出来ない回。
『ティガ』ではわりと珍しいみたいですよね。
前に子どもが発見者だった時も、最初から信じて動いてたもんなぁ、皆。

でもやっぱり、ティガはティガっすね。ｗ

そもそも悪戯っ子たちで、シャーロック（ＧＵＴＳ所有の戦闘能力のある車）に乗せてたらレーザー発射させちゃうわ...orz
いくらなんでもちょっと怒られてもしゃあないよなぁ。；
その子たちの通報だからって疑ってたわけではないんですよ、ちゃんとホリイさんとダイゴくんが現場に行って、そこで一通りの調査をしてる。

そもそもが子どもたちは姿を見ておらず、聞いたのは声だけだっていう。
んでもって、その場には切れた高圧電線、「音の原因これじゃね？」みたいな結論に至ってしまったのも無理からぬことと思われます。
なんで切れたのかなー、という疑問は残ったけどね。
あれ結構丈夫なんですよ（私田舎の人なので知ってマス）。


というか、この回は環境問題環境問題とびみょーに煩かったです。
まあ、当時の意識的にはこのくらいで妥当だったのかもしれないけど、つーか前にやってたどっからどう考えても無理に挿入されていた海洋汚染ネタと違って、ちゃんと話に絡んでもいたんですが、もうちょっとさらっと流して欲しかったよ。ｗ

つーか、ティガ世界ではすでに環境問題はほぼオールクリアらしく。

何年くらいの設定になってるのかちょっと忘れてしまいましたが、技術全般が上がっているところから見て（宇宙開発なんかはやってないみたいだけど宇宙には素で行ける）。
近未来ではあるらしーんですけど。

うーん、１９９８年との感覚の違いなのかなぁ？
そうでもなかったよーな気もしますが、未来がただ明るいなんてわりと誰も信じていない、例えば排気ガスならともかくも、地球温暖化ガス排出が現実に止められてないってのはそれより後の時代だったかなぁ。京都会議が確かその辺で。
いずれにしろなんか空々しい。
話に必要だというのならともかく、別にそんなことはなかったのでちょっとクドいなー、と思ってました。いわく「昔はなにを考えていたんだろうねぇ、迷惑だねぇ」的な。
み、未来人に言われるならともかく、同時代人に言われる筋合いねーっ！！

（まあ要するに痛いトコ付かれた気はしてるわけですよ。）
（しかし突っついてっただけでその後放置とはどういう了見だ？！）


まあとにかく悪戯っ子たちが出てきて。
排気ガスを食べる怪獣が出てきて。

あとはもう、少年たちが下の子をなんとか守ろうと頑張ったり、「あいつらのこと信じてやれんかった！」とホリイさんが嘆いていたりするわけですよ。
そういうベタは正しいのでもちろん構わないんですが。
別に反省しなくてもいいよ、ホリイさんはちゃんとしてたよ。
と思ってしまうのは贔屓なのかなんなのか。
（多分帰マンのほーに慣れかけてるせいかと。）

まあ、田舎らしい風景が出てきたり。
学校に訪ねてくシーンとか、そもそもレーザーで撃っちゃったのが道沿いの寂れ看板だったりで結構細かいところが面白かったですが。

わりと秀作揃いの子どもの話としてはちょっと物足りなかった、かな？
怪獣が迫って来た時に守ろうとして、シャーロックの攻撃機能をなんとか起動させよーとしてたりとか、まあ予想は付くけど悪くはなかったんですが。
「大人」である隊員たちがこの話では子どものよーな純粋さを持ってるというか。
子どもと対比させても全然霞まないから逆に子どもの話は、隊員と直接絡む場合ででもない限りインパクトがないと感じちゃうのかもしんないな。


「大人」を困らせてても、別に胸が空くとかないもんね（だって大人が素敵なんだもんティガ世界）、もっと元気よく飛び回っているシーンとかいっぱい入れてくれてたら良かったかもしんないなー。
せっかく探検隊なんだしさ。ｗ
リアリティったら多分彼らの側なんだろうけどさ。
怪獣が出てくるかもしんないから結構怯え気味だったのですね。悪戯をするってのも話だけで（あと逆に洒落にならんのが一個だけで）わりと大人しかった。

いっそダイゴくん（中の人的に難しいです）か誰か、隊員辺りを引きずり回すくらいのことしてくれてたら結構楽しかったかもしんないなー。
や、いや、結構楽しかったです（怪獣どうでも良かったです）（をぃ）。