どんな世界？

　エレメンティアガイド:どんな世界？ †

　世界地図 †

フォルン : 「ええとそれでは次はエレメンティアの世界についてですね。まずこの地図を見てみましょうか。これがエレメンティアのラーディア大陸です」地図を出し

サフィー : 「地図デカいわね・・・。この真ん中から下にあるエストリア王国って言うのが私たちのいる国なのね」

フォルン : 「そうです。もう少し細かく言えば、エストリア王国の真ん中より少し上にあるルーエンという町にいますね。(まだ書かれてないけど)この街で主要な街道が交差していて、沢山の人や品物が行き交う中心地なんですね」

サフィー : 「ふーん・・・国はいろいろあるみたいだけど・・・この未踏領域ってなんなの？」

フォルン : 「未踏領域というのは、人がまだ足を踏み入れていない地域の事ですよ。正確には、まだ地図も出来ず、把握できていない場所の事ですけれど」

サフィー : 「何でわかってないのよ？陸伝いっぽいし結構簡単に行けそうに思えるけど」

フォルン : 「この地図では表記されていないので、わかりにくいと思うんですが、エストリア王国が温かい気候なのに対してゲルド王国はとても寒い気候なのです。そこからさらに北北東に進むにつれて寒さが厳しくなり、完全な極寒の地になるそうなんですよ」

サフィー : 「寒さで？それなら対策してけばいいじゃない？そういう魔法とかもあるんでしょ？」

フォルン : 「ある事はあるんですが、あまりに環境が厳しすぎて効果が薄い上、凶暴な魔獣や過酷すぎる環境の為、今の技術では非常に厳しいんだそうです」

サフィー : 「ふーん・・・そういえば、この大陸ってもしかしてこの地図よりでかいのかしら？何か先がありそうじゃない、そっちのほう」

フォルン : 「それすらも未だわかっていない状態なんです。海が凍っているだけという学者もいれば、他の2大陸と未踏領域を繋がっていて、実は一つの大きな大陸なんだという学者もいますから。実際の所は憶測でしかないんですね」

　ラーディア大陸の状態 †

サフィー : 「所でフォルン、エレメンティアって平和なのかしら危険なのかしら？その辺り気になるわ」

フォルン : 「ええと。今のラーディア大陸は人同士の争い、戦争は国境なき半島を除いてほとんど起きていないので、戦争があるかないかについてで言えば、この世界は平和といえるでしょうね。ですが、害獣はたくさん存在しますし、獰猛な生物たちは時折見かけられます。そういったのを退治するのも冒険者の役目ですね。」

サフィー : 「危険なところもあるのね」

フォルン : 「そして何より、エレメンティアではアンデッドやデーモンという、精霊ならざる者たちが現れてエレメンティアの生き物たちを害そうとしてきます。これらはそこらへんの獣よりずっと強く、必ずしも安全とは言い難いです」

サフィー : 「精霊ならざる？私だってあんただって精霊じゃないじゃない」

フォルン : 「あ、いえ。精霊ならざるというのは、精霊の力が通っていない・・・つまりエレメントがない存在なんです。厳密にはアンデッドは少し違いますが・・・」

サフィー : 「この世界のものは全てエレメントで出来てるとかなんとか言ってなかったかしら？」

フォルン : 「ええそうです。ですからデーモンなどは異界から来た・・・といわれていますね。デーモンたちは強力なものに関しては人為的に召喚しようとしない限りまず出てくることはありませんが、下級デーモンたちは突如どこかに現れては村を襲ったりして来ることがあります。他にも世界の秩序崩壊をもくろむ『闇』という組織や人とは思えない力を得た者どもが現れることもあって。エレメンティアは決して安全とは言い切れません。むしろ今のところ概ね安全、といった方がいいかも知れません」

サフィー : 「あれかしら、冒険者っていうのはその危険の種が芽吹かない様に取り除く仕事って事なのかしら」

フォルン : 「はい、そういう側面もありますね。冒険者は基本的に便利屋の様な立場にはありますが、こういった存在と戦ったりすることもあるでしょうし、高いレベルの冒険者は英雄候補として見られて、強力なデーモンやアンデッドと戦うことも少なくないでしょうね」

サフィー : 「なんだかものすごく命を縮めそうだわ・・・」

フォルン : 「その分報酬などはかなり多いそうですよ。勿論命はお金には変えられませんが」

サフィー : 「見返りは大きいわけね（ふーん」

フォルン : 「エレメンティアは歴史上何度も強力なデーモンの軍団や化け物じみた力を持つ者、『闇』の組織などによって世の中の秩序が乱されたり、酷い時は支配を受けたこともあります。今とは比べ物にならないほど高い技術を誇った古代の王国すらも滅ぼされました。ですから、どの国においても、これらを対処する際の依頼は弾みますし、高レベルの冒険者はそれらと多く戦うことになりますから、英雄候補として見られるわけですね」

サフィー : 「ふーん、でも今は平和なのね」

フォルン : 「数百年前に7英雄と呼ばれる者たちが、大陸を支配していた『闇』を退けてからは、度々戦争などはありましたが、基本的には平和ですね。ですがその平和がいつまで続くか・・・それは誰にもわかりません」

サフィー : 「・・・怖いこと言わないでよ」

• エレメンティアの世界は繁栄と衰退を繰り返している世界であり、