CANALAZZO 10号


CANALAZZO 10号

2006/04/09(日)発行

━━━(1面)【国際】イスパニア、動員令を発布━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

このほど、イスパニアで大規模な動員令が発布され臨戦態勢に入ったことが明らかになった。
(関連記事→2面)

計画では、遠征の候補地として東アフリカやインド方面も検討されている模様だが、消息筋によれば、遠征先はカサブランカとの見方が濃厚だ。
また、この時期の出兵については、虎の子、アルマダによる示威行動がしたいだけとも、新大陸に送り込んだコンキスタドレスが補給拠点を築いた後、一向に成果を挙げないことから高まる国内不満を逸らすための行動とも見られている。

━━━(2面上段)【国際】カサブランカ・エンクロージャーはじまる━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

イスパニアの出兵計画が国際社会に波紋を広げている中、その顕著な例がイングランドに現れている。
かの国では、一部のイングランド至上主義者が
「カサブランカにある、イングランド人の生命・財産その他の権益は、イングランド人自身の手で守られなければならない」と“積極的防衛論”を唱え、これが一定数のイングランド臣民の支持を得て、カサブランカで、羊の放牧地ならぬイングランド人入植地の囲い込み運動を展開している。
この運動に対してはポルトガル側も反発を強め、当地は開戦前から葡・英の一触即発状態となっている一方、列国の動向に少なからぬ影響を与えている。

━━━(2面下段)【国内】ヴェネツィアでも出兵論━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ヴェネツィアの元老院においても、出兵ならびに連盟について、終日活発な議論を続けてられており、また、モチェニーゴ官房長官自ら世論調査を開始した。
現在、イスパニアとの連盟を模索する意見が優勢であるものの、状況は流動的で、日曜日に開かれた市民の意見公聴会でも市民各位の自主的な判断を求めるとの方向性が示された。
あわせて、海軍はアドリア海で模擬演習を実施し、動員体制を整えつつある。

━━━(3面)【国際】6カ国協定の失効迫る━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

2月に発効した6カ国協定が、4月12日を持って一部失効する。
失効するのは、東地中海における私掠行為の禁止・警備行動の強化の条項。
これを受けてクレタ島駐留の警備艦隊司令部は、東地中海を航行するヴェネツィア商船団に対し、4月12日以降、護衛艦を同行させることを推奨している。

また、このほどヴェネツィア市民権を持つ者が複数、海賊団を結成し、それぞれヴェネツィア・アテネを拠点に活動を予定しているとの風説が流れており、当該地域を航行する諸国の商船団はその動向に注目している。

━━━(4面)【広告】急募!調整担当官━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

〔仕事内容〕海戦時の志願兵艦隊編成の陣頭指揮、およびその補助
〔資  格〕ヴェネツィア市民権を有する者なら誰でも、若干名
      未経験者可・経験者優遇
〔勤  務〕4月14日−16日3日間(1日だけでも可)
〔任  地〕未定(ロンドン・カサブランカ・セビリアなどが候補地)
〔報  酬〕ヴェネツィア貴族なら“奉仕”の精神で
〔応  募〕当日、声を上げれば即採用

ヴェネツィア海軍司令部人事課 担当/カラーファ