対人関係・アサーション


過去ログから、参考になりそうなレスを集めていきましょう。また、過去ログにある「人間関係トレーニングスレ」にもたくさん参考になる情報が埋もれています。

主張訓練(自己主張訓練、アサーティブ・トレーニング)は自分ならび他者の権利を尊重しながら、自分の感情や思考、考え方などを、
相手に攻撃的、あるいは非主張的(受け身的)にならずに伝えていく方法で、特定の場面だけではなく、アサーティブな行動がとれる場面
の数と種類を増やしていくトレーニングです。1950年代後半から1960年代にかけて、行動療法家の大家ウォルピらがはじめたものです。
アサーティブさやアサーションは日本語では「主張性」と訳されることが多いです。
主張訓練が発展したものにSST(ソーシャル・スキル・トレーニング、生活技能訓練)があります。~デイケアや作業所などで行っていることも多いです。
SST関連の本も参考になるでしょう。

アサーションについてはこちらのサイトを参考にするといいでしょう。

http://www.ask.or.jp/lifeskill/columns/colum_top.html

http://e-doc.no-ip.com/archives/493

非主張的自己表現・攻撃的自己表現・アサーティブな自己表現

状況に応じて適切な自己表現ができるように自分の行動をトレーニングすることをアサーション・トレーニング(アサーーティブネス・トレーニング)といいます。

「アサーション・トレーニング 著者 平木典子」で非主張的自己表現・攻撃的自己表現・アサーティブな自己表現について次のように述べています。
■非主張的自己表現(受け身的)
〈非主張的〉とは、自分の気持ちや考え、信念を表現しなかったり、しそこなったりすることで、自分から自分の
言論の自由を踏みにじっているような言動を言います。これには、自分の気持ちや考えを言わないだけでなく、
あいまいな言い方をしたり言い訳がましく言ったり、他人に無視されやすい消極的な態度や小さな声で言うことも含まれます。
このような言い方は、一見相手を立てているようだったり、相手に配慮しているように見えますが、
自分の気持にも不正直で、相手に対しても率直ではありません。

したがって非主張的な言動をした後は、「自分はやっぱりだめだ」といった劣等感や、「どうせ行っても分かってもらえないにきまっている」
 といったあきらめの気持ちが付きまといます。また、相手に対しては、「譲ってあげたんだ」といった恩着せがましい気持ちや、
「人の気も知らないで」といった恨みがましい気持ちが残ります。

■攻撃的自己表現
〈攻撃的〉とは、自分の意見や考え・気持をはっきりと言うことで、自分の言論の自由を守り、自分の人権のために自ら立ち上がって
自己主張しているのですが、相手の言い分や気持ちを無視、または軽視して結果的に相手に自分を押し付ける言動を言います。
そこには「自分が一番」とか「あなたはダメ」といった、その場の主導権を握り相手より優位に立とうとする態度や、「勝ち負け」
で物事を決めようとする姿勢が見え隠れしていて自分にも不正直とも言えます。
つまり攻撃的とは単に暴力的に相手を責めたり大声で怒鳴ったりするだけではなく、相手の要求を無視して自分勝手な行動をとったり、
巧妙に自分の欲求を相手に押し付けたり、相手を操作して自分の思い通りに動かそうとしたりすることを言います。

このような言動をしている人は堂々としているように見える割にどこか防衛的で必要以上にいばったり強がっていたりします。
また自分の意向は通ってもその強引さのために後味が悪いことが多く、それが自分の本意ではなかったことに気付き後悔することになります。

■アサーティブな自己表現
〈アサーティブ〉とは自分も相手も大切にした自己表現です。自分の人権である言論の自由のためには自ら立ち上がろうとしますが、
同時に相手の言論の自由も尊重しようとする態度があります。
アサーティブな発言では、自分の気持ち、考え、信念などが率直に、その場にふさわしい方法で表現されます。
そして相手が同じように発言することを奨励します。
その結果としては、お互いの意見が葛藤を起こすこともあり得ると考えます。
葛藤が起こった時は、すぐさま折れて相手に譲ったり、相手が自分に同意してくれることを期待するのではなく、
面倒がらずにお互いの意見を出し合って、譲ったり、譲られたりしながら、双方にとって納得のいく結論を出そうとするものです。

このような言動は、自信と余裕に満ちており、自分にすがすがしいだけでなく、相手にもさわやかな印象を与えます。
また、相手は大切にされたという気持ちを持つと同時に、二人の努力に対して誇らしい気持ちを持つでしょう。
以前は「非主張反応」「攻撃反応」「主張反応」の3つに区別しましたがその後、攻撃性について研究が進み、
直接的でむき出しの攻撃性と、間接的で受動的な攻撃性が区別されるようになったのを受けて「威圧性」と
「直接性」の2つの軸を交差させて4つの反応に分類しました。

          《 他者に他する4つの反応パターン 》

                             〔直接表出〕
                 |
                 |
           主張        |          攻撃
                 |
                 |
〔非威圧〕――――――――――――――――――――――――――〔威圧〕
                 |
                 |
          非主張    |    間接的攻撃
                 |
                 | 
              〔間接表出〕

例   仲間からの誘いを断る

状況 大学でサークルに所属している。サークルの友人の一人飲みに行こうと誘われた。翌日は早朝からアルバイトがある

・非主張 飲み行きたくないという気持ちは口にも表情にも出さず、むしろ、ぎこちなく笑いながら「うん、いいよ」と言って
     みんなについていく
・攻撃 不愉快そうな顔をして「なんで毎晩お前たちと飲まなきゃならないんだ。大体このサークルは飲み会サークルか?
    飲んでる暇があったらもっ技術を上げろよ」とガミガミ言う。
・間接的攻撃 「行きたくない」とはいわないが、気が進まないという表情や態度をしながら、それでもみんなについていく。
       仲間が話しかけて来ても不機嫌な表情なままである。
・主張 「誘ってもらってありがたいんだけど、明日朝からアルバイトがあるんだ。だから今夜は早く寝ようと思うんだ。
      今夜はダメだけど次の時は付き合うよ」
     と感謝を述べた後誘いに応じられない理由を述べ、はっきりと断ったうえで代替案を口にする。
                                     (人づきあいの技術p51)

(参考)相手を怒らせない自己主張の仕方(感情・理由・要求) FERメッセージ

効果的なメッセージの送り手であるための4つの心得

1メッセージを送るということは、自分自身を作りだし、自分を定義するための手段である。
2メッセージの送り手に対する受け手の反応に影響を与えているのは送り手自身である。
3送り手は、受け手がその人らしくなる手助けをしている
4送り手は自分と受け手の本質的な違いを認識して、誤解の起こる可能性を減らしメッセージがうまく機能する可能性を増やさねばならない。

メッセージは送り手によって記号化され受け手によって解読されます

   《送り手》→記号化→《メッセージ》→解読→《受け手》

この過程の両端で誤解が生じます。送り手は自ら望んだメッセージを送らないかもしれません。人間のコミュニケーションの大半は
非常に下手なものか無意識的なものです。また送り手は時に人を欺こうとします。
受け手のほうはたとえメッセージが明瞭であっても誤って解読するかもしれません。メッセージが不明瞭であればこの可能性はさらに高まります。

■メッセージを送る際の5つの重要な方法(詳細は書籍を参照)
『ボディメッセージ(ボディランゲージ)』
        表情、凝視と視線交差、ジェスチャー。姿勢、身体的距離、みなりと身だしなみ
『タッチ・メッセージ』
        他の人に実際に触るボディメッセージの特殊な形。肯定的のものと否定的なものがある。
『音声メッセージ』
        大きさ、強調、高さ、発音、アクセント、力強さ、間と沈黙
『言語メッセージ』
       「私」メッセージを送る、個人的情報をあらわにする、感情を表現する、感情のメッセージを送る
『行動メッセージ』
        言葉と行動が一致することは非常に重要
                                                                                ( 思いやりの人間関係スキルp67)

非言語行動

対人関係のコミュニケーションのうち言語的コミュニケーション以外のもの。
言葉と表情が一致しないと「言行不一致」になります。現行不一致ですと自分の本当の気持ちを分かってもらえず、人間関係に誤解が生じやすくなります。
したがって言行不一致の人は相手から信頼されにくく、逆に言行一致の人は相手に信頼されやすくなるわけです。
アサーティブに生きるためには「どんな言葉で言うか」よりも「どう存在するか」を学ぶことが必要なのです。非言語的トレーニングは不可欠です。

  〔アサーティブ行動を構成する8つの項目]
1視線を合わせる 目で見ている方向が関心を表す
2姿勢      体の向きを相手にどう合わせるか重要。真剣に話そうとすれば相手と同じ高さで相手と向かい合う
         緊張関係や嫌悪感のある相手の場合、横に座るか体が引いてしまう。
3対人的距離   人と人との距離が違う場合は非常に密接であることを示す
4身体接触    相手との親密さを表す行動。親密な相手ほど身体接触の頻度は高く、疎遠になるほど減少する。 
5身ぶり     体を動かし感情意思を表すこと。
6表情      感情により顔の筋肉がどのような動きをするか自覚することが大事。
         表情分析の研究で知られたエクマンによるとヒトの表情は10種類の感情群
        (怒り・恐怖・悲しみ・嫌悪・軽蔑・愉快・羞恥・罪悪・自責)から成り立つ。
7声の調子・抑揚・大きさ・流暢さ
8タイミング
                             (セルフアサーション・トレーニング)

言行一致させる

感情表現のポイントは、感情は自分が引き越していることを理解する以外にもに、言っていることとやっていることを不一致にしない
ということがあげられます。
ニコニコ笑顔して「腹が立った」と言われても相手にはわかりません。相手はどう受け取ったらいいかわからないためどう応えたら
いいか戸惑うでしょう。アサーティブな人であれば「どちらを伝えたいのですか?」と訊くでしょうが、往々にして多くの人は
必死にどちっらかを察して応えようとしてしまうものです。子どもや部下など弱い立場にいる人がこのメッセージをもらい続けると、
常に判断に窮する状況に置かれるため脅威を感じたり懲らしめられている気持ちになります。

このような、『言っていること(言語表現)』とそれに伴う『非言語表現』とが不一致な表現を「二重拘束的な表現と言います。
相手を二つの矛盾したメッセージによる拘束状態に置き身動きできないようにしてしまうという意味です。
皮肉、とげのある優しい言葉、ふくれ面をしながら「いいですよ」と言うなどは二重拘束のメッセージの例です。

往々にして非主張的(受け身的)な人の表現は二重拘束的になりがちです。
また攻撃的な人の発するメッセージの中には表現全体として矛盾している場合があります。例えば、「自由にしなさい」「人に頼らないで自分でやりなさい」
といったメッセージです。言っていることの内容は「自由を許し」「自立を促し」ているようです。しかし、その言い方は命令的です。
つまり「自由」「自立」を命令していることになるので、その人のもとでは、たとえ自由にしたり頼らなくとも、その人の命令に従っていることに
なってしまうという矛盾が生じるのです。

非主張的と攻撃的な表現は自分に素直ではない自己表現なので、それが無意識に出やすい非言語的表現と結び付くと矛盾や不一致、誤解を作りやすく
したがって、相手を困らせたり、混乱させ、また自分も戸惑う可能性が高いのです。(アサーション・トレーニングp135)

メッセージの真偽

私たちは実に多様な方法でメッセージを送っているので、メッセージの真偽が重要な問題となります。
相手が本当のことを言っているか嘘を言っているか、あるいか本心から言っているかそうでないか見分ける単純な方法は、
あなたの解読能力を使って、『相手の言っている内容』と『その言い方』の間の 一致度を確認 する方法があります。
同じことが、あなたのメッセージが他の人に解読される際にも言えます。

メッセージを送りたいのであれば音声メッセージもボディメッセージもその言葉にマッチしたものでなければなりません。
また関連があれば、タッチメッセージや行動メッセージもマッチさせるべきでしょう。 ( 思いやりの人間関係スキルp69)

自分と相手の違いを知る

関係している人にこちらがしっかり聞いていることを感じさせるためには相手の目を通して世界を見る能力が要求されます。
報酬を与える聴き方の核心は相手と自分との基本的な区別。つまり「あなた」と「私」との区別、「あなたについてのあなたの見方」と
「あなたについての私の見方」の区別と、「私について私の見方」と「私についてあなたの見方」の区別です。

内的観点・内側からの見方
  「あなたについてのあなたの見方」 
  「私について私の見方」
外的観点・外側からの見方
  「私についてのあなたの見方」  
  「あなたについての私の見方」

他の人の話に耳を傾け、他の人を理解するスキルは外的観点ではなく内的観点によって「私」と「あなた」の間の違いを十分に認識すること
に基づいています。相手の見方を正確に理解していることを相手に示して相手に反応するならば、それは相手の内的観点から反応していることになります。
他方、相手の見方を理解していることを相手に示さない、相手に示すスキルが不十分であれば、こちらの外的観点から反応していることになります。
相手の内的観点から反応することは相手の対場から相手に反応するということです。相手の内的観点の外に立つとは、相手の立場ではなく自分の立場、
あるいは相手が書くあるべきだと考えたことを反映した外的やり方で反応することです。

外的観点の例
「ぼくが聞きたいのは、君の計画がどの程度順調に進んでいるかであって、失敗した話じゃないんだ」「あなたは相手のことを常に尊敬すべきです」
「俺がお前だったら、そいつを殴り倒すな」「あなたは困っているようだ。私の話を聞いてください」

話し手の内的観点に立って反応するということは、話し手の用いている言葉で相手を理解すること。そのためには注意深く耳を傾け話し手に
自らの物語を語る心理的空間を与えてあげなければなりません。また話し手のメッセージを解読する必要があります。
特にメッセージが不明瞭な時には言語メッセージと同時に音声メッセージとボディメッセージを理解する必要があります。
                                      ( 思いやりの人間関係スキルp111)

自分の感情に耳を傾ける

人間関係においては、自分の感情に常に耳を傾けていることが要求されます。(他の人の感情を無視せよという意味ではありません)
自分の感情に対して敏感に耳を傾けることは、他の人の感情に波長を合わせるための重要な基礎となります。

自分の感情に耳を傾ける際には、子どもの時の感情や他の人から教えられた感情に注意を向けるべきではありません。理想的には
『今、ここ」で生じている感情に耳を傾けるのです。現在の状況の中で過去の感情に耳を傾けてしまうと、今何を欲しているかに気づく
ための有益な情報を取り逃がしてしまいます。たいていの人は、自分の自主性と主体性について幻想を抱いているものです。子ども時代の
名残や、他の人からの学習の干渉を受けずに独立的に自主的に行動していると思い込んでいます。このような幻想は考え方を変え、感じる
能力を十分に発揮させようとする訓練の妨げになるかもしれません。

イニシアチブをとってみる

主張性を高めるために、日ごろから意識的にイニシアチブをとるように心がけます。「イニシアチブをとる」とは
相手が行動を起こしてくれるのを待たずに、自分のほうから率先して行動を起こすことです。行動を起こす、とい
っても大げさなものではなく、例えば、相手からの電話を待つのではなく自分のほうからかけてみる、外食での
料理の注文を人に合わせるのではなく自分の好みを言ってみる、何か話題を自分のほうから言ってみるというよう
なレベルから始めます。 イニシアチブを「取る」というよりも「取ってみる」というレベルです。

イニシアチブをとった時の周囲の人たちの反応を注意深く観察してください。また自分の感情や思考の動きを観察
してください。相手の反応も自分の反応悪くなければ、イニシアチブをとり続けましょう。ただし、
 ー分の欲求に注意深く耳を傾け、本当に望んでいることでイニシアチブをとるようにする。
 ∩蠎蠅砲皀ぅ縫轡▲船屬鬚箸觚⇒があることを忘れない。
 A蠎蠅嫌だと拒否する権利を尊重する。

イニシアチブをとることに慣れたら、徐々に「自分から進んで仕事を引き受ける」「自分のほうから何かを提案
する」「自分のほうから働きかける」と言うような主張性の高い反応に移っていきます。 (人づきあいの技術p64)

きっかけを作る

「きっかけを作る」とは、聴く態勢にあること示す短い言葉を相手に言うことです。人間関係のどの段階でも使えます。
きっかけを作るメッセージの中には、「私はあなたの話に興味があり、聴く準備も整っています。あなたが
感じたり考えたりしたこと共に分かち合いましょう」という意味が含まれています。

「きのうはどうだったの?」「今日はちょっと元気なさそうじゃない」「なんだかとてもうれしそうでけど、何か
いいことでもあった?」「なにか悩みごとでもあるの」「どうしたの、良かったら話してくれない」「今日は、いつもと
雰囲気が違うね。なにかあったの?」「あなたの考えを聞きたいわ」   

きっかけを作った後は相手の反応に敏感でなければなりません。相手はまだ話す気になれないかもしれませんし
こちらが話し相手としては適当な人物とはまだ思っていないかもしれませんし、話したいが話すのが難しいと
思っていることもあるでしょう。そのような場合「きっかけ」の言葉の後に、「話すのは難しいかもしれない
けど」「いまでなくてもいいのよ」などを付け加えると相手は話しやすくなるでしょう。 

また、話し手のボディメッセージ も重要です。例えば、職場でパソコンのモニターを見続けているあなたが
相手に顔を向け「どうした、なにかあったのか」と言った後、またパソコンに視線を戻しそのままモニター
を見続けていれば、相手は話す気が失せてしまうでしょう。    ( 思いやりの人間関係スキルp132)

小さな報酬

小さな報酬とは短い言葉による『関心の表出』であり、話し手を励ます働きをします。このメッセージの意味は「私はあなたの話を聞い
ています。続けてください」です。小さな報酬は話し手が自分の内的観点から話すのを励ます肯定的な作用があります、その一方で、
相手の言うことの中から一定のものだけ強化を与えて、相手の内的観点の外に相手を引き出そうとする露骨あるいは微妙な試みをする
という否定的な作用にもなりえます。

「小さな報酬」の例
うんうん そうだね そのあとは? 確かに もっと聞かせて それから 続けて そう なるほど 本当? まあ! その通り!
おもしろいね わぁ! それで? うーん わかる まさか 
                                 ( 思いやりの人間関係スキルp133) 

質問を使い分ける。

質問には「開かれた質問(開いた質問)」と「閉じられた質問(閉じた質問)」があります。

【開かれた質問】
質問された相手が「はい」とか「いいえ」で答えられない質問。
あることについてあまり限定しない問いかけで、応える側にはその質問の範囲で選択権が与えらます。
答える人が、話したいことを選択する余地があり、それだけ自由に話すことができ、質問者が思いもしなかった話が出てくる可能性を
含んでいるので、情報が多く得られ、話を広げ、新たな視点や考えを引き出すのに役立ちます。
話し手が自分の考えを整理しそれを外に向かって話すのを助け、話し手と内的観点から分かち合うことを可能にします。

「ディズニーランドに行けばどのくらいのことができますか」「仕事はどうですか?」「最近の仕事の子を聞かせてください」
「○○のこと、どう思う?」

【閉じられた質問】
「はい」と「いいえ」で答えが済んでしまう質問や、ほんの数語で返答できる問いかけです。
「はい」「いいえ」「いつ」「どこ」といった明確な返事がほしい時、物事をはっきりさせたいときに有効です。
また、話し手の反応の選択を制限してしまうことにもなります。そして閉じた質問は否定的な効果を持つことがあります。
1,この質問を用いると、聞き手が会話をコントロールしているとみなされる可能性があります。
2,話し手と、深くかかわれず、話し手の内的観点からの反応が妨げられ、聞き手の外的観念に対する解答しか得られない。
3,閉じた質問は尋問のように聞こえる場合があります。話し手の話そうという気力を無くし、沈黙を作り出し、その沈黙が次の閉じた質問を
 呼び起こしてしまいます。開いた質問でさえも控えめな使用が望ましいです。

「ディズニーランドに行けば、十分に過ごせますか」「仕事には満足してますか?」
 「○○のこと、好き?」
                          (アサーション・トレーニングp109)   ( 思いやりの人間関係スキルp134) 

「私」メッセージを送る

トマス・ゴードンは『親業』という本の中で「あなた」メッセージと「私」メッセージと言う有効な区別を提唱してます。
「あなた」メッセージは、他の人に焦点を合わせた『判断的』なメッセージです。
たとえば「あなたはすぐにそれをやめなさい」「私言ってることがあなたはきこえないの」「あなたは私をいらいらさせるんだよ」などです。
「私」メッセージというのは送り手自身を中心に置いたものです。
「あなたのステレオがうるさいと私は休めない」「ぼくは家に帰ってすぐ遊ぶ気になれないな」などです。
送り手が「私」メッセージを送っているときは、送り手自身のことを話しています。
私たちがもっと自分のことを話せば人間関係においてオープンで正直な意思疎通が図れます。

「私は」という言葉で始まるメッセージにはいくつかの長所があります。
1、「私」と「あなた」は全く別の人間であり「私」が「あなた」について考えたり感じていることは、
 あくまで「私」感じ方であり、必ずしも「あなた」の本当の状態ではないことを認識できる。
2、自分の思考、感情、行動に責任をとることになる。
3、「あなた」メッセージは、言外に意味を持たせて非難する傾向があるが、「私」メッセージは防衛的でない。
4、「私はあなたが好きだ」のような肯定的表現の場合、観念的でなく心情的に聞こえる。

『私メッセージではない』具体例
「その塩をとっていただきませんか」「たまたま恋人が妊娠したところだった」「あなたは私にその絵を買ってほしいの?」
「あなたはもう私のことを愛していない」「あなたは口がきけないの?」「お前は最低だ」「たいていの人があなたを素敵だと思っています」
「あなたが私を、こんなに早くその気にさせた」「私たちは、教師としてのあなたには満足していない」など

自分の「感情」「思考」「行動」について私メッセージを送ることができますし、それ以外のメッセージを送ることができます。

例
■感情 
 (状況)AさんとBさんが口論している。
 Aさんの、私メッセージではない言い方 「お前は最低だ」
 Aさんの、私メッセージ        「ぼくは傷ついた。腹が立つ」 
 
■思考
 (状況) CさんDさんは、Cさんが面白いといっている映画を見に行った。
 Cさんの、私メッセージではない言い方 「この映画どうだった?」
 Cさんの、私メッセージ        「私この映画、素晴らしいと思った」
 
■行動
 (状況)ある子どもが母親が帰宅した時ちょうど皿を落とした。
 ある子どもの、私メッセージではない言い方「お皿が割れちゃった」
 ある子どもの、私メッセージ       「お母さん、私お皿を割っちゃった。ごめんなさい」

「あなたは」「それは」という単語で始めてはいけないわけではないですが
自分の感情、思考、行動についてメッセージを送り自分のことを伝えたいと思うのなら
「私は」という言葉で初めて明瞭に意思伝達をすべきです。(思いやりの人間関係スキル)

私メッセージ(Iメッセージ)とあなたメッセージ(Youメッセージ)を区別する。

「あなたメッセージ(Youメッセージ)」は、主語が「あなた」になっていて、相手に焦点を合わせた《判断的》なメッセージ、断定的な話法です。
「命令」や「警告」、「説教」「批判」「悪口や皮肉」などに典型的に現れます。

たとえば、
「(あなたは)すぐにテレビを消しなさい」(命令)、
「(あなたは)どうして人の言うことが聞けないの」(説教)
「(あなたの)こんなやり方ではダメでしょう」(批判)などです。

これに対して「私メッセージ」は主語が『私』になっていて、話者自身の思考や感情を表明する話法です。重要なことは、「あなたメッセージ」
で伝えようとした意図が、多くの場合「私メッセージ」で伝えられることです。

先の例は
「(私は)すぐにテレビを消してほしいな」
「私の言うことを聞いてもらえると助かるんだけど」
「私はこのやり方だじゃダメだと思う」と言い換えることができます。

同じ意図を伝えているのに「私メッセージ」は「あなたメッセージ」のように批判がましくなく、それでいながら主張的なメッセージとなります。
それは『私』と『あなた』とは別の人間であり、『私』が『あなた』について感じたり考えたりしたことは、あくまで「私」の感じ方であり、それ
を伝えたいのであって、必ずしも『あなた」の状態を非難することが目的ではないという意図が伝わるからです。

私メッセージは、押し付けがましくない提案型の話法でありながら主張的ですから、イニシアチブをとる時の話法に適しています。
ただし、「私メッセージ」は必ず主語を明示する英語の文法から発想されたものですから、日本語の発想とは多少ずれるところもあります。
とくに『私』を強調しすぎると日本語では押し付けがましくなる可能性があります。
                                                                                    (人づきあいの技術p65

(参考)I(アイ)ランゲージ http://psychotoolbox.web.fc2.com/tool71.html

対処の自己会話

対処の自己会話は内気を管理するためのもう一つの思考スキルです。これは起きている間中、常に心の中で対話する、あるいは自己会話を実行することです。
対処の自己会話を使う目的は不安を鎮めることと目の前の問題に効果的に対処することです。つまり、鎮静とコーチの2つの要素があります。
この自己会話は「完ぺきにできる」「全く不安はない」という絶対的なものではなく、「できるだけがんばろう」「何とかうまくやっていける」
といった内容です。このほうが絶対的なものよりも現実的な目標と言えます。目標を絶対的なものから現実的なものに変えれば、自己会話は意欲を支え、
圧迫しているうち気を減らすことができます。こうして手の届く目標を持てるようになります。
また対処の自己会話は、否定的で無益な自己会話にとって代わる働きもします。

『鎮静用の自己会話』
 ・落ち着くように自分に言う「大丈夫、落ち着いて」「リラックス、リラックス」「気楽にやろう」など。
   また自分への指示もできる「深く呼吸して、そう、その調子」「ゆっくり規則正しく呼吸して」「息を吐くのと同時に肩の力が抜けていくのを感じて」
 ・上手くやっていけると自分に言う「私はこの状況を上手く上手くきりぬけられる」「この不安は、スキルを使えという合図だ」

『コーチの自己会話』
 ・目標を具体化する      「パーティーに行って少なくとも3人の初対面の人と話してみよう」
 ・課題を分析する        目標を達成するのに必要なステップについて考えます
 ・目の前の課題に集中する    パイロットが困難な着陸をするときに自分に言って聞かせるように自分自身に指示を与えます。

対処の自己会話は、知らない人ばかりのパーティーや初めてのデートのようなストレスを伴う対人的な場面の「事前」「最中」「事後」に使うことができます。

【事前】「この不安は私が今までに獲得したスキルを使えという合図だ」
    「落ち着け、この状況に上手く対処する計画を立ててみよう」
    「私は、対処スキルを用いれば、何とかやれる人間なのだ」

【最中】「ゆっくりやれ、ゆっくり規則正しく呼吸しろ」
    「リラックスしろ。一度に1つのことだけをすれば、うまくやれるぞ」
    「すべての人から好かれる必要はない。ベストを尽くせばいいんだ」

【事後】「何とかしようとすれば、必ず上手くいくようになっている」
    「私が学んだ恐れに対する方法は自慢できるぞ」
    「私はやればできることを証明できた」

1, 社会的なスキル不足や内気を温存させている否定的な自己会話があります。あなたも使っているかもしれないそのような自己会話を見つけ出して紙に書いてください。
2, あなたにとってストレスを伴う対人的な状況はどのようなものかリスト化して確認してください。氏の状況の〇前∈巴罩事後、それぞれに
  置ける対処の自己会話を少なくとも3つ書いてください。3インチ×5インチのカードにそれぞれの自己会話を書いておけば、もしもの時実際に役立つかもしれません。
 
対処の自己会話は否定的な自己会話を防ぐ一つの手段です。対処の自己会話は「気を静める」要素と「指示を出す」要素が混じり合う傾向にあります。
対処の自己会話の目標は「不安を抱え込んで、一体自分は何を手に入れたいと思っているのか」に焦点を絞れるようにすることです。
人間関係において困難な主張場面に出くわしたときは面と向かって主張する前に対処の自己会話を反復練習しておくとよいかもしれません。
どんな状況になるか視覚的にイメージし、そこでどういうべきか考えて、実際に言ってみるのです。できれば発生するかもしれない困難や失敗
もイメージして、どうすべきか自分に言っておくとよいでしょう。

事前「落ち着いて、私の目標は何だったか考えて。この目標を手に入れるためにはどんなスキルが必要か」
最中「不安だわ。でも彼は私のことも、私たちの関係のことも心配してくれているってわかっている。冷静になって言わなきゃならないことを言えばいい」
事後「彼が聞き入れてくれるやり方で思ったことが言えていい気分だわ。次からはあんなに不安がる事はない」 
                                                                         ( 思いやりの人間関係スキルp185、p266 p307) 

(参考サイト)自分に声をかける(自己教示法)http://psychotoolbox.web.fc2.com/tool26.html

基本の4スキル


うれしい気持ちを伝える

http://cognosco.hp.infoseek.co.jp/1133432876.html#R43

   1.相手の顔を見る
   2.その人に、はっきりと、どうしてうれしかったのかを伝える。
   3.そのおかげで、自分がどんな気持ちになったのかを話す。

   (ポイント)
   1.相手の顔を見る時は、顔のあちこちを見るのでなく、どこか一点だけを見るようにしましょう。
   (顔のあちこちを見ると、いわゆる「じろじろ見る」ことになって、この場合にはふさわしくありません)。

   2.うれしい理由を話す。
   通常は、相手が自分に「○○のことをしてくれたので」という言葉を言えばいい。
   ○○の内容によっては、
   「とても上手に/とても丁寧に/とてもやさしく」などの言葉を
   前に付け加えてもいい。

   3.「○○してくれたので」の後に「とてもうれしいです」といったことを言う。
   言い換えとしては「最高の気分です」「こんなに嬉しかったことはしばらくなかったことです」「もう死んでもいい」などがありますが、
   オーバーすぎるので「うれしい」「うれしかった」「楽しい時間をすごせました」くらいが妥当。

   無感情状態が長い人は、自分の感情に名前をつける訓練が事前に必要かもしれない。

頼み事をする

http://cognosco.hp.infoseek.co.jp/1133432876.html#R44

   1.相手の顔をみる
   2.相手にして欲しいと思うことを正確に話す
   3.そうしてもらえるとどう感じるか相手に伝える

   (ポイント)
   「■頼み事をする」の3ステップのうち、
   「1.相手の顔をみる」「3.そうしてもらえるとどう感じるか相手に伝える」は、
   「■うれしい気持ちを伝える」で使ったのと同じです。

   新しいのは「2.相手にして欲しいと思うことを正確に話す」
   ところだけです。
   「何か(例えばテーブルの上のしょうゆを)取ってもらう」
   など、相手にそう負担をかけずに済む頼み事を、1日1回はやってみましょう。

   「ずうずうしいと思われるのでは?」「断られたらどうしよう?」という
   不安を克服することも、このスキルを練習する大事な点です。

   もうひとつ。このスキルが使えるようになると「■うれしい気持ちを伝える」スキルだけの時よりも、
   ずっとたくさん「ありがとう」とお礼をいう機会やうれしい気持ちを伝える機会が増えます。

   お礼やうれしい気持ちを伝える機会が増えると、自然と人間関係が(友達も含めて)増えていきます。 

相手の言うことに耳を傾ける

http://cognosco.hp.infoseek.co.jp/1133432876.html#R46

   1.相手の顔を見る
   2.うなずいたり、「うんうん」「はい」「そうだね」などとあいづちをうち、あなたが耳を傾けていることを示す。
   3.相手の言ったことを繰り返す。

   (ポイント)
   これはじつは「もてる技術」のミニマム(最小限)・セットでもあります。
   石田純一氏は、3つのあいづち「ほんと?」「うそ!」「しんじられないなあ」だけを駆使して、
   モテ男となりました。

   うなずきは、話をしている人への人間的・社会的な「報酬」です。
   熱心に聞いていることを示すためには、まず本当に熱心に相手の言いたいことに耳を傾けることが必要ですが、
   こちらからもノン・バーバル(ことばでない)発信をする必要があります。

   話したがる人は多いのですが、人の話をきちんと熱心に聞く人は希少なので希少価値があります。

   うなずきは、型通りだとそっけない感じがしますし、
   相手の言ったことを繰り返すのも、あまりそのままでは、気分を害される恐れがあります。
   あくまで控えめに、相手の言った言葉のポイントとなる単語をつぶやくとか、
   おしまいの語尾を疑問形にするとか、小細工も必要になるかもしれません。

   いずれにせよ、基本技の展開なので、まずはこの基本スキルを身に付けることが大切です。

不愉快な気持ちを伝える

http://cognosco.hp.infoseek.co.jp/1133432876.html#R53

   1.相手の顔を見る。落ち着いてきっぱりと話す。
   2.相手のどの行動によって、気持ちが動揺したかを正確に話す。
   3.自分がどんな気持ちになったかを伝える。
   4.こうしたことが今後起きないようにするために、どうしてほしいか提案する。

   (ポイント)
   1と2は、すでに「うれしい気持ちを伝える」でやったことの応用です。
   3が一番難しく、不愉快な気持ちを見極める能力が必要です。
    しかし自分の不愉快な気持ちを見極めることは、すべての人ができることではありません(とくにメンヘラーの場合)。
    そうした人は、「不愉快な気持ちのリスト」をまず作ってみて、
   本などをみて参考にしながら、完成させることをやってみましょう。
    ロールプレイの最中に、「不愉快な気持ちのリスト」をはり出したり、見ながら行ってもよいでしょう。

(参考)感情を表す言葉の一覧表 http://www5d.biglobe.ne.jp/~beloved/projectm/kodougu/kotobaitirann.html

    上手に不愉快な気持ちを伝えることは、不要な口論を避けたり、トラブルを回避できたりするために、とても大切なスキルです。
    このスキルを身に付ければ、不愉快な気持ちを我慢して、もっと不愉快になったり、
   また不愉快な気持ちを爆発させて、さらに事態を悪くしたりしなくてすむようになるでしょう。

聞くスキル

http://cognosco.hp.infoseek.co.jp/1191565622.html#R676

676 名前:優しい名無しさん:2008/07/05(土) 09:04:28 ID:lWPMROhE
コミュニケーションスキルは「話す」と「聞く」に大別されるが
話すよりも聞くほうが簡単であるし、かつ、相手の反応も好印象になる。
私は「聞く8割、話す2割」を心掛けてます。

経験上、聞くスキルというのは以下の3つで十分ですね。
本を書く人はボリュームをつけるために些末なテクニックまで書くものだが
以下の3つを覚えておけば、特に本を読む必要はないよ。


聞くスキルその1 … 部分的に同意する(バーンズさんの武装解除法と同じ)

相手が言ってることの一部に心から同意する。
「おっしゃる通り、○○という部分は私も本当にそう思います」など。


聞くスキルその2 … 開いた質問をする

「それは、どんな○○なんですか?」というように、相手が自由に返答できるような質問をする。
相手がYES・NOでしか返答できない質問(閉じた質問)は避ける。


聞くスキルその3 … 反射する

相手がしゃべった内容と同じ内容の話を返す。
「昨日、上司からひどく怒られてねぇ…」 → 「へぇー。昨日、上司から怒られたんですか」
「そうなんだよ。納品にトラブルがあってね」 → 「なるほど。納品に問題があったんですね」
「今日、得意先へ謝りに行くことになってさ」 → 「ははぁ、今日は得意先へ詫びに行くんだね」


まずは相手にスキル1を試し、以降スキル2とスキル3を交互に繰り返す。
これだけで聞くスキルは十分。つまり会話の8割はこれでOK。
残る2割はアサーションなんかをやればいいね。
39 名前:優しい名無しさん[sa] 投稿日:2009/11/09(月) 20:33:46 ID:t+YQBPmI
(略)
そのために貴殿が使える技法として「反射」というものがあります。

レベル1―――同じ言葉で反射

  「子供をいじめた相手に腹が立つ!」→「いじめは本当に腹が立つよね」

レベル2―――似た言葉で反射

  「子供をいじめた相手に腹が立つ!」→「いじめには怒りを感じるよね」

レベル3―――本質を突いて反射

  「子供をいじめた相手に腹が立つ!」→「いじめた子を懲らしめたいよね」

人間はこのように反射されると「自分は理解してもらえた」と思えるようになり
同時に自己理解や自己受容が深まっていきます。
自分で自分を観察する力(メタ認知)が育っていくわけですね。

メタ認知が育つにつれて自然と協調性や互恵性が生まれるので
競争性や自己中心性といった自己愛傾向は影をひそめることが多い。
既にレスに挙がっているアサーションと並行して活用されるといいでせう。

反射

「反射」とは、話し手が、言語・非言語で送ってきたメッセージの核心部分を、聴き手が、鏡に映すように話し手に返す行為を言います。
カウンセラーがカウンセリングで相手の話を共感的に聞きだすテクニックとして発達してきたものであり、聴くスキルの基本的な要素の一つです。

もっとも単純な初級の反射は、相手が言った言葉の一部をそのまま繰り返します。
こればかりだと単調で不自然なので、相手の言った言葉を別の語句に言い換えるのが中級レベルの反射です。
さらに上級のレベルの反射では相手の言ったこと全体を要約して相手に返します。

反射を実行する際のポイントは、話し手の感情をとらえることです。私たちが誰かに話をする主な目的は、「情報の伝達」と、「感情の共有」
の2つです。「情報の伝達」は、話し手が知っている情報を聴き手に伝えることが目的ですから、客観性が重要になります。
「感情の共有」は、話し手が自分の感情体験を聴き手と共有したいという欲求に基づいて行われます。したがって聴き手としては話されている
内容が事実であるか否かというよりも、話し手の感情状態に注目し、それを反射させます。具体的には、話し手の感情を表現している単語や
感情に関連するごく、感情を伝える非言語手がかり(笑顔、声の震えなど)に注目して反射させます。感情をとらえれば単純な語句の繰り返
しでも効果的です。

例
 話し手「最近彼女に無視されてるって感じるんだけど、なんで無視されなきゃなんないのかわからないんだよなあ、まいったよ」
 聴き手「無視されているのか」(単純な反射)

 話し手「最近彼女に無視されてるって感じるんだけど、なんで無視されなきゃなんないのかわからないんだよなあ、まいったよ」
 聴き手「まいっているのか」(感情の反射)

 話し手「最近彼女に無視されてるって感じるんだけど、なんで無視されなきゃなんないのかわからないんだよなあ、まいったよ」
 聴き手「相手にされていないのか」(語句を言い換える)

 話し手「最近彼女に無視されてるって感じるんだけど、なんで無視されなきゃなんないのかわからないんだよなあ、まいったよ」
 聴き手「彼女に無視されて困っているのか」(全体を要約)


上手な反射のメリット
 話し手は、ー分の話を聞いてもらっている、理解されていると感じることができる
      ∀辰啓蠅麓分の話の確信や感情状態を確認することができる。
 聞き手は、 峪笋呂△覆燭力辰鯆阿い討い襦廚箸いΕ瓮奪察璽犬鯆樟楔世錣困箸眩蠎蠅謀舛┐襪海箸でき、話し手にとって強力な社会的報酬
     (「安心感」や「相手の存在の肯定」などを相手に与えていること)になる。
      聴き手は自分が理解したことを確認できる。話の内容を話し手に返すので早とちりや誤解が少なくなる。
            
                                              (人づきあいの技術p31)
■単純な反射
「あなたのことがとても好きだな」→「私のことがとても好きなのですね」

   単純な反射をいつまでも繰り返していると、会話が機械的、無機質になり相手を怒らせてしまいます。
  それを避けるため「語句の言いかえる」「感情を反射させる」という2つのスキルを使う必要があります。だからと言って相手の言った
  ことを繰り返すなというわけではありません。控えめに繰り返すのが望ましいということです。

■言い換え技法 語句をいいかえる

 話し手「もう、あなたなんか死んでしまえばいいんだわ!」
 聞き手「僕に腹を立てているんだね」

 話し手「どうも気が重いよ」
 聞き手「憂鬱な気分なんだね」

 話し手「元彼の友人みーんなが、彼の味方するんで嫌になっちゃうのよね〜」
 聞き手「あなたたち共通の友人だった人達が、元彼とだけ付き合っているので気が多いのでしょう。」

■感情を反射させる
  受け手としてのスキル
  ・相手の顔や体からのメッセージ。相手の声によるメッセージ相手の言葉を理解する・自分の感情的反応の流れを調整する
  ・相手のメッセージがどんな状況で発せられているか考慮する・相手のメッセージのうわべに囚われず、メッセージの意味を正しくとらえる
   送り手としてのスキル・感情を表す語句を拾い上げて反応する。相手の感情を的確に、しかも血の通った言葉に置き換える
  ・相手から伝えられた感情に、余分なものを加えたり、差し引いたりせずに声によるメッセージやボディメッセージを送る
  ・理解していることに誤りがないか確認する

相手の感情に焦点を合わせて反射を続けていくと相手が自らの感情におぼれてしまう危険があります。聞き手はどの程度、感情を反射させるか
判断する必要があります。適当なところで「それで、その状況を何とかする方法は見つかった?」などの質問をするのもよいでしょう。

  1、感情を表す語句を拾い上げる。
    相手が感じていることを、上手にくみ取る方法は感情を表す語句に注目することです。

  例
   「昨夜のデート、本当に楽しかったね。全く素晴らしかった。付き合い始めて間もないけど、僕たちの間には何か特別なものが存在すると
     感じているんだ。今度はいつあってくれる?」

    上の例の感情を表す語句は「本当に楽しかったね」「素晴らしかった」「僕たちの間には何か特別なものが存在する」「いつあってくれる?」

  2、音声メッセージとボディ・メッセージを拾い上げる。
    感情を表す語がメッセージの中心に来ないことがあります。例えば、話し手の母親の再婚について「いいことだと思うわ」と言うかもしれま
    せん。同時に声が詰まって口の端が下がって、顔が悲しそうに見えるかもしれません。再婚は確かに相手の母親にとっていいことかもしれま
    せんが、話し手の音声メッセージとボディメッセージは再婚が話し手にとっていいことかどうか疑わしいと思っていることを示しています。

  3言語・音声・ボディメッセージから感情を反射させる。

  例
   [状況] 話し手は大事な数学のテストに失敗した。
   ・言語メッセージ   「私、数学の試験しくじっちゃったから、また受講しなきゃならない。全く自分が情けなくなっちゃう…。」
   ・音声メッセージ   静かな声「情けなくなる」の強調、「自分が」は低い声。最後は次第に小さな声になる。
   ・ボディメッセージ  口をへの字にする、顔が青ざめる、涙を浮かべているうつむき加減、ゆっくりした動作   
   [感情の反射の一例]
   「自分のしたことを苦々しく思っているのね」

■感情と理由を反射させる
  反射を有効なものにするためには、感情とそのと理由の両方を反射させることです。その際、こちららの外的観点から『解釈』したり、説明を
  加えてはいけません。むしろ相手が、ある感情の生じた理由を述べた際に「〜だから、あなたは〜と感じたのですね」と、相手の内的観点を写
  しだすような言い方で反射させます。

 例
  話し手「今度、法学の試験を受けるんだけれど、これでよい点を取ると就職の時すごく有利なんだ。僕の運命がかかっているんだ。とても不安だよ」
  聴き手「運命を左右するような試験が差し迫っているから、とても不安なんだね」
  話し手「そうなんだよ。夜眠れないし食欲もない。緊張が続いているんだ。どうしたらいいか考えているんだけどね。」

「〜だから、あなたは〜と感じたのですね」という反応の仕方は、単に「とても不安なんだね」とだけ言うやり方よりも、深く理解していることを相手に伝えることができます。

                                                              ( 思いやりの人間関係スキル 第5章)

対決技法

対決というと相手の反対の対場をとり、心理的に攻撃を加えて、相手の守りをはぎ取ろうとすることのように思われますが、
ここでは相手の「現在の物事の見方」へ挑戦し、相手の物事の見方を変化させるきっかけづくりをする、つまり様々な情報
を受け入れやすくする準備づくりのようなものです。
1人1人の人間は、それぞれ独自のものの見方をしています。その物の見方に対し外部から挑戦を受けたり外部と対立すると、
思考の限界が広がったり深まったりします。「対決」には「不一致との対決」と「現実の歪曲との対決」の2つがあります。
ここで強調しておきたいのは、対決は話し手が自らのものの見方を広げたり探ったりするよう促すために用いる点です。
出発点はあくまで話し手の内的観点であって聞き手の観点ではありません。(相手との争うに立ち向かう場合など、出発点が
聞き手の観点の場合もあります)

■「不一致との対決」
 人の話を聞いていると、以下のようなメッセージの間の不一致に気づくことがあります。
 ・言語メッセージと音声メッセージやボディメッセージとの不一致
 ・言葉と行動の間の不一致
 ・以前に言ったこととの不一致
 ・相手の自分自身に対する見方と、こちらの相手に対する見方との不一致
 ・相手のこちらに対する見方と、こちらの自分自身に対する見方との不一致

 「《不一致との対決」を行う場合の話し方》
 反射をしてから、
 ・基本形「あなたは一方では〜と言っていて、他方では〜」
 ・短い形「あなたは〜というけど、でも〜」
 ・応用 「この間は〜と言っていましたが、今は〜と言っているのですね」「考えとしては〜ですが、気持としては〜」
      「言葉では〜と話していますが、表情(声、ボディランゲージ)は〜」


■現実の歪曲との対決
 相手の現実に対する見方との対決するやり方。人はよく不十分な根拠に基づいて極端な結論を出したり、白黒思考や自分の思考感情行動に対する責任
 を取ろうとしないことがあります。たとえば
 「あの人たちはみんなで私を仲間はずれにしている」「ぼくには一人も友達がいない」「私は恐ろしい母親です」「私は、女性の扱いが全くダメです」
 「あの人は私のことをもう愛していません」「ぼくには何のとりえもありません」「それについては何もできない」「彼らが私にそうさせた」
 などです。そこで聞き手は、相手の内的観点に立ち「反射」をして聞き続けるか、現実の歪曲と対決するか、判断する必要があります。

 《現実の歪曲との対決を行う場合の話し方》

 ・「あなたは〜と思うのですね(反射)、その根拠はどのようなことなのですか?」
 ・「〜の理由は、何か別に考えられませんか?」
  ・「あなたは〜と考えているようですが、事実は〜ではないでしょうか」

■ 対決するときの指針
1,「反射」ではじめよ
2,できるだけ話し手が自ら対決するよう手助けせよ
3,相手を言い負かさない
4,最小限にとどめる
5,脅威を与える音声メッセージやボディメッセージは避ける
6,最終責任は話し手に残しておく
7,何回も用いない
8,断定的な口調を避ける
                                            (思いやりの人間関係スキルp164「対決」)  

思考スキル

弁証法的思考

二分法的思考に陥ると、必ずどちらか一方が勝利し、他方は敗北するという『妥協のない闘い」が繰り広げられることになる。
話しあいや言い争うが激しさを増していけば、『2人の関係を維持しながら目の前の問題を上手に解決しようとは、あまり思えなくなってくる。
 
■二分法的思考
・「あれか、これか」と二者択一的に考える
・「全てか、さもなければ、無か」と考える
・「私か、相手か」と考える(どちらか一方のみに利益がある考え方)
・意固地になる(『過剰に防衛的』あるいは『受け身』になり、他人の意見に耳を傾けない)
 
■弁証法的思考
・「あれも、これも」と考える
・「欠けているものを補う」(100点でなければ0点 と考えるのではなく、何があれば今より持つと良くなるか を考える)
・「わたしも、あなたも」と考える(双方に利益がある考え方)
・柔軟性を保つ(自分の意見に固執しないで、多くの意見に耳を傾ける)

             【二分法的思考に対抗する弁証法的実践ワークシート】

・もめごとの内容   ______________________________________________________

・私たちの問題は何か ______________________________________________________

・このもめごとについての私の情動  _______________________________________________

・このもめごとについてパートナーはどう感じていると思うか(パートナーの行動や、示唆的なサインも含めて)
            _____________________________________________________


私たちのもめごとに見られる二分法的思考のチェック
 
・「あれかこれか」思考  ____________________________________________________

・「全てか、さもなければ、無か」思考  _____________________________________________

・「私か、相手か」思考  ____________________________________________________

・意固地になること  ______________________________________________________

次に弁証法的思考で考えてみよう

・「あれも、これも」思考   __________________________________________________

・「欠けているものを補う」思考  ________________________________________________

・「わたしも、あなたも」思考  _________________________________________________

・柔軟性を保つこと  ______________________________________________________
 
結果の記入(弁証法的戦略を使ったことにより生じた違い)
    _____________________________________________________________
                               (弁証法的行動療法ワークブックp145 第13章親密な人間界のスキル)

相手からイエスの回答が貰える質問を作る

http://cognosco.hp.infoseek.co.jp/1071969686.html#R290

290 名前:優しい名無しさん :04/07/06 13:59 ID:r77i9/gz
   人間関係トレーニングで、自分一人でできる「素振り」のようなやつに、

   「相手からイエスの回答が貰える質問をつくる」
   というのがあります。
 
   良い天気なら「イイ天気ですね」とか、簡単のなら、こういうことです。

   とっさに10個おもいつけるようになったら、
   とりあえず、「内容のない社交事例的おしゃべり」に関するかぎり、不安がなくなります。
   当たり前のことばっかり言って嫌われないか、って? 心配ご無用。
   基本的に「イエス」と言うのは,気持ちのよいことですから。

   むしろ「いきなり告白」など、判断を迫ることばかりしか言わないタイプ
(しかも結局ノーとしか言えない決断をせまるタイプ)は、話すのがつらくなります。

   そこで(エクスポーズ案)
   ・道にまよっている振りをして、行きたいところ(たとえば美術館)へ向かっている風な人を見つけて声をかける。
 
   「あの、美術館はどういけばいいんでしょう?」
   「あ、私もそこにいくところなんです。ご一緒しましょうか」
  
  を目指す。これだと、最低、そこへ行くまでは「お話」しなければなりませんから。

    で、さっきの「イエス」質問を応用するなら
   「絵がお好きなんですか?」→(とうぜんイエスだろう)
   とか、そういうことを質問するのです。

自然に「ありがとう」と言える状況を作る

http://cognosco.hp.infoseek.co.jp/1067765570.html#R282

282 名前:優しい名無しさん :03/11/13 07:12 ID:GubVPVbj
なになに、友達が欲しいって?
ベイビー、自分の希望(欲望)を、素のまま、口にだしちまうのが、おまえの悪いところさ。
そんなのちっとも「自然」じゃないぜ、相手が引いちまうぜ。

相手に「ありがとう」と言ってみな。ただし「自然」にだぜ。

そうさ、いきなり「ありがとう」はないだろ?だから、まず相手に何か頼むのさ。
何か「もらう」のがいいな。そしたら「ありがとう」は自然だろ?
そう、最初は、それも相手がただでくれるものがいい。

「ただでくれるもの」が何か分からないって?ベイビ−、アタマをつかいな。
「ただでくれるもの」、それは誰かにあげても、減ったりしないものさ。
それなら気安く誰かにあげられる。

それは親切だろ、だって? おしいな。まちがいじゃないんだが、つまりだ、
おまえさんから相手に「親切」を頼むのは、不自然だろ、な、そうだろ?
相手に頼めないとだめさ。もらうのは、そう「親切」で、かまわないんだがね。

なに、もう降参かい? おいおい、それじゃあんまりだ。はやすぎるぜ。
よし、ヒントをやろう、おいらがおまえさんに、いまからやろうとしてるもんさ。
・・・「情報」だよ。情報をくれ、と頼むのさ。「秘密」じゃないぜ。
ほんとの「秘密」は、広がると値うちがなくなっちまう。
ただの「情報」は、もともと知ってるやつには、ただみたいなもんなのさ。

よし、あの子に何か教えてもらえ。そうだな、たとえば道を聞くんだ。
あの子にとってはなんて事はない。そしたらおまえさんは言う。「ありがとう」と。
となりの机の子には、まだ持ってない教科書を見せてもらうんだ。
おまえさんは、まだこの町について何もしらない。「ありがとう」の言い通しだぜ。

ああ、あばよ。これでおまえさんも「友達」ができるだろ。なに、おいらにも
いってくれるのかい? ありがとう、って。

相手を怒らせない自己主張の仕方(感情・理由・要求) FERメッセージ

http://cognosco.hp.infoseek.co.jp/1133432876.html#R18

18 :優しい名無しさん :2005/12/02(金) 17:59:39 ID:LkvuHg0K
 最低限ひつような英語が、Hallo、Please、Thank youであるように、ほとんど一人で生きていこう 
 としても言葉が必要になるのは、自分一人ではどうにもならなくて、人にものを頼むときである。 

 推奨されるフォーマットは、頭文字をならべてFERと呼ばれてる。 
 Feeling(自分の気持ちをいう) 
 Explain(その理由をいう) 
 Request(相手にしてもらいたいことをいう) 

 順番はこのとおりでなくてもかまわない。 
 たとえば 
 「ステレオの音がうるさくて(=Explain)、集中できないで困る(=Feeling)んだよ。音を小さくし 
 てくれないか(=Request)」 

 自分の気持ちをいうことで、相手を否定的に取り扱わなくて済む。また腹に溜め込んで、ストレスを 
 増やさなくて済む。 
「〜するな」と禁止的に命令するよりも、ずっとやわらかく依頼できる。 
 理由をいれることで、協力的な関係を前提にできる。これから作るのであっても、すでにある関係を 
 壊さないのであっても。 
■依頼の基本形は 『感情』+『説明(理由)』+『依頼内容』+『(肯定的結果)』

いきなり依頼の言葉だけを言うのではなく「私メッセージ」で、自分がどのように感じているか、なぜそのように感じているか、
また、なぜ依頼しなければならなのか理由や状況を説明しどうしてほしいのか依頼内容を伝えます。できれば、依頼を聞き入れて
もらうことで生じる「肯定的な結果」を付け加えるとよいでしょう。これらの要素が入っていれば各要素の順序は問題ではありません。

「相手が間でしていない新たな行動をはじめるよう依頼する」と「相手がすでにしている行動を減らすよう、あるいはやめるよう
主張する」場合には、特にこの形式が有効です。

例
「ごめん、今、私、試験勉強をしている最中なんだけど(説明)2人の話声が気になって(感情)勉強が手につかないんだ(理由)
小さな声で話すか、できれば部屋の外で話してもらえると(依頼内容)助かるな(肯定的結果)」

■断りの言葉の基本形は 『謝罪(感謝)』+『説明(理由』)+『断り表明』+『代替案』

断りの言葉の基本形は、依頼や誘いを断ることに対して謝罪する言葉から始まります。日本人は謝罪の言葉を重視していますので、
誘いや依頼を断ることに非がなくても、まずは謝罪の言葉を発します。なお、誘いを断るときは、誘ってくれたことを感謝する
言葉でもかまいません。

謝罪や感謝の後に、なぜ断るのか説明、または理由を挙げます。理由はできれば、統制不可能な原因や外的要因をあげます。
説明や理由を省いたり、統制可能な原因や内的要因(気分が乗らないなど)をあげたりすると、相手は、断られた原因を、関係性
(「私たちの関係性を軽視している」など)や内的要因(「私に魅力がない」など)に帰属してしまう可能性があるからです。

3番目の要素は「それはお断りします」「今日は一緒に行けません」なとの「断りの表明」です。本当に断りたいときは、曖昧さ
や交渉の余地を残さないように断りの言葉を表明します。

「断りの表明」だけだとそっけなく不躾のような響きがありますし、相手は、断られた原因を上に述べたような、関係性や内的要因
に帰属する恐れがあるので、代替案を出します。これにより、「今回の誘いや要求は断るが、関係性は重視している」というメッ
セージを伝えることができます。代替案は真の代替案であることが望ましいですが、「この次には」「いつか」「そのうち」など
のようにあいまいであっても許されます。

例
「誘ってくれてありがたいんだけど(感謝)明日朝アルバイトがあるんだ。だから今夜は早く寝ようと思うんだ。(理由)今夜
はダメだけど(断り表明)次の時には付き合うよ(代替案)」             (人づきあいの技術p75)

ひとりSST

http://cognosco.hp.infoseek.co.jp/1133432876.html

15 名前:優しい名無しさん:2005/12/02(金) 12:47:10 ID:LkvuHg0K
ガイダンスは本を読むことでかわりになるが、3つのステップは一人でやるのは難しい。 
それでもある程度のソーシャル・スキルがすでにあって、苦手なスキルだけを身に付けたいなら、 
ちょっとした工夫で、ひとりSTTができるかもしれない。アサーション(自己主張)トレーニング 
の本や、人間関係トレーニングの本には、ひとりでできそうなものも多い。 

0.スキルの解説(SST関係やアサーション、人間関係トレーニングの本で、該当箇所を読む) 
1.モデリング(他人が、自分が身に付けたいスキルを使っているところをよく観察する。漫然と見 
              るのでなくて、ポイントがどこにあるのかを考えながら、何人もの例を観察してみる。
              これだけで結構、効果がある。) 
2.行動実験(あるスキルを自分の行動に取り入れてみる。事前に取り入れたとしたらどうなるかを 
             予測してノートに記録しておく。また実験が成功しても失敗しても、自分にご褒美を
             出すこともノー トに書いておく。試した後、結果も記録する)。 
3.フィードバック(実験結果をノートにつけながら、どうしたらもっとうまくやれたかも、『自分 
                  へのアドバイス」として記録する。とにかくチャレンジしたのだから、ノートに
                  書いた自分との約束の守って、自分のご褒美を出す)。

(参考技法)tips3行動実験

モデリング

観察学習ともいわれる。他者の行動を観察ことによって学習していく。

アサーティブ・スキルは直接的にロールプレイを通して習得する方法と、間接的に
他者のアサーティブな行動を観察することを通して技術を習得していく方法(モデリング)がある。
789 名前:優しい名無しさん 投稿日:2010/03/24(水) 07:33:09 ID:/iuvc4if
>>746
自分のキャラに合った芸能人などを観察してみるというのはいいですね。

他にも観察する対象は、特定の人物でなく、会話の入り方はある人のある部分、身ぶりのある部分は別の人
といったように、部分部分で探せば、見本手本は身近な所に結構あると思います。
つまり色々な人の、いい部分参考になる部分を見つけて、いいとこどりする。

例えば、大学で、携帯を見るふりをしながら、廊下で、授業の始まる前の教室で、学食で観察すること
ができます。そうすると、学内は会話の入り方などの手本の宝庫になるでしょう。
学生相談室のカウンセラー傾聴主体なら反射スキル(傾聴)の手本になるでしょう。 

(参考技法)tips3ロールプレイング

チェックリスト

http://cognosco.hp.infoseek.co.jp/1133432876.html

34 名前:優しい名無しさん:2005/12/05(月) 18:10:56 ID:eWEaOt81
1.呼ばれたら返事をする。呼ばれたら相手の顔を見る。 
2.人が指差しした方向を見る。どこかよく判らなくても、とりあえず関心を示してそっちを向く。 
3.相手の顔の表情が意味する「感情」を知る。 
4.相手の顔の表情やしぐさなどを見て、何をしているのか分かる。 
5.自分がしたことに対する相手の反応を見て、○なのか×なのか見分ける。 
6.他者が痛がったり苦しがったりしている時に、自分がどうすればいいのか分かる。 
7.自分が悪いことをした時には、(その行動に対して)素直に謝る。 
8.相手の好意に感謝の気持ちを表す。「ありがとう」と言える。 
9.自分が落とした物は拾う・倒した物は直す・こぼした物は拭く。 
10.自分の所持品と他人の所持品を識別する。 
11.人に借りた物は慎重に取り扱い、使い終わったら返す。 
12.時間や場所で行動を仕切り、始める前には「したく」を終わったら「片付け」をする。 
13.みっともない服の着方をしない。 
14.声の大きさとしゃべり方を、場所や状況によって調節する。 
15.何かしている人の動きを邪魔する位置に立たない。 
16.話をしている人の間に立ったり、人の視線を遮る場所に立たない。 
17.順番を守る。並んでいる列の一番後ろにつく。 
18.勝ったり負けたりすることを引き受ける。 
19.興味を持った物に、すぐに手を出して触らない。 
20.いきなり人に触ったり・抱きついたり・叩いたりしない。 
21.他に人がいる所では、独り占めしない。 
22.他に欲しい人がいる時には、みんなで分ける。 
23.他の人が話している時には、話し終えるまで待つ。 
24.自分が話し始めるタイミングをつかむ。 
25.相手の態度から、自分が話し終える必要を感じ取る。 
26.自分の「こだわり」を通して良い場所(プライベートな場面)と、自分の「こだわり」を抑えなければいけない場所(社会的な場面)を区別する。 
27.ルールがあって全員がそれに従わなければならない場所(社会的な場面や構造化された場面)と、話し合って決めていく場所(プライベートな場面やまだ決まりができていない場面)を区別する。 
28.人に言われたことやどこかに書いてあったことは、いつでも・どこでも「同じ」なのではなく、一定の条件が付いていることを知る。 

アサーション権宣言

464 名前:優しい名無しさん:2008/04/17(木) 21:05:43 ID:noSCYiou
『セルフ アサーション トレーニング』 菅沼憲治 にアサーション権宣言というのがあるよ。

         アサーション権宣言 

1.誰も、自分の行動・思考・感情は自分で決めることが出来、しかも自分が起こしている
ものである。だから、その結果が自分に及ぼす影響について責任を持って良い。
2.誰も、自分の行いたいことは理由を言ったり、言い訳をしないで行って良い。
3.誰も、他人の状況や問題を解決するために、もしも協力したいと思えばすればよいし、
したくなければしなくて良い。
4.誰も、一度言ったからそれを変えていけないことはない。自分の気持ちが変わったら変えて良い。
5.誰も、間違いをしても良い。そして、そのことに責任をとって良い。
6.誰も「私は知りません」ということが出来る。
7.誰も、人の善意に応じる際に、自分独自の決断をして良い。
8.誰も、決断するに当たって論理的でなくても良い。
9.誰も「分かりません」ということが出来る。
10.誰も「私には関心がありません」ということが出来る。
11.誰もアサーティブになることを降りる権利がある

効果的なコミュニケーションのための5つの秘訣

 682 名前:優しい名無しさん:2008/12/15(月) 20:46:25 ID:f97slLQM
以前、引用しようと思ったときにまとめwikiなどになかったのでとりあえず。いつか役に立つこともあるだろう。
 
  ≪効果的なコミュニケーションのための5つの秘訣≫ (フィーリングgoogハンドブックP499)
 ■ 聞く技法
1.武装解除法
相手の言っていることが完全に間違っている、道理にかなっていない、不合理である、不公平であると確信した気持ちになっても
相手が言っていることの中になんらかの真実を見出す。
2.共感
自分自身を相手の立場において、その人の目を通して世間を見るように努める。
・思考の共感 相手の言葉を言い換える。
・感情の共感 相手が言っていることをもとに、相手がおそらくどのように感じているか理解する。
3.質問技法
相手が何を考えたり感じたりしているかを一層理解するようになるために、真実を発見するための穏やかな質問をする

  ■ 自己表現技法
1.「私は〜と感じる」という言い方
自分の気持ちを、「あなたが〜」という言い方(例えば、「あなたは間違っている!」とか「あなたが私を怒らせている」という言い方)
を使ってではなく、「私は〜と感じる」という言い方(例えば「私は怒りを感じる」)を使って表明する
2.相手を尊重する
争いが白熱している最中であっても、相手に対して何らかの誠実で前向きな言葉を伝ええる。
これは、お互いに腹を立てている場合であってもあなたが相手を尊重していることを示すことになる
683 名前:優しい名無しさん:2008/12/15(月) 20:46:55 ID:f97slLQM
≪逆説的説得法≫ (フィーリングgoogハンドブックP524)
もしあなたが起こった批判者の言うことになんらかの真実をみいだすことによって、
怒った批判者に同意することができるならば、あなたは逆説的にその批判が偽りであることを示すことになります。
これは、「説得的な答え」として示されています。対照的に、もしもあなたが自分を弁護したり、あるいは批判に
同意しなかったりすればあなたはしばしば批判者を一層いらだたせて、その人のあなたに対する批判について
確信が強まることになるでしょう。これは「防衛的な答え」として示されます。


相手の非難の
こもった言い方 「あなたは明らかに自分自身の他、誰のことも気遣っていない」

説得的な答え 「君にそう言われると僕は動揺してしまう(『私は〜と感じる』という言い方)。
             君のことを気遣っていないという印象を僕は君に与えているようだ(思考の共感)。
             君は確かにそのように扱われるいわれはない(武装解除法)。
             僕もまた無視されるのは嫌いであり、君が僕に相当イライラした気持ちを抱いている可能性があることは
             理解できる(感情の共感)。  実際にそうなのかい?(質問技法) 」

自己弁護することなく、相手のことを本当に心配し相手の気持ちを尊重することは相手を気づかっていることを示す。
批判に同意することによって自分への非難が妥当でないことを証明することになる。

防衛的な答え  「それは嘘だ。僕は君のことを気遣っているし、僕が譲らないとき、君は泣き言を言って僕が君の
              ことを愛していないと僕を責めているじゃないか。自己中心的なのは君の方だ」

相手には、自分が腹を立て非難しているようにみえる。この言い方だと自分が主張している思いやりを伝えていない。
だから相手にはこの対応が嘘っぽく響き、相手は自分のことを冷たく批判的で自己弁護的だと見える。
そして誰のことも気遣っていないという確信が正当化されたと感じる。
批判に反論することで、その批判が妥当であることを自分で証明してしまう。

http://cognosco.hp.infoseek.co.jp/1067765570.html

 595 名前:586 :03/12/01 02:57 ID:r8R2a3Sx
>武装解除
(前スレより)
 836 :優しい名無し :03/10/23 17:26 ID:Yh0p+4DS
相手の言うこと全部に同意する、というより、相手の言うことの中の正しいところに同意する、とよいのでは?
たとえば
「また会社やすんで、まったくおまえはろくなもんじゃない」
と言われたら、
「確かに会社休んだわ」←事実で正しい、からここだけ同意

と返す。決して次のようには同意しない。

「確かに私はろくでなしね」←相手の評価であって、ここまで言われることはない、だから同意しない。

自己開示

http://cognosco.hp.infoseek.co.jp/1219494254.html#R162

162 名前:優しい名無しさん[sage] 投稿日:2008/09/02(火) 15:34:04 ID:DdiBdjVT
>152
「自己開示」の理論を知っておくといいね。
簡単に説明しておこう。

1、「プライバシー」と「秘密」を分ける
  プライバシー―――自分も相手も耐えられる―――「私はブドウが好きです」「私は  車の運転が下手です」など
  秘密―――自分か相手のどちらかが耐えられない―――「私は8年ひきこもってました」「私はレイプされました」など

2、プライバシーはどんどん開示する
  人間関係の苦手な人はプライバシーと秘密を混同していることが多い。
  自分からプライバシーを開示していくことで、相手も返報的にプライバシーを開示してくる。

3、秘密にはランクをつける
  軽い秘密から重い秘密までランクをつけておく。
  「相手が耐えられるかどうか」を基準に考えるほうが望ましい。

4、秘密は軽いものから開示する
  落ち着いた場所と時間を選び、まずは軽度の秘密から開示する。
  相手が受容しているようならOK。相手も返報的に軽度の秘密を出すまで、同ランクの秘密を開示していく。
  相手が拒絶反応を示したなら、それ以上は開示せずに時間を空けて再挑戦。

5、徐々に秘密のランクを上げていく
  お互いに一定の秘密を交換できるようになったら、さらに深い秘密を交換する。
  4と同様、拒絶反応が出たらそれ以上は開示せずに時間を空けて再挑戦。

※出典
人が心を開くとき・閉ざすとき―自己開示の心理学
http://www.amazon.co.jp/dp/4760832262/

DESC法

64 名前:優しい名無しさん[sage] 投稿日:2009/04/19(日) 10:36:48 ID:xT9yo+pe
DESC法 (「アサーション・トレーニング」 平木典子 p120)
D=descride:描写する
 自分が対応しようとする状況や相手の行動を描写する。客観的・具体的、特定の事柄、言動であって、
 相手の動機、意図、態度ではない。
E=express、explan、empathize:表現する、説明する、共感する
 状況や相手の行動に対する自分の主観的気持ちを表現したり、説明したり、共感する。
 特定の事柄、言動に対する自分の感情や気持ちを建設的に明確にあまり感情的にならずに述べる。
S=specify:特定の提案をする。
 相手の望む行動、妥協案、解決策などの提案をする。
 具体的、現実的で、小さな行動の変容についての提案を明確にする。
C=chose:選択する
 肯定的、否定的結果を考えたり、想像し、それに対してどういう行動をするか選択肢を示す。
 その選択肢は具体的、実行可能なもので、相手を脅かすものではないように注意する。

例
会議が始まって一時間たったので、この部屋が煙でいっぱいですね(D)
私はタバコを吸わないので、のどが痛くて頭もボーとしてきました(E)
しばらく休んで空気を入れ替えませんか(S)
そうすれば皆が気持よく会議を続けられると思います(肯定的結果に対するC)
もし休憩をとるのが無理ならば、窓を開けて、しばらく煙草をやめていただけますか(提案を受け入れられなかった場合のC)

ミラーテクニック 

(ストレスに負けない生活p136)
思ったことが人に言えない場合、寝る前に、鏡の中の自分に向って、その日一日言いたいけれど
言えなかった相手を思い浮かべていってみる練習(復習)と
翌日のことを予想して、うまく自分の気持ちが言えないかもしれない場面を思い浮かべながら、
相手に向かって言ってみる練習(予習)を5回ずつ繰り返す。

怒りとアサーション

(参考)アサーショントレーニングp139「怒りとアサーション」 思いやりの人間関係スキル 第10章「怒りを管理する」

マイルドな怒り・中程度の怒り・もっとも強い怒り

http://cognosco.hp.infoseek.co.jp/1239665915.html#R299

299 名前:優しい名無しさん[sage] 投稿日:2009/05/06(水) 09:40:40 ID:fVNXfLSD
怒りというと怒鳴ったり相手を責めたりなど激怒をイメージするが、もっと弱い程度の怒りもある。

マイルドな怒り(好きではない、同意できない、いやだ)
中程度の怒り(腹立たしい、イライラする、反対だ、煩わしい)
最も強い怒り(頭にくる、怒鳴る、うるさい、ぶんなぐってやる)
怒りがマイルドな時に表現するのがのぞましい。とアサーショントレーニングで平木氏は述べている。


自分もおこりっぼいが怒りにはべき思考が多いよなあ。自分がコントロールするものと相手かコントロールするものの区別も重要だよね。

怒りの感じるのはさけられないから、感情をよわめたり(再帰属法で怒りの原因を分散)持続時間をリラクゼーションで短くするのを目標としている。
問題は自分の感情は自分が作り出していることを思い出すまでの時間だなあ。これに気がつかないと結構長引く。

301 名前:優しい名無しさん[sage] 投稿日:2009/05/06(水) 09:58:11 ID:XqSabtr8
>>299
同意。
>マイルドなとき

そうすることで怒りの火が自分の中で大きくなる前に消化できる。
周りにも伝わるから、こちらが不快に思う行動をやめさせることができる。
これを我慢しちゃうと、周りもエスカレートするしこちらもストレスがたまって
どか〜んといってしまう。大事になる。
自分の怒りをコントロールするのも自分の責任なんだよな。

あと付け加えると表情もすごく大事なんだよな。

対人場面での怒りの対処と長期的怒りの対処

対人場面での怒りは、急速に生じるものであるがゆえに、コントロールが難しいものです。怒りの衝動に身を任せ
ないためには、まず「対処の自己会話」を使います。鎮静効果を狙って「落ち着け」「冷静になれ」「10まで数え
ろ」などと自分に言い聞かせます。この時の自己会話は単純なものが適しています。とっさにつかえるように、日
ごろから自己会話の習慣を持っておく必要があります。自己会話と同時に、意識的に深い呼吸をします。意識的に
行う深呼吸は副交感神経の働きを促し、興奮を司る交感神経の働きを抑えます。「ゆっくり呼吸しろ」自己会話し
ながら行うといいでしょう。

自己会話と深呼吸によって、多少なりとも時間が取れれば、衝動的に反応することは防げます。次に心的イメージ
を使って。「舞台」の上で争っている自分と相手を「バルコニー」の上から眺めてみます。対人葛藤場面は、まち
がいなく”劇”的な状況です。劇の登場人である自分と相手は、舞台の上で感情的なものの言い方や振る舞い方を
しています。その様子を、あたかも第三者のように高いところから眺めてみるのです。岡目八目と言われるように、
局外者のほうがものごとの是非や利・不利が客観的にわかるものです。心的イメージを使って客観的に”観る”
作業をしてみるわけです。以上が一時的に生じた怒りの対処法です。

怒りは、一時的なものだけでなく”そのこと”や”あの人のこと”を思い出すと腹立たしさが湧きあがるという
長期的怒りがあります。長期的怒りには次のような思考パターンが原因です。

「あっちが私のことをバカに下から、私も悪口を言ってやったんだ」
「相手が謝らない限り、こっちからは絶対に頭を下げないぞ」
「あいつには負けたくない謝ることは負けることだ」
「私がどんなに傷ついたかあの人はわかっていない。私はボロボロにされた」

これらは、従属的思考(自分の感情、思考、行動は相手によって決められたという考え)消極的思考(自分のほう
からは折れない、相手こそ先に行動を改めるべきだという考え)競争的思考(人間関係を勝ちか負けかの競争場面
だとする考え)自己憐憫の思考(自分を被害者だと位置づけ「かわいそうな私」と自分を憐れむ考え)過去重視の
思考(過去にあった相手とのトラブルを何度も思い出すこと)に彩られています。

長期的怒りを感じているときは、第一に、自分の思考パターンがこのようなものになっていないか点検します。
第二に、絶対論的思考(「ねばならない」「すべき」「ちがいない」など)をしていないか点検します。
先に挙げた思考パターンは、次のような「ねばならない」式の絶対論的思考から発生しています。
  やられたらやり返さなくてはならない
  私は馬鹿にされてはならない
  私は決して間違いを犯してはならない
  私は常に正しくあらねばならない
  私は常に合理的で一貫した態度でなけれならない
  競争には勝たねばならない
  人は私を批判したり怒らせてはならない
  人は私の気持ちをくみ取らねばならない
  人は常に私のやり方を認めなければならない
  人は私の意見に同意しなければならない
  人はいかなる理由があろうとも、私の自由を侵してはならない
  人は常に女らしく(男らしく)あらねばならない
  人は100%私の要求を満たさなければならない

第三に、このような「ねばならない」思考を、相対的で柔軟な個人的ルールに変えます。
例えば「負けるが勝ちをモットーにひとと接する」「私に対する非難は私に関心がある証拠」「相手も関与させ
一緒に対処する方法を探そう」などという柔軟な個人的ルールです。

個人的ルールを変えることができれば、否定的だった思考パターンも自立的思考「自分の感情・思考・行動は自分
で決めよう」、積極的思考「まずは自分のほうから折れてみよう」、協力的思考「相手と協力するつもりでこの
状況をなんとかしよう」、共感的思考「私ばかりが被害者ではない、相手も同じように傷ついている」、
未来重視思考「過ぎてしまったことよりも、これからどうすることができるか考えよう」に切り替えられるかも
しれません。

重要なのは思考パターンや個人的ルールを点検し、それらが切り替えられないか自問してみることです。
切り替えがうまくできなくても、点検すること、自問することが 長期的怒りをコントロールするのに役立ちます。
                                                                   (人づきあいの技術p87)

行動の変化を依頼する

 私たちは、人間関係の中で行動パターンを形成していきます。行動を変えるよう相手に依頼できれば、次の3つの目標のうち1つを達成
できるかもしれません。
(1)相手がまだしていないことをしてもらう
(2)相手が既にしていることをもっと多く、あるいはもっと上手にしてもらう
(3)相手が既にしている嫌なことを減らすか、あるいはやめてもらう

[新しい行動を依頼する]  ドリスはティムが誕生日や記念日に花を持って来てくれればよいのにと思っている
 非主張的:他の人は、誕生日や記念日にパートナーに花をプレゼントしていることについて何も話さない。
 攻撃的:「あなたは想像力ってものがないのね。女性は、誕生日や記念日に花をもらうのが好きだってことを知らないの?」
 主張的:「もしあなたが誕生日や記念日に花を持って来てくれたなら、とてもうれしい気分になるわ」

[既にある行動をもっと多くするように依頼する] ジョージはセックスの時ワンダがもっと愛撫してほしいと望んでいる。
 非主張的:何も言わないが、いい気分ではない
 攻撃的:「君は自分が喜びを当たられることにしか興味がない。どうして僕に喜びを与えてみようと考えないんだろう」
 主張的:「君が指先で僕の体を愛撫してくれるのがとてもいい。素晴らしい気分だ。もっと続けて」

[既にしてある嫌なことを減らしたり、やめたりするよう依頼する] あなたが試験勉強をしているのに友人がステレオで大音量で聞いている
 非主張的:机をドンと叩き、自分自身を呪う
 攻撃的:「そのクソステレオの音を小さくしろ!俺が今何しているのかわからないのか!」
 主張的:「ステレオの音がうるさくて、集中できないので困るんだよ。音を小さくしてくれないか」

行動を依頼する際の注意事項 (詳細は本を参照)
 ・協力的な気持を前提とする
 ・「これは主張する価値があるか?」と自問する
 ・自分自身の防衛的態度に気をつける
 ・タイミングに注意を払う
 ・「私」メッセージを使う
 ・具体的に言う
 ・「正直な肯定」を使うようにする
   行動を変えるように依頼するときに、相手の否定的側面ばかり見がちです。
   しかし見方を変え、相手の肯定的側面についても言及すれば、こちらの依頼を和らげることができます。
 ・肯定的な依頼をする
  同じ内容を否定的にも肯定的にも表現できます。「スピードを出すな」を「ゆっくり走ろう」、「勉強しなければダメだ」を「勉強
  したほうがいい」と、同じ内容を肯定的に言い変えられないか考えてみます。
  また、してほしくないことを言うのではなく「してほしいこと」を言います。「うるさくするな」ではなく「静かにしてほしい」
  「こんなものいらない」ではなく「こういうプレゼントがほしい」など。
  さらに、「とてもうれしい」「とっても楽しみにしている」など肯定的な感情を伝えるようにします。
 ・音声メッセージとボディメッセージに細心の注意を払う
 ・聞くスキルを使う
 ・FERメッセージを使う
 ・圧力は、できるだけかけない
 ・相手の防衛的態度を上手く処理する
 ・文化の違いを考慮に入れる
                                           ( 思いやりの人間関係スキルp280) 

防衛的な態度

【否定】
  例えば、誰かを嫌っているのもそれを認めようとしない、あるいは誰かに精神的肉体的暴力を加えているのに、それを認めようとはしない
【投影】
  例えば、自分のほうがある人を嫌っているのに、その人のほうが自分を嫌っていると言い張ること。
【反動形成】
  本当に感じていることとは逆の反応をすること、例えば強い怒りがあるのにもかかわらず思いやりを示す。
【誤った責任の帰属】
  自分の感情の責任を他人のせいにすること。例:自分の怒りの原因を人のせいにして非難する。
【防衛的な虚偽】
  自分は正しく相手が誤りであるという結論を引き出そうとして、自分や相手のことについての物語を作り上げること。
  不正直のために現実ををゆがめる故意の嘘とは異なる。
【攻撃】
  自分の怒りや怒りがもたらす結果について歓迎できないフィードバックをする相手に攻撃を加えること。相手に目に見えるような
  圧力や微妙な感情面での圧力を加え、相手からのフィードバックをコントロールしようとすること
【回避】
  怒りの感情を処理しなければならないという現実を直視せず問題を避けて通ること。心理的、身体的に引きこもること。
                                                                   ( 思いやりの人間関係スキル)

攻撃的批判に対処する

カッとなった時以外でも、自分の考え方についてチェックする必要があります。非現実的な個人的ルールをもっているから、相手からの反応を
攻撃的な批判と感じてしまうのかもしれません。また証拠もないのに、あるいは別の考え方ができるかもしれないのに自分は不当に非難されて
いると思い込んでいるのかもしれません。さらにその批判が、気にかけるほどの価値があるかどうか考えもせず衝動的に腹を立てているのかも
しれません。衝動的に腹を立ててしまうのは、対処の自己会話を使って気を静め、問題を突き詰めていないからです。
※対処の自己会話(つかれたアタマの道具箱「自己教示法」、TIPS3「ストレス免疫法」参照)

  攻撃的批判に対処する行動的方法
批判されて感情的に激したら、口を閉じ、衝動的、反射的な反応を避けます。こうして、自分に考えや感情を整える時間と空間を与えます。
また呼吸を整えることも有効です。自分に「リラックスしろ。落ち着け。ゆっくり、規則的に呼吸しろ」と言い聞かせ感情がコントロールできるまで
待つのです。言語的戦略は次の5つがあります。非言語的メッセージが伴っていなければなりません。

1反射の戦略
   相手の感情や反応を理解したことを示して、相手の強い感情や反応のはけ口を与える方法です。
   例えば「ぼくが家事に協力していないと思ったから起こっているんだね」
   怒っている人はたいてい自分の言い分が聞いてもらえないと誤って(場合によっては正しく)思い込み怒りの言葉を繰り返し述べているのです。
   怒りの反射は無条件に相手の言い分に従うことを意味してはいません。

2分散の戦略
   攻撃的な批判の一部を認めることによって、批判の勢いをそぐことです。この戦略は、特に批判の一部については実際に容認できるときに
   使うことができます。例えば「確かに君の言うことにも一理ある。ときどき僕はかなりだらしくなることがある」と言います。
   批判の一部部の正当性を認めると相手はかえって自分の批判が正当なものであるかどうか確認する方向に気持ちが動くものです。

3質問の戦略
   反射、分散の戦略のいずれか、または両方を用いた後に「私のしたことのどこがまずかったのか、もう少し言ってくれませんか」というような
   質問の戦略を使うといいでしょう。相手の言い分を詳しく聞くつもりがあることを示すので批判に含まれる攻撃性を弱める働きがあります。
   また誤解が原因の時は、誤解を解く情報が得られるかもしれません。ただし、自分の怒りの原因を具体的に尋ねると、脅威に感じてさらに感情に
   火をつける人もいます。

4フィードバックの戦略
   相手の批判を聞きいれる態度を示した後は、批判の内容と批判の仕方について相手にフィードバックを与えます。例えば、
   「そんなとげとげしい言い方で批判されると不愉快だな。僕が迎えに来るのが遅くなったのは途中でタイヤがパンクしたからだ」
   ときには相手がこちらを言い負かそうとすることがありますが、そのようなときには相手の感じ方は認めつつも落ち着いて断固、
   自分の立場を繰る返し述べます。

5延期の戦略
   批判をいったん聞いておいて、後日批判に対応するやり方です。延期は必ずしも相手の言いなりになることではありません。
   むしろ効果的に対応できるまでいからを保存しておくのです。「あなたの言いたいことはわかりました(必要な時は具体的に言う)
   いつかよく考えてみたいと思います」と言うことができます。または相手の言うことに全く同意できない時は「私たちの意見が全く
   合わないことがよくわかりました。お互い時間があるときに、このことについてよく考える必要があると思います。このことについて
   いつ話し合うか決めておきましょうか」と言うことができます。決して問題を回避してしまおうというのではありません。むしろ批判
   によって、生じた感情や問題を青でもっと合理的に扱えるように、冷静になる時間を一方または両者に提供しようということです。
                                                                              ( 思いやりの人間関係スキルp316) 
 3の「質問の戦術」を発展させたものに「問い返し」(confontation、対決、直面化とも訳される)があります。「問い返し」は本来
はセラピストがクライエントの言説の矛盾点を当人に差し出し、当人にその矛盾点に気づいてもらうカウンセリング技法ですが、
非難をかわす戦術としても有効です。

「問い返し」戦術は、あいてとの「不一致」か、または「現実(事実)の歪曲」に気づいた場合に使います。
この戦術は、必ず、「反射」と「分散」の両方の戦略を使った後に使います。

「不一致」とは、こちらの自分自身に対する見方と、こちらに対する相手の見方が違っている場合です。例えば、こちらは最大限
協力しているつもりなのに、相手は手抜きしていると思っている場合です。
「現実の歪曲とは」相手が現実を自分の都合に合わせて捻じ曲げていることです。
例えば「誰もそんな話聞いていないよ」「皆があなたのことを嫌っている」「あなたの見方は一人もいない」「あなたは全くダメ
な人だ」「何のとりえもない」などの非難の言葉のうち「誰も」「みんなが」「一人も」「まったく」「何の」などの言葉です。
このような言葉を使われたら事実を歪曲している可能性があります。

「不一致」や「現実との歪曲」がある時の基本話法は「あなたは〜というけれど、その根拠は何ですか?」です。不一致や極端な
言葉遣いに対して、その理由や根拠を問います。「私が手抜きしていると思うのですね。その根拠は何ですか」「皆が私を嫌って
いるというけど、どうしてみんなだと思うのですか」このようン問い返すことによって相手の注意は、自分の非難が正当かどうか
確認する方向に向かいます。言葉尻をとらえて言い負かすような態度や、対決姿勢を強める音声やしぐさ、表情が強まると、逆
効果になるので、自分の非言語行動にも注意を払いつつ、相手の様子を見ながら慎重に使うべきです。(人づきあいの技術p93)

参考「思いやりの人間関係スキル」p164「対決」

パワープレイに対処する

ここで言う「パワー・プレイ」とは、相手の欲求にかかわりなく、自分が望むように相手を操って動かそうとすることです。
ある人は欲しいものを手に入れるために怒りを手段として用います。またある人は、妻と直接対決を避けるために、問題を覆い隠します。
またある女性は、自分の意のままに男性を従わせるのに、涙がとても有効だということを知っています。また別の人は、自分の望む反応が
相手から得られない時は自分の感情をすぐに引っ込めます。人は相手を犠牲にして自分が望むものを手に入れるために、怒り、ごまかし
涙、感情の抑圧などのパワープレイを用います。ときには人間関係全体がパワープレイに基づいている、つまり二人のうち一方だけの
不利益に基いて成立していることがあります。

相手のパワープレイに対処するためには、まず相手がこちらの個性を無視して操ろうとしている、という意図に気づく必要があります。
気づいた後にはいくつかの選択肢があります。

第1は、相手の意図や操作に黙って従うことです
第2は、攻撃的になり、相手との緊張を高め、感情的になり、反撃することです。
第3は、冷静に、しかし断固として、自分の立場や状況を説明し、主張的になることです。この選択は服従か反撃かという白黒思考的な
    判断を超えるものです。ただし相手と向かい合い、いかに行動すべきかという点について相手と話し合う必要があります。
第4の選択肢は、相手が人を操る事に、非常にたけているような場合、相手との関係から抜け出すことです。これも主張的な選択と言えます。
                                                                                        ( 思いやりの人間関係スキルp287) 

ストレス状況から離れる

ストレスを感じる状況に巻き込まれることはよくあるものです。例えば人から非難されたり、他の人から嫌われことをやってしまったり
したときなどです。ストレス状況にとどまっていると一層いやな気分になるだけですし、しかも同時に事態を悪化させかねません。
こういうストレス状況を乗り切るには、その場を離れて落ち着きを取り戻した後で対処するのが最善です。

技能のステップ
1自分の考えや気持ちや体の感覚に注目し、その状況がストレスかどうか判断する。
2相手にその状況がストレスでありそこから離れたいと話す
3意見の対立があるなら「また別の機会に話し合いましょう」と相手に伝える。
4その場を離れる。
                     (わかりやすいSSTステップガイド―統合失調症をもつ人の援助に生かす〈下巻〉)

壊れたレコード

断るということは1つの危機管理でもあります。最近は悪徳商法が横行していますが、こういうときに使う奥の手が壊れたレコードです。
必要のないものを買いませんかと強引に迫られたら、壊れたレコードのように同じ言葉を同じ口調で何度も繰り返すのです。
「要りません」「要りません」「要りません」・・・と相手が引くまで延々と言い続けます。自分で自分の身を守るために
「断る技法」は習得しておくことが望ましいでしょう。(セルフアサーション・トレーニング)

壊れたレコード http://psychotoolbox.web.fc2.com/parent/p_tool27.html

アサーティブな行動スタイル

(1)基本スタイル
 個人的感情、思い、権利、信念などを、他のコミュニケーションスキル、(例えば、共感や直面、説得など)を含めずに表現してみる。
 まず、自分のことを表現してみることからトレーニングは始まる。このような行動をやったことのない人にとっては、最初は違和感
 や不快感を抱く可能性もあることを理解しておく。ロールプレイを通して、このように言われたときに受ける感情を体験し、フィー
 ドバックのやりとりをしていく。
例
・相手に話を中断されたとき
 「申し訳ありませんが、今話していることを最後まで話したいのですが」
(イラついたり、怒りを覚えたりするかもしれないが、今 話をしている自分の権利を尊重してくれるように相手に冷静に伝える)
・予想してないことを質問されたとき
 「そのことについて、しばらく考えさせてくださいますか」(返答しようと焦らずに対応する)
・リクエストを拒否する
 「今日の午後はすでに予定が入っていて時間がとれません」(”No”と伝えるのに弁解などを付け加えず事実のみを伝える)

 上記のように表現しにくいやりとりの場面を行ってみる。このとき、今まで行ってきた行動もロールプレイしてみて、受ける感情を
 実際に体験するのも効果的。

(2)共感的スタイル
 人は一方的に感情や思いを表現するだけでなく、相手に対する思いやりや認識を含めた表現をしたくなる。
 その準備のエクササイズとして二人一組、相手の話した内容を口調や話し方など非言語的行動も含めてそのままオウム返しをしてみる。
 しばらく行うとだれもが苦痛になり、イントネーションを変えたり相手の話に反能したくなる。このように「わかっている」「伝わっ
 ている」などの反応をしたくなる『体験』をしておくことにより、コミュニケーションの基本的なことを実感できる場合がある。
 共感的スタイルはアサーティブにこれを応用するもので、相手の思いなどを配慮しながら自分の思いや感情を表現するものである。
例
・ミーティングの最中にある2人が大きな声でしゃべっているのに対し
 「気づいていないかもしれないけれど、話をしているとミーティングがどんな風に進んでいるのか聞き取りにくいし集中しにくいので
   もう少し小さな声で話してくださいませんか」
・続けてアドバイスをくれる相手(両親、上司、友人など)に対して
 「私が失敗しないように、気づ付かないように心配して色々言ってくれるのはありがたいと思っています。でも、今の私は、もしかしたら
   間違いをするかもしれないけれど、自分の決めたことを信じてやっていきたいと思っています。今まで助けてくれたことを感謝します。
   これからは助言をくれないことで、私を助けてくれませんか」

 ここでアサーティブな行動と間違いやすいのが「はい、でも」(yes,but)の返答である。
 「あなたのいわれることはよくわかりました。でも〜」という返答は、アサーティブなものではなく、反論していることになる。
 共感的スタイルとは大きく異なるものである。

(3)段階的スタイル
 通常は1回のアサーティブな行動で効果がみられることが多いが、ときには攻撃的にならずにアサーティブさを強めていく必要も出てくる。
 つまり、話し手が徐々に主張を強めていく方法になるわけだが、この場合、最後のアサーティブな行動を行う前に必要なのは、
 〆埜紊任△襪海箸鯏舛┐覘感情的にならずに『事実』のみを伝える。さらに、行動そのもの話した内容よりもプロセスに焦点を当てる
 必要がある。
例
・女性の友人と一緒に居酒屋にいると、ある男性が繰り返し飲み物をごちそうしたいと申し出てくる
 「申し出はありがたいのですが、私たちは久しぶりに会ったので色々話したいので結構です」→
 「いいえ、結構です。私たちは本当に2人で話をしたいのです」→
 「これで3回目ですし、最後にしたいと思います。あなたに加わっていただきたくないのです。もうやめていただけますか」

・職場で不信感を抱く発言を繰り返す人に対して、後ではなくその場面で
 「(今までにも何度も、といった過去のことを持ちださずに『いまここ』で起きていることに対し)、今の言い方は
   一方的な批判のように思うのですが、真意を聞かせていただけませんか」→
 「今の言い方は私の気持ちが無視されて、嫌な気持ちになるのですが、やめていただけますか」→
 「この間からお伝えしてきてこれで5回目になります。今のことも、私がどうしてしたのかも確認せずに、一方的な捉え方
   で見ておられるように思います。これからはこのような会話をしたくありませんし、まず私に確認をしてください」

(4)直面的スタイル
 相手の発言や行動に矛盾が見られるときに用いられ、思いを表現した後で、客観的に何を言っているのか、何を実際に行ったかなど
 を表現する。このとき、『事実』を伝えるにとどめ評価的・批判的には行わない。非言語的行動にも留意し口調、声のトーン、
 アイコンタクトなども批判的にならない。
例
 「書類を提出する前に私に確認をとってくれるように話したと思います。先ほど部長に呼ばれてDさんの提出した書類を見せられましたが、
 私は一度も見たことがないものでした。どうしてこのようなことになったのか説明してくれますか」

 このような場面で生じがちなこととして「わかりました」と非主張的に対応して後で文句を言ったり、行うと返事してい行わなかったり
 次の場面で攻撃的に対応したりしがちになること。また、攻撃的な直面化も生じやく、相手の行動の事実を伝えるだけではなく批判的
 になりやすい。

(5)アサーティブな延長化
 その場面で会話を持ったとしても、冷静に話せる状態でない時には、会話を続けるのではなく、一時休止をしておくことも必要となる。
例
  「すごく腹が立っているのはわかる。この話は少し落ち着いてからにしないか」「今はこれを仕上げてしまわないといけないから、
 1時間後に来てくれないか」など…樟榲に伝える⊆,両賁未鬚い鳥つかを明らかに伝えておくことが必要である。

(6)アサーティブな問いかけ
 これは簡単そうであるが、その場面になると感情的になっていたり、自己防衛が高まった状態であればなかなか行いにくい。
例
 「私のやったことが気に入らないのね。どの部分が気に入らないのか具体的に話してくれないか」など、まず〜蠎蠅糧言内容を
 受け止めたことと、△修瞭睛討鯡世蕕にして伝えたうえで、L笋いけを行うことが必要である。
 単に「わかった」だけでは不十分である。

(7)”I”メッセージ
 日本語では「わたしは」という”I”メッセージでの表現は省略されることほとんどであるが、”I”メッセージはネガティブな感情
 の明確化とアサーティブ二表現する難しさを助けるためにも役立つ。二者間のコミュニケーションに第三者を持ってきて自分の意見
 や思い、感情のサポートを得る傾向を持ち三角関係を形成しがちである。例えば「みんなもしている」「○○さんも、そう言っていた」
 「新聞にも書いてあった」「お父さんもそう言っていた」「先生に言われました」というような表現にこの三角関係がみられる。

 これらの場合、言われた側からは「あなた自身はどうなの?どうして他の人が言っているのを理由にするの?」と不満を抱きがちである。
 自分の思い、感情、意見などを自分の言葉で伝える”I”メッセージを用いることで、円滑なコミュニケーションが継続されやすい。
 その際以下の点に注意する。
  I”メッセージは必ずしもすべての場面で適切な表現ではないので、状況に応じて用いる。
 ◆屬任ないこと」ではなく「できること」を伝える。
 ”I”メッセージが習得できた後は一人ひとりの個別スタイルに合わせて修正する。
 特に△痢屬任ないこと」ではなく「できること」を伝えるトレーニングは重要である。多くの場面では「できないこと」を考え、
 それを相手に伝えることに抵抗を感じ不本意に応じてしまったりしがちである。「できること」を考えたり、相手と話し合ったり
 することにより円滑なコミュニケーションが営みやすくなる。
                                                                              (リラクセーション方の理論と実際より)     

個人攻撃の罠

仕事や人間関係がうまくいかない時、われわれはその原因を他人や自分の性格や能力、やる気や適性のせいにして、問題解決のためのアクションを
とらないことが多い。これを【個人攻撃の罠】と言う。上司として仕事をしていると特に陥りやすい罠である。自分の責任ではなく人の責任とする
ほうがたやすいからだ。この罠にはまっている限り問題は解決しない。(パフォーマンス・マネージメント問題解決のための行動分析学)

反発の原理

嫌子が出現したり、急に行動が消去されると、反発したり、相手を攻撃する行動が起こりやすくなる。

(※嫌子[けんし]:行動の直後に消失した場合に行動が強化される刺激や出来事 嫌悪刺激など。)
(※好子[こうし]:行動の直後に出現した場合に行動が強化される刺激や出来事
(※強化:行動の直後の状況によって行動の回数が増えること)

誰かが自分の行動をコントロールしようとすると、反発の原理が働いて、逆らったり反抗する行動が起こりやすい。
「相手が困ること」が好子になるからである。これをカウンターコントロールとも呼ぶ。
反発の原理が働かないようにするためには、相手に選択肢を与えるのが望ましい。

(参考)http://simamune.cocolog-nifty.com/narutoaba/2005/03/post_2.html

他人の行動をコントロールしようとすると、それだけで相手の反感を引き起こすことになります。
それはカウンターコントロールに対する先行刺激となっているからです。
カウンターコントロールとは、相手(他者)が、こちら(自分)の行動コントロールしようとすることに対して反発する行動です。
このような行動は、今度は相手にとっての先行刺激となり、相手からのコントロールを一層強めることになるのです。
この悪循環は多くの場合人間関係を破壊します。                              
そうならないために、自分自身の行動を変えなくてはならない機会をできるだけ多く探し出してみましょう。 (臨床行動分析のABC)