チャイレンデッキ


デッキレシピ

チャイレンデッキ

「鍵聖戦」において、珍獣族の配置数に応じてパラメータが強化されるチャイレンが追加されたことで生まれたデッキで、配置デッキの一つに数えられる。

珍獣デッキの亜種とも考えることができるが、その方向性は「秩序と戒律」までの珍獣デッキとは大きく異なる。チャロやコアラ先生などの、移動と配置を兼ねた珍獣族モンスターでアドバンテージを稼ぎつつ、適当に膨れ上がったチャイレンで敵を踏み潰し続ける、というのが基本戦法である。

売りはそれなりの速効性の高さと持久力の高さ。チャイレン自身の基本値が16/14と、同系統の配置数参照モンスターより一回りサイズが大きく、珍獣配置数の2倍が攻撃値と耐久値の両方に加算される為、2ターンもすれば麓ループでは太刀打ちできないサイズになってしまう。チャイレン自身もコアラ先生やアンチュで何度も使いまわされる為、一度軌道に乗れば、次々と現れる攻耐40オーバーのチャイレンが、簡単に場を制圧してくれるのである。

ユキ・ダルマンの手札補充、ポヨロールの開幕テレポートなど、脇を固めるサポート要員も充実しており、総合すると非常に隙の少ない強力なデッキとなっている。

デッキサンプル

Ver 弐 [FREE] チャイレン1

黄 9枚: チャロ×3、 AI、 モグタン×2、 プリティベル、 エイイアン、 セクシーベル
青 8枚: エンペラー、 シータンク、 アンチュ、 ブルーザガ、 カメポポン、 ヤドカリン、 ユキ・ダルマン×2
赤 3枚: フェレット、 クマゴロウ×2
緑 7枚: チャイリン、 鬼ブル、 ピノ、 ハコリス、 コアラ先生、 チャイレン×2
魔 0枚:
援 3枚: 増殖、 覚醒、 口寄せの儀式

移動値 黄:22 青:21 赤:16 緑:20 無:3 計:82

旧来の珍獣デッキに近い、バランス重視の構成。
チャイリンや増殖を使って配置数を増やしつつ、 中盤以降のチャイレンや口寄せの儀式に繋いでゆく。


Ver 弐 [FREE] チャイレン2

黄11枚: チャロ×3、 モグタン×2、 エイイアン×3、 ポヨロール×3
青 7枚: アンチュ×3、 トットー、 ユキ・ダルマン×3
赤 3枚: フェレット、 クマゴロウ×2
緑 6枚: コアラ先生×3、 チャイレン×3
魔 0枚:
援 3枚: 黒の称号、 亡者の盾、 熱帯魚の唇

移動値 黄:25 青:17 赤:15 緑:15 無:0 計:72

こちらはチャイレンでの戦闘に特化したタイプ。
移動バランスはピーキーだが、3積みされたコアラ先生とエイイアンのお陰で、配置数をコンスタントに増やしつつ移動ができる。
チャイレン、アンチュも3積みされていて、コアラ先生と合わせることで戦闘はほぼ全てチャイレンで行なうことが出来る。 黒の称号は、歩きまくったFAや封じ込めへのあがきに使える。これを封じ込めに差し替えると、能力による即死を封じる事が可能になってより守りが硬くなる。


Ver 弐 [FREE] 白業火チャイレン

黄10枚: AI×2、 モグタン×2、 エイイアン×2、 ポヨロール×3、 セクシーベル
青 8枚: アンチュ×2、 トットー×3、 ユキ・ダルマン×3
赤 2枚: フェレット、 クマゴロウ
緑 9枚: ピノ、 ロータン×2、 コアラ先生×3、 チャイレン×3
魔 1枚: 破壊の業火
援 0枚:

移動値 黄:22 青:20 赤:19 緑:22 無:0 計:83

こちらは破壊の業火で他プレイヤーの白支援を破壊してしまう、いわゆる白業火デッキをミックスしたもの。
ユキ・ダルマンの効果を高めるため、モンスター支援は多めに。侵略を意識するなら、避け無効支援をもう1枚追加してもいい。
もう少し調整して、ピノを2枚積んでもいいかもしれない。
唯一精霊族であるセクシーベルでは、山札に残っている限り確実にチャイレンを引くことが出来る。
あとは、コアラ先生とアンチュで毎回チャイレンを侵略・防衛に。コアラ先生でチャイレンを置きすぎるとチャイレンが全部破壊されてしまい、アンチュで回収できなくなるので注意。
業火のタイミングを増やすことも兼ねて、シードラコを入れておいてもいい。

対策

チャイレンデッキの弱点はチャイレンを潰されると機能不全に陥ること。可能ならばそこを徹底的に突いていきたい。

戦闘前

理想は戦闘に出されたり配置されたりする前に、チャイレンそのものを排除すること。破壊の業火で緑を潰すのが手っ取り早いが、対立プレイヤーである間にリーンでデッキから引き抜きまくるのも有効。珍獣デッキならリーン、ポッコロを3積みすれば、チャイレンは勿論、口寄せの儀式による悪あがきも封殺できる可能性もある。

チャイレンが配置された後なら、ケルピーで踏んでしまうのも良い。但し口寄せの儀式による反撃もありえるので、相手の手札には常に気を配ること。プレイヤーが離れたところで、絶命の波動やカク象でチャイレンをマップ上から消せば、口寄せも封殺できることは覚えておくと良い。

移動をテレポートに頼る関係上、黄焼きは非常に有効。チャイレン側に移動や配置の面で、大きな足止めを食らわせることが出来る。一方青焼きはそれ程有効ではないので注意すること。

防衛戦闘時

1ターンの配置数を考えると、チャイレンの攻撃値は平均40台半ば。支援も避け即死対策が多く、即死支援は少ないため、大幅な耐久値増加には対応できないことが多い。従ってフィールドアーマや護符術などの耐久値増加支援は、比較的有効な防衛手段となる。また魔法剣客+硬気功ならば、チャイレン側の攻撃値上昇を全て吸収できる為、非常に効果的である。

かすめ取りを多用してくる様ならば、かすめ取りに根本的に強いモンスターを配置して守るのが有効。特にアラクノフォビアやラフリア(春)、ダゴンは、チャイレン相手には非常に効果的な防衛手段となる。

白焼き型の場合も、ラフリア(春)やダゴンによる足止めが非常に効果的。但しカメピノには要注意。


侵略戦闘時

ユキ・ダルマンで手札を補充しつつ、配置数の十分に乗ったチャイレンでずっと守り切る、というのがチャイレンデッキの一番の勝ちパターン。こうなってしまうと非常に苦しいが、やはり一番の基本は、素でチャイレンに対抗できるモンスターで侵略することである。これならばかすめ取りを使われて負けることも無く、逆にこちら側がかすめ取りを有効に使うことが出来る。

分かりやすいのはナイトキャットやジラコバルトなどの即死系だが、魔法剣客で耐久値を吸収するのも非常に効果的。直接パラメータで攻められる分、即死無効1枚で詰まないのが一番のメリットである。面白いところとしてはパールハウンドを使って攻める、というものがある。チャイレンは配置1体につき増加量が2、パールハウンドは増加量3である為、配置4体以上でチャイレンの耐久値に追いつくことが可能となる。

白焼き系の場合、それを逆手に取って、シードラコで白支援を引張ってくる戦法が存在する。特にピノ+縛りの呪いは、色支援しか無い白焼き型には必勝の策となる。

有効でないのは、死の鷲掴みや魔鏡などの、白支援に頼った戦法である。即死系の支援は即死無効で止められやすく、最悪かすめ取りで「読み合い」の余地無く撃破されてしまうことになる。従って無能力中心の魔神ルカデッキの場合、チャイレンを完全に仕込まれてしまうと、ほぼ「詰み」である。