軍師名 | ていいく ちゅうとく | なし |
程昱 −仲徳− | 曹操に仕えた軍師。曹操の徐州討伐では、荀彧とともに留守を預かった。このとき、張邈と陳宮が裏切り窮地に陥ったが、曹操の帰還まで城を守りぬいた。 「この程昱の策を活かすことができるのは、曹操殿のみよ」 | |
兵略 | 集中増援 | 部隊数が少ないほど多く兵力を回復する。 |
属性:地 | ||
上昇速度:遅 | ||
効果時間:一瞬 | ||
装備可能兵書:再起興軍、櫓再敷設、士気上昇、同盟締結 | ||
装備可能秘伝書:速軍+櫓設、同盟+知昇、士気+再起 | ||
陣略 | 十面埋伏 | 敵が使用する計略の必要士気が上がる。 |
属性:天 | ||
上昇速度:並 | ||
効果時間:長 | ||
装備可能兵書:横幅拡大、縦幅拡大、知力減退、再起興軍 | ||
装備可能秘伝書:増援+拡大、士気+延長、知減+連環 | ||
Illustration :成庵 |
シワシワのお爺ちゃんだった武将カードと比べ、威風堂々とした歴戦の老軍師となった程昱。
兵略は味方の数が少ないほど回復量が上がる増援。
3部隊以下で通常の増援を上回る回復力を見せるが、4部隊で通常の増援と同程度、5部隊以上になるとそれ以下になってしまう。
また通常の増援と比べゲージ上昇速度が遅く、溜まっていない状態で使うと回復効果が非常に低下するのも特徴。
足並み揃えて押していく用途では使いづらく、早い段階から仕掛けていく戦術とはゲージの都合で噛み合わないところがあり、
最近の魏の主流である号令デッキで普通に使っていくなら、使用場面を選ばない兵力増援の方が有用なのは事実。
しかしケニアデッキ、無勢デッキ、魏4のような、消耗戦向けの少数精鋭デッキで用いる場合は相性抜群。
あるいは号令デッキでも低コストが脱落したあと残りの部隊を踏ん張らせる場合など、多少特殊な状況でこそ光る奥義である。
陣略は、範囲内で敵が使用する計略の必要士気を+1〜2するという妨害陣略。
以下の条件により必要士気は変更される
多色のコンボはほぼ封殺、単色相手でも赤青赤のような大型コンボから決起のような軽量計略での消耗戦まで幅広く制限できる。
特に反計や雲散との相性が良く、これまで士気を相殺もしくは士気損していた軽い計略であっても士気差を作れる。
反計持ちでラインを上げて「反計されるか陣略上で計略を使うか」のいやらしい二択も強力。
逆に、敵に反計がいる場合に使って、低士気計略をあえて反計させることで士気差を取っていくこともできる。
堕落の舞いと組み合わせて士気運用をさらに大きく制限すれば士気6計略まで封殺できるなど、いろいろ悪さができる1枚。
十面埋伏の範囲は、知勇兼陣の横幅がカード2枚分ほど狭くなった感じで、自陣か敵陣のどちらかのほとんどを覆えるほど広い。
両脇に隙間があるため、復活や単体強化などの使用位置を選ばない計略に対しては多少の隙があるとはいえ、
特に自身中心であることが多い号令や方向指定が重要なダメージ計略・妨害計略に対してはかなりの抑止力を見せる。
特に最大士気を削って武力上昇値を高める逆境計略や、
発動後の士気を参照するので武力上昇値が通常より下がってしまう秘めたる神術などは大きな威力を発揮する。
また呂布ワラデッキの戦場中央付近、舞いデッキの敵城端など、決め技の発動場所が読みやすいデッキ相手にも強い。
あえて片側に寄せた配置をして、相手が範囲外のほうから進軍してくるように仕向けるという用法もできるだろう。
なお敵陣設置時に敵城ラインギリギリに配置すると、城内に潜ることで範囲外から計略を使えてしまう。
敵陣に設置する場合には、ある程度余裕を持って陣を敵城の中まで埋めたほうが良いだろう。
また、奥義の効果はあくまで消費士気を増やすだけに過ぎず、その他の直接的な効果は一切ないため注意。
素武力での戦闘で押し負けたら意味がないし、士気+1でも構わず計略を撃ってくる可能性も十分あるので油断は禁物である。
どちらの奥義も消耗戦向けであり、号令主体デッキが多い魏軍ではやや異質な存在。
しかし魏は優秀なアタッカーが多く、舞いや妨害計略も充実しているため、無号令型の消耗戦デッキにも優れたものが複数ある。
今後研究が進んでいけば、今まで光が当たる事の無かった高コスト武将たちの太陽になるかもしれない。