カードリスト / 第4弾 / 呉 / 孫権（丸太の大号令）

講談社コラボの一枚。
イラスト担当の漫画『彼岸島』シリーズの登場人物であるケンちゃんこと斉藤健一が孫権としてカード化。
第1弾の若島津健に続いてまたもや「ケン」繋がりのコラボである。
ただし裏の説明文・台詞・目つき等はケンちゃんではなく、同作の主人公である宮本明がベースになっている。
ケンちゃんの顔をした明とでもいったほうがいいかもしれない。

スペックは7/3と2コストとしてはやや不安な数値の代わりに征圧力2に勇猛・魅力・攻城の3特技持ちと豪勢なもの。
何気に呉の2コスト攻城持ちは沈瑩と援兵太史慈しかいなかったため、意外と貴重な存在。
ついでに三国志大戦初の勇猛持ち孫権だったりもする。
将器は城門特攻+兵3で固定。やっぱり丸太か。

計略「丸太の大号令」は特技「勇猛」持ちの数に合わせて武力が上がる号令。
武力上昇値は勇猛持ちの数+2。勢力制限なし。
範囲は縦幅はカード二枚分程度とかなり狭いが、横幅は自分が城門のラインに居れば両サイド1枚分届かない程度とかなり広い。
効果時間は6.7c、知力依存0.4c(Ver.3.7.1A)。

勇猛持ちが5部隊いれば+7、4部隊でも+6になり士気効率は良い。
孫権が2コストである以上最大7枚(+9)まで可能。1コスト勇猛持ちは14枚(Ver.3.7.1A時点)。
魏2/蜀3(うちコンパチ1枚)/呉3/漢1/晋0/群雄5であるため、群雄との混色なら二色で構築することができる。

特技号令全般の欠点として、全部隊を揃えていなければ満足な武力上昇値を得られないことが挙げられる。
その中でこの計略は基礎武力上昇値が大きく、1部隊欠けている程度ならそれなりの武力上昇値になるのが強み。
自身もだが一族の孫策や孫尚香などは勇猛に加えて魅力を持っており、号令を4回打ち切りやすく相性が良い。

勇猛持ちはコスト比高武力が多く、必然的に部隊同士の殴り合いに強いデッキを作りやすい。
そこに大幅な武力上昇が乗るため、並大抵のデッキなら軽く押しつぶせる火力が出る。
おまけに勇猛持ちが集まる性質上部隊という部隊が一騎討ちに強いこともあり、物凄く事故らせやすい。
最大士気解放計略を持つ白猫周姫も勇猛を持つため、併用すれば混色構築もやりやすい。

ただし勇猛持ちを揃える必要がある性質上、デッキが高武力・低知力の単体強化に偏りがち。
例外も居ないわけではないが、数が非常に少ない上に、勢力限定号令などデッキパーツとして使いにくい武将が多い。
どうしても力押し一辺倒な戦術になりがちで、相手のダメージ計略・妨害といった搦め手にはすこぶる弱い。
とくに厳しいのが水計や火計で、号令範囲がすっぽり収まるため全部隊流されたり焼かれたりしかねない。
勇猛持ち以外を入れてカバーしようにも号令の火力も落ちてしまうので、ある程度は割り切った運用をしたほうが良さを活かせるだろう。

登場バージョン †

Ver.2.6.0E　(第二十七回大戦スタンプキャンペーン)

修正履歴 †

Ver.3.0.0B　効果時間短縮 7.1c→6.3c
Ver.3.7.1A　効果時間延長 6.3c→6.7c
　　　　　　 範囲拡大