夏1期


summer面の歴史

夏1期

突如開催されたsummer面であったが、建国数と空き地がほぼ等しくいささか寂しいことになった。
そうは言っても戦国面との両立を図るプレイヤーも多く、人数的には遜色ないまま開催された。

南部にそれなんてエロゲ国、猫の国、ロッソストラーダと大国が出揃う中、初戦からフランス・それなんてエロゲ国とスイス・猫の国が激突する。
イタリア・ドイツから更にポーランドまでもが両国の戦火に晒され、ロッソストラーダは初戦で学園生活部、山田王国を同時撃破後にしばらく待機することとなった。

北部ではフィンランドのクーとロシアの天国が、スウェーデンの久ぴーとノルウェーの水を飲め国がそれぞれ殴り合いを続けていた。
また、僻地イギリスに果ての塔が途中建国され、陸の孤島となっていたオランダ寝落ち部と緩やかな日々を送る。

しばらく時が流れ北部ではクー国、水を飲め国が勝ち上がる。
中立都市となっていたベラルーシ、ウクライナを加え両者が激突する中、エロゲ国と猫の国は100年戦争の様相を呈しロッソストラーダは静観を決め込むかに思われた……。

1574年10月。
さすがに待ちきれなかったのか、北部の開戦から半年遅れてロッソストラーダが猫の国に割り込み布告を行う。
これを受け猫の国はスイスからポーランドまで大移動、ドイツを盾に引きこもる構えを取る。

が、エロゲ国はスイス確保後にロッソストラーダにイギリスを割譲する。
海路が作られたことでロッソストラーダは猫の国への布告を取り下げ、寝落ち部および果ての塔へと布告する。

寝落ち部および果ての塔国戦が終了直後、クーが水を飲め国を撃破。
南東から始まったロッソストラーダと北東から始まったクーが海を渡り激突することとなった。

ロッソストラーダがノルウェー上陸に成功する。
続いてスウェーデン制圧、フィンランド、ベラルーシ、ロシアを沈め1605年5月、クーはウクライナにて敗れる。

延々続くかと思われた南部戦線であったが、周辺国の滅亡および流入、君主の影武者化等を受けて猫の国がエロゲ国に大逆襲、1629年2月にポルトガルまで貫きついに終止符を打つ。
1503年より126年続く戦いとなった。

残すは最終戦となったのだが、ここで波乱が起こる。
前述のイギリス割譲や停戦宣言に納得がいかなかったのか、一部のプレイヤーがクーデターを実行。イギリスに奇襲を行う。
結果実行主犯者は解雇、下野も出し人数差もついた中での決勝戦となってしまった。
計略ポイントこそ勝るものの面全体が少人数の上に大きく突き放された人数差は如何ともしがたく、猫の国は敗北することとなった。

統一国はロッソストラーダ。
本人の戦績よりも、(相手が自爆したこともあるのだが)登用成功数が輝く結果となった。

クーデターに関しては個人的には面白い事件とは思うが、上層の胃は確実に痛くなったことだろう。
かつてのように同盟が結託されていた時代から長らく空いており、戦時中の割譲等々に各上層の気が回らなかったことが此度の事件の一因だろうか。
外交ばかりが先行しても暗黒面と呼ばれやすくなるため一概にどちらがいいとは言えないのだが。

また、夏面の特徴として新規兵種:戦車が追加された。
残念ながらあまり戦闘ログを見ることが出来なかったのだが、水陸両用戦車からは浪漫を感じざるを得ない。
現マップでは海戦ルートが少ないためあまり出番がなかったと思われるが、仮に日本マップなど上下が海路で繋がるマップならば……
空飛ぶ船ならぬ空飛ぶ戦車。夢は膨らむばかりである。