4月8日、朝6時55分頃、顔と頭を激しく焼かれた鎌谷香央里さんの遺体が、自宅から約5.5キロ
離れた鯖江市上戸口72-32の県道沿い空き地で発見された。
鎌谷さんは仰向けに横たわった状態で倒れており、頭部の他、上半身の服が焼けていた。
紺色のトレーニングパンツに同色トレーナーを着用、トレーナーは胸までめくれていたという。
靴は片方が脱げ頭部付近にあった。目立った外傷はなかったが、司法解剖の結果、窒息死と分かった。
鎌谷さんは夫と子供2人の4人暮らし。高校の同級生の男性によると、8日午前零時過ぎ
鎌谷さんの妹から、鎌谷さんが行方不明になっているとの連絡があった。
妹がこの男性に話したところによると、鎌谷さんは前日の7日午後10時ごろ
「友達が待っているので出かける」と夫に言い残し自宅を出たまま戻らなかったという。
翌8日午前2時ごろ家族から今立署に捜索願が出されていた。
遺体発見現場は鯖江市北東部の県道福井今立線戸ノ口トンネルへ鯖江市側から入る手前の、閑静な集落。
鎌谷さんの自宅から約5.5キロ離れている。
2002年4月9日午前9時8日午前6時55分ごろ、鯖江市上戸口町の県道沿いの空き地で、
女性が頭部が焼けた姿で死亡しているのを付近住民が発見、110番通報した。
鯖江署などで調べたところ、遺体は今立町野岡、会社員、鎌谷香央里さん(28)と判明
司法解剖の結果、死因は窒息死と分かり、殺人の疑いで捜査本部を設け調べている。
鯖江市の主婦、鎌谷香央里さんが殺された事件で、警察は9日から本格的な捜査に乗り出しました。
殺人と死体遺棄の疑いで合同捜査本部を設置し、遺体発見現場や自宅周辺を調べました。
またこれまでに検死の結果から、食後3〜4時間後に殺されたものと見られています。
今立町の主婦、鎌谷香央里さんが殺された事件で、10日午前10時から告別式が行われました。
告別式は、武生市三ツ屋町の香央里さんの実家で午前10時に始まりました。
会場には、親族や友人など60人あまりが参列し、無残な死を遂げた香央里さんの冥福を祈りました。
参列した人達は、香央里さんの突然の死にショックが大きかったのか、一様に硬い表情を見せていました。
今月8日鯖江市上戸口町で今立町の主婦の他殺体が見つかった事件で、
事件後主婦の携帯電話が見当たらないことから捜査本部が携帯電話の通話記録を調べたところ、
前日7日の夕方以降発信した形跡がなかったことが分かりました。
捜査本部では7日夕方より前の発信についても調べるとともに着信記録についても照会を急いでいます。