【回答】
結論からいうと密閉型.
ものすごく大雑把に言って,船体上に箱上の格納庫が乗っていて,搬入口の類を閉めれば,完全に外部と遮断できるのが密閉型.
船体上に柱を立ててその上に飛行甲板をのせ,その間を格納庫とし,波よけのついたてやシャッターで,とりあえず外部と遮断したのが開放型.
(ホントはも少し細かい差異や,儀装上の違いが,それぞれにあるが割愛).
WW2までは日英が密閉型,米が開放型を主用しており,戦訓的に開放型の有利が認められたが,WW2後の核戦略の中で,密閉の必要が生じ(放射線を帯びた降下物からの保護の為.
あと,飛行機自体が電子部品やジェットエンジン等,とても甲板上にふきっさらしにするには高価でデリケートな部品の塊になった面もある),寧ろ密閉型の有利が認められるようになる.
よって米軍の所謂スーパーキャリアーは,全て密閉式となる.
サイドに壁が無い,あるいは開放部が有る格納庫を「開放型」,サイドを壁で覆って開放部が無い格納庫を「密閉型」と言います.
フォレスタル以降の戦後の米海軍大型空母は,サイド・エレベーター装備の,言わば「準開放型」と言える格納庫です.
艦載機の搬出口が大きく開いているのですが,そこは必要に応じてシャッターで閉じる事が出来ます.
開放型のメリットとしては,消火作業で使用した水などを,容易に排出出来る,燃料などの気化ガスがこもらない,などが有ります.