人物紹介 / 伏寿


伏寿

献帝に長安時代から連れ添っていた妃。父は献帝の侍中として仕えた伏完。
後述の通り生前に皇后位を廃されているため正式な諡は無いが、献帝の諡を取り「孝献皇后」と呼ばれることもある。

董承、王子服らによる曹操暗殺計画が失敗し、関係者の一族が処刑されることになると、
献帝の子を身籠っていた董貴人(董承の娘)までもがその対象とされたことに恐怖を覚える。
そこで父・伏完に曹操の脅威を訴え排除するよう訴えたが、伏完はそれを実行せずに死去してしまう。

訴えてから10年以上が経ち、曹操が魏公となった後にこれが発覚すると皇后を廃された後、暴室に幽閉され死去する。
さらに一族も皆殺しに処され、後任の皇后には既に献帝の側室になっていた曹操の娘・曹節が立てられた。
(『蒼天航路』では、宮中の安寧を願う宦官が密告したとされている)

演義では廃位の下りはなく、露見の時点で伏完ともども一族皆殺しにされてしまうため、
演義ベースの媒体では伏皇后と呼称されることの多い人物。
曹節の扱いも少々異なっており、皇后を亡くした献帝に曹操が三姉妹を強引に嫁入りさせるという話になっている。
民間伝承『三国志平話』では伏皇后は前漢の高祖・劉邦の妻・呂后の生まれ変わりで、かつて彼女に粛清された前漢の名将・韓信が転生した曹操に処刑されて仇を討たれると冒頭の「司馬仲相の冥界裁判」のくだりで宣言されている。