人物紹介 / 曹彰


曹彰

曹操の子の中では珍しい武人肌の人物。
特に異民族との戦いで大活躍しており、北方騎馬民族の鮮卑討伐はその武功の最たるものと言える。
性格の方も良くも悪くも武人らしい剛腕頼みの頑固者であったらしく、
曹操から学問を身につけるように諭されても
「男に生まれたからには衛青や霍去病(いずれも前漢の名将)のようになりたい」
といって聞く耳を持たなかったという。
そのため、兄弟の中でも一際華々しい戦功を誇りながらも、曹操からは後継者候補としては見られていなかったようだ。

曹操が危篤に陥ると任地の長安から早馬で駆けつけるが、父の臨終には間に合わず、洛陽では文官の賈逵が後事を取り仕切っていた。
曹彰は後継者の座を諦めていなかったのか、賈逵に印綬(魏王の証)の在処を教えろと迫るが、
「あなたの聞くことではない」とあっさり突っぱねられてしまう。
この一件で彼は兄・曹丕に野心を疑われることとなり、カード裏の通り曹丕は彼の武勇を強く警戒。
彼は任城王の位を与えられるが、以後は特に事績も武功もないまま3年後に急死してしまった。
一説によると野心を疑う曹丕から謁見を許されなかったため激怒し憤死したと言われ、「冷遇された」との記述はこれが由来か。
また「世説新語」によると、曹丕に毒殺されたというえげつない説も存在している。
曹丕と曹彰が碁を打っていた際、曹丕が毒入りの棗を用意しており、曹丕は毒入りの棗を避けて食べ、曹彰は毒入りの棗を食べてしまい毒殺されてしまうという内容である。

「素手で猛獣と格闘した」という話から『蒼天航路』では孫権の飼っていた虎・仁を相手に戦い、
素手で仁の心臓をえぐり出すという活躍を見せている。
一応最終回でも曹操の見た夢の中で登場するなど、割と優遇されている方である。