人物紹介 / 朱異


朱異

呉の武将。朱桓の子。
朱桓・朱異を輩出した朱家は、「呉の四族」と言われた呉郡の豪族。
字が「季文」なので兄がいるようにも見えるが、兄弟については特に記録がない。

幼い頃から聡明さで知られ、父が病没するとその兵を継ぎ、数々の武功を上げて鎮南将軍にまで出世した。
しかし父譲りの武人肌で硬骨な性分により、腐敗の始まった後期呉王朝では権力者たちとの衝突が激しく、
諸葛恪の魏進攻を無理攻めと悟り諫めるが、無視されて暴言を吐いたため更迭されている。
その後の孫綝政権では魏に反旗を翻した諸葛誕の救援を命じられ寿春に向かうが、
先に別の任務に当たっていた朱異が到着した時、すでに寿春は魏軍に包囲されていた。
朱異は数回にわたって魏軍を攻めるが包囲網を崩すことはできず、
それでも孫綝が無理な出撃を命じ続けるため拒否し、逆ギレした孫綝に殺害されてしまう。

陳寿からは「父の名に恥じぬ名将」「非業の死を遂げたのは時代のせい」と同情的に評されている。
演義では諸葛誕救援失敗の下りしか登場しないため、失敗して孫綝に処刑されるだけの無能な将軍にしか見えない不憫な人物である。

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