遊☆戯☆王カード原作HPに掲載されている、デュエル小説の1つ。
決闘学園!シリーズ最大の特徴は、「デュエリスト能力」と呼ばれる本作独自の設定である。
この力は、デュエリスト本人に宿る特殊能力のようなものであり、デュエリスト能力者は、デュエル中にカードを使わずに何かしらの効果を発揮することができる。
そんなデュエリスト能力を中心として、普通のデュエルにはない駆け引きが繰り広げられる、能力バトル小説ならぬ能力デュエル小説である。
本シリーズのデュエルは、打破不可能に見える状況からいかにして逆転勝利を収めるか、に重点が置かれている。
明らかにゲームバランスを無視した強さのデュエリスト能力を持った敵が数多く登場し、限界ギリギリまで味方サイドを追い詰める。
そんな状況下で、逆転の術はあるのかを模索していくことが、本シリーズの肝である。
特に、シリーズ後半になればなるほど、このスタイルが徹底されていく。
また、ラストターンの逆転劇に、新規オリカが一切使用されないことも大きな特徴である。
必ずOCGカードか既出のオリカだけで決着をつけるため、読者は、クライマックスのシーンを読む前に、逆転方法を推理(予想)することが可能となる。
この特徴を活かして、今までに何回か、作中で「読者への挑戦状」という企画が行われたことがある。
これは、何を引いても勝てそうにない状況から、一体何のカードをドローすれば逆転勝利できるのかを当てる、一種の詰めデュエルのようなものである。
原作やアニメのキャラは一切登場せず、オリジナルキャラクターだけで話が進む。
一応、時系列はアニメGXの後・アニメ5D’sよりも前となっているが、アニメを見ていなくても、ほとんど問題なく楽しむことができる。
2009年 創作ストーリー人気投票では、4位と8位を、
2010年 創作ストーリー人気投票では、2位と3位を獲得した。
豆戦士(決闘学園!シリーズ、恋する乙女の決闘週間、番外プロジェクト2)