《ラプラスの宣告》


《ラプラスの宣告(せんこく)/Laplace's Oath》

永続魔法
このカードの発動に成功したとき、
自分の手札と自分フィールド上のカードを全て墓地に送る。
カード名を1つ宣言する。
相手のデッキの一番上のカードをめくり、
宣言したカードだった場合そのカードを墓地へ送る。
違った場合はこのカードを破壊する。
この効果は、自分のターンのメインフェイズに、
1ターンに何回でも発動できる。

 決闘学園!シリーズで登場した永続魔法。
 相手のデッキトップに存在するカードを当てれば、そのカードを墓地に送ることができる効果を持つ。

 このカードの発動に成功すれば、自分の手札とフィールド上のカードを全て失ってしまう。
 その重すぎる代償ゆえに、普通に使うだけでは全くもって割に合わない。

 しかし、《ラプラスの宣告》は、この手のカードにしては珍しく、1ターンに何回でも効果を発動できる。
 状況さえ整えば、1ターンで相手のデッキを破壊しつくすことが可能だ。
 というより、このカードを使う場合、1ターンキルを狙う以外の選択肢はないだろう(厳密には、次の相手ターンのドローフェイズに勝利となる)。

 特殊な状況を除けば、相手のデッキにあるカードの順番が全て分かっていることはありえない。
 事実上、《天変地異》とのコンボ専用カードだと言っていい。

 だが、《ラプラスの宣告》を発動した瞬間、自分の手札とフィールド上のカードは全て墓地に送られてしまう。
 単純に2枚のカードを順に発動させるだけでは、1ターンキルを実現することはできない。

 いかにして《天変地異》と《ラプラスの宣告》を自分の場に同時に存在させるか。
 このカードを扱う上でのポイントは、全てそこに集約されるだろう。

 下記の通り墓地に送るのはコストでは無く効果であるため、《静寂虫》や《サイレント・ソードマン LV7》と言った永続魔法の効果のみを無効にするカードと併用すれば、自分の手札とフィールド上のカードを墓地に送るデメリットを無視できる。
 ただしその場合はデッキ破壊の始動も妨げられるため、何らかの方法でモンスターを処理する必要がある。
 他の方法としては、自分のデッキトップに《天変地異》が、場にアドバンス召喚した《タン・ツイスター》がある状況で、《ラプラスの宣告》を発動するというものがある。
 だが、他の1ターンキルの例に漏れず、狙ってやるのはかなり難しい。

  • 間違えやすいが、手札とフィールド上のカードを墓地に送るのはコストではなく効果。
    《マジック・ジャマー》などでカードの発動を無効にされても、失うのはこのカードだけで済む。
    ただし、発動に成功した後で《サイクロン》で破壊されれば、結局全てのカードを失う羽目になる。
  • 名前の由来は、「ラプラスの悪魔」。
    もしも今この瞬間の世界に関する情報を全て得ることができ、それを解析できる人物が存在するならば、その人物は未来の世界を正確に予測可能である、とラプラスは主張した。
    この主張で仮定された人物が「ラプラスの悪魔」である。
    相手のデッキトップを未来に引くカードと解釈し、それを言い当てていく様は、この主張の内容とマッチしている。
    また、似た効果を持つ《デーモンの宣告》とも絡められている。
  • 決闘学園!シリーズにおいて―
    柊聖人が使用。
    柊のデュエリスト能力と《ラプラスの宣告》の相性は抜群。
    妨害さえされなければ、このカード1枚だけで1ターンキルが可能になるのである。
    そのため、柊のデッキは、いかにこのカードを早く引き当て、発動させるかに特化したものになっている。
    初登場は「吉井&柊vs不良2人」のタッグデュエル。
    《魔法石の採掘》で墓地からこのカードを回収して発動。
    片方の不良のデッキのカードを全て墓地に送り、勝負を決めた。
    続く「天神vs柊」戦では、なんと先攻1ターン目から発動される。
    発動を無効にされることもなく、柊の勝利は確定したかに思われたが……。

登場作品

関連カード

  • 《デーモンの宣告》

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