フィールド魔法 このカードの発動と効果は無効化されない。 このカードは他のカードの効果を受けず、自分の場を離れない。 このカードが発動してから、自分のエンドフェイズを以下の回数迎える度に、 その次のターンから以下の効果が適用される。 ●1回目:このデュエル中、お互いの手札制限枚数は4枚になる。 ●2回目:このデュエル中、魔法・罠カードの発動とセットを、 各プレイヤーは1ターンに合計2回までしか行えない。 ●3回目:このデュエル中、自分または相手が受ける 4000ポイント以上のダメージは0になる。 ●4回目:このデュエル中、ある1ターン中に発生したダメージの総和が 4000ポイント以上になったとき、以降そのターン中に発生する ダメージは0になり、そのターンを終了する。 ●5回目:このデュエル中、フィールド上以外に存在するカードの効果は無効になる。 これら5つの効果が全て適用された後、次の相手ターン終了時に ライフポイントが多い方のプレイヤーはデュエルに勝利する。(同じ場合は引き分け)
決闘学園!シリーズで登場したフィールド魔法。
決して妨害できない無敵の耐性と、ターン毎に両プレイヤーに制約が課されていく効果、そして10ターン後に強制的にデュエルを決着させる効果を持つ。
一度場に出れば、いかなる方法をもってしても、決して除去することはできない。
後から別のフィールド魔法を発動することすら許されないため、特定のフィールド魔法を軸にしたデッキにとっては天敵とも言っていい。
発動される前に《マインドクラッシュ》で墓地に送るくらいしか、有効な対策が存在しないのである。
1回目の効果は、両プレイヤーに効果が及ぶ《衰弱の霧》のようなもの。
手札制限枚数が一気に2枚も減ってしまうとはいえ、それによって被害を受ける機会はほとんどないだろう。
2回目の効果は、魔法・罠の発動・セット回数に制限を設ける。
合計2回というのはかなり心もとないため、普段と同じような感覚では困る局面も出てくる。
使うまでにセット+発動の2ステップ必要な罠は特に使いにくくなるので、早めに伏せるように心がけよう。
ただし、《大嵐》などの全体除去カードには注意が必要である。
3回目の効果は、4000ポイント以上のダメージを全て0にする。
圧倒的な攻撃力で1ターンキルを目指すデッキにとっては災難だが、多くの場合は、あまり気にならない制約だろう。
4回目の効果は、1ターンに合計4000以上のダメージが発動した場合、ターンを終了させる。
こちらも比較的緩い制約なので、一斉攻撃が多少やりづらくなる程度で、被害を受ける機会は少ないだろう。
5回目の効果は、フィールド上以外で発動するカード効果を無効にする。
墓地で効果を発動するモンスターは全て潰されるが、ここまで来れば強制決着まであと1ターンしか残されていないため、影響は比較的小さいと言える。
そして、このカードが発動してから10ターン目のエンドフェイズに、ライフポイントの少ないプレイヤーはデュエルに敗北してしまう。
《終焉のカウントダウン》のような効果だが、こちらはライフの多い方が勝者となる。
10ターン目が近づいたら、できる限り守りを固めるようにしよう。
《和睦の使者》・《威嚇する咆哮》など、戦闘ダメージを完全にシャットアウトするカードは特に有効。
逆に、相手にこのカードを使われた場合、相手のデッキにはそういった防御カードが豊富に採用されている可能性が高い。
早いうちから、積極的に攻撃を仕掛けていくべきだろう。