■発覚
平成16年3月24日午後1時ころ、板橋区小茂根のアパートの一室から男性の刺殺体が発見されました。
その日、被害者の知人が訪ねて来たところ、玄関の鍵が開いており、
不審に思いながら中に入ってみると、台所で被害者が血を流して倒れていたのです。
■被害者は…
倒れていたのは、そこに住んでいた江口政信さん(57歳)でした。
江口さんはGパンにジャンパー姿で靴を履いたままの状態で、胸を刺され、既に死亡していました。
遺体のそばには血の付いた包丁が落ちていました。
江口さんは2年前に母親を亡くし一人暮らしで、近隣との付き合いはなかったものの、
休みの日などは、近所の子どもたちに縄跳びの二重跳びを教えるなど、優しく子ども好きな性格でした。
■何が起きたのか
現場は、環状七号線にある板橋警察署茂呂交番の北西約300m、
板橋区立城北中央公園の南方約600mのところにあるアパートで、
ベランダのサッシが外から割られ、部屋の押入やタンスが荒らされていました。
また、玄関のあがりかまちには食料品が入ったコンビニエンスストアの買い物袋が置いてあり、
中には2月29日午後10時前の記載があるレシートが入っていました。
警視庁
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2001〜2004