1981 / 06 / 27　みどり荘事件

【1981/06/27　みどり荘事件】

ttp://www2.tky.3web.ne.jp/~norin/kaikaku-kutsukake.html

1981年6月27日深夜から翌日未明にかけ、大分市六坊町のアパート「みどり荘」
203号室の県立短大生（当時18歳）が自室で乱暴され、首を絞められて殺された事件。
隣人が誤認逮捕される等あったが、96年に時効成立。

事件から6ヵ月半後の82年1月14日、大分 県警は被害者の隣室に住むホテル社員、
輿掛良一さんを逮捕。輿掛さんは捜査段階や地裁公判の初期には
「（被害者の）部屋にいたことは覚えている」などと供述していたが、
第13回公判以降は無罪を主張。
大分地裁は89年3月無期懲役判決を言い渡したが、被告側が控訴。
福岡高裁の控訴審では自白の任意性、体毛鑑定、ＤＮＡ鑑定が争点となり、
95年6月30日、逆転無罪判決。福岡高検は7月13日上告を断念、無罪が確定した。
高裁の無罪判決は、無実の輿掛さんが犯人と疑われた事情にも踏み込んで認定した。
無罪確定後、時効まで1年あまり残っており、裁判長が真犯人を示唆したにも関らず、
警察は「捜査はやり尽くした」と再捜査はせず、96年6月28日に時効を迎えた。
1981〜1990