【質問】 ラバウル奪取の必要性はあったの?

 【回答】
 ラバウル攻略は第一段作戦の締めくくりとして,トラックや蘭印方面への連合軍の反攻の策源地を排除し,占領地域を守る「城門」として絶対に必要な場所であり,攻略には赤城以下正規空母まで出撃しています.

 ラバウルの奪取は,戦前からの既定戦略です.
 ラバウルが敵手にあれば,そこからの連合軍の浸透は,蘭印東部や内南洋にまで及び,長期持久はおろか短期決戦さえままなりませんでした.

ゆうか ◆u8WC078ef5ch in 軍事板,2010/11/23(火)

 【珍説】 「『ラバウルは策源地を排除し,占領地域を守る「城門」として絶対に必要な場所』は,誤った考え」???

552 :霞ヶ浦の住人 ◆1qAMMeUK0I :2010/11/23(火) 19:57:19 ID:ZlGaqx?/a

547 :ゆうか

538

ラバウル攻略は第一段作戦の締めくくりとして,

トラックや蘭印方面への連合軍の反攻の策源地を排除し,占領地域を守る「城門」として絶対に必要な場所であり

攻略には赤城以下正規空母まで出撃しています.

ラバウルの奪取は戦前からの既定戦略です.

ラバウルが敵手にあればそこからの連合軍の浸透は蘭印東部や内南洋にまで及び,長期持久はおろか短期決戦さえままなりませんでした.

霞ヶ浦の住人の回答.
「策源地を排除し,占領地域を守る「城門」として絶対に必要な場所であり」が誤った考えなのでした!

説明.
次は「ラバウルを保持するにはソロモン諸島全域をカバーできるガダルカナル島に飛行場建設を計画」となりました.
止め処が無くなったのです.

「グアム島攻略作戦では米軍陣地は重厚な防御施設と兵力を準備していると連合艦隊司令部では過大評価していました.
というのも,米軍にとってハワイ〜ウェーキー〜グアム〜フィリッピンに通ずる戦略的価値の高い最重要拠点であり,
それに加え海底電線の中継所として欠くことのできない位置にあったためです.
 ところが米側では,軍備の強化をすると日本を刺激する事となり,本国から遠いため補給も困難であるとの理由から,
積極的な防御準備は行なっていませんでした.」

「グアム島,ウェーキー島を終えた大本営海軍部は,続く南太平洋方面方面のニューブリテン島のラバウルまで進出する予定でした.
ラバウルまででも戦線は延びきっているのに,
ラバウルを保持するにはソロモン諸島全域をカバーできるガダルカナル島に飛行場建設を計画します.」

下記,南部太平洋方面攻略・インド洋作戦を参照ください.
http://ww31.tiki.ne.jp/~isao-o/battleplane-14seiron.htm

 【回答】
 まるっきり分かっていません.
 ラバウルが敵手にあった場合,蘭印東部〜内南洋に至る広大な地域が,前線と化します.
 防衛に要する負担は,トラック〜ラバウルに至る補給線の維持など,児戯と思えるほど悪化します.
 ラバウルはわずかな補給線の延伸によって,防御リソースを集中し,トータルでの補給負担を減らせる絶好の位置にあり,しかも戦前からの空港さえあります.
 だからこそ日本軍は,ラバウルの攻略を第二段ではなく,第一段作戦に組み込み,開戦前からの明確な方針としていたのです.

 そして南方への進出は,ラバウルで留める案もあったのです.
 というより連合艦隊は,ラバウルからさらに南進してモレスビー攻略〜米豪を分断する大戦略には,もともと消極的でした.

 だいたい,そのHPは認識を誤っています.
 ガダルカナルへの飛行場建設は,ラバウル保持とは直接関係ありません.
 防衛ではなく攻勢的な目的によるものです.

ゆうか ◆u8WC078ef5ch in 軍事板,2010/11/23(火)

 【珍説】 「ガダルカナルへの飛行場建設は,防衛的な目的」???

588 :霞ヶ浦の住人 ◆1qAMMeUK0I :2010/11/23(火) 21:23:57 ID:ZlGaqx?/a

563 :ゆうか

552

まるっきりわかっていません

ラバウルが敵手にあった場合,蘭印東部〜内南洋に至る広大な地域が前線と化します

防衛に要する負担はトラック〜ラバウルに至る補給線の維持など児戯と思えるほど悪化します

ラバウルはわずかな補給線の延伸によって防御リソースを集中し,トータルでの補給負担を減らせる絶好に位置にありしかも戦前からの空港さえあります.

だからこそ日本軍はラバウルの攻略を第二段ではなく,第一段作戦に組み込み,開戦前からの明確な方針としていたのです.

そして南方への進出はラバウルで留める案もあったのです

というより連合艦隊はラバウルからさらに南進してモレスビー攻略〜米豪分断の大戦略にはもともと消極的でした

だいたいそのHPは認識を誤っています

ガダルカナルへの飛行場建設はラバウル保持とは直接関係ありません

防衛ではなく攻勢的な目的によるものです

霞ヶ浦の住人の回答.
「守勢に回ったとしても必要となるソロモン諸島の制空権拡張のため,ラバウル以南の前進航空基地を建設する」.

説明.
「米豪遮断作戦である.この作戦は,ニューギニア島東南岸のポートモレスビー攻略作戦(「MO作戦」)とニューカレドニア,フィジー,
サモアの攻略作戦(「FS作戦」)から成るものであったが,「FS作戦」遂行にあたって5月に前進飛行場の建設適地とされたのが,ガダルカナル島であった.
ところが日本海軍はミッドウェー海戦において主力航空母艦4隻を失うこととなり,「FS作戦」の実施は一時中止されることとなった.
だが,守勢に回ったとしても必要となるソロモン諸島の制空権拡張のため,ラバウル以南の前進航空基地を建設する為,
大本営は6月下旬にガダルカナル島の飛行場建設を正式決定した.」

 ウィキペディアの「ガダルカナル島の戦いの背景」を参照ください.

 【事実】
 FSは7月1日をもって「一時取止メ」となります.
 具体的には7月6日の「作戦指導砲身変更ノ経緯説明覚」にあり.

別紙第三 作戦指導方針 
五 
 F作戦はインド洋方面の積極的交通破壊戦終了し 「モレスビー」攻略後の「ニューギニヤ」方面航空戦進展の状況 
 並に航空機増産の状況を見定め 且当時の敵情を考慮し概ね本年十二月以降之が開始を企図するものとし所要の作戦準備を促進す 

 また,

 F作戦の必要性は将来減少することなしとの見解にして,抜本的に豪州攻略の可能性生ぜざる限り,之が攻略の企図は飽迄も之を放棄せざるものなり

として,全く諦めてません.
 当面はインド洋方面で攻勢を展開し,将来に備えてラバウル周辺の地歩を固めておく,構想の一環がガ島飛行場建設で,このあたりの経緯・詳細は「SN作戦」を調べるとわかります.
 その中でもガ島の飛行場は,日本軍前進基地としてのツラギ泊地の防空と,連合軍艦隊への哨戒を主眼とした,攻勢的な目的を有しています.

ゆうか ◆u8WC078ef5ch in 軍事板,2010/11/23(火)

 ちなみに,ラバウルが無力化して以降の蘭印防衛は,ニューギニア各所に展開した陸軍航空隊が,重責を担うようになる.

 一方で連合軍は,資源地帯への浸透よりもっと直接的に,台湾・フィリピン方面を攻略してシーレーンを遮断する道を選び,ニューギニア方面を直接攻略するのは避けた.
 ただし戦前の構想では,ラバウルへの増援が間に合えば,これを拠点として反攻に転じ,場合によってはトラック攻略も視野に入れていたことが,各種文書で明らかになっている.
 日本軍は機先を制することによって,危険な芽を摘み取ることに成功したわけだ.

軍事板,2010/11/23(火)

 【珍説】 「日本はその後の絶対国防圏でラバウルを外しました.占領したことが間違いだったのです」

624 :霞ヶ浦の住人 ◆1qAMMeUK0I :2010/11/23(火) 22:36:47 ID:ZlGaqx?/a

621

619

563 名前:ゆうか

552

まるっきりわかっていません

ラバウルが敵手にあった場合,蘭印東部〜内南洋に至る広大な地域が前線と化します

防衛に要する負担はトラック〜ラバウルに至る補給線の維持など児戯と思えるほど悪化します

ラバウルはわずかな補給線の延伸によって防御リソースを集中し,トータルでの補給負担を減らせる絶好に位置にあり

しかも戦前からの空港さえあります.

だからこそ日本軍はラバウルの攻略を第二段ではなく,第一段作戦に組み込み,開戦前からの明確な方針としていたのです.

霞ヶ浦の住人の回答.
日本はその後の絶対国防圏でラバウルを外しました.
占領したことが間違いだったのです.

説明.
「1943年9月25日の大本営政府連絡会議で決定した「今後採るべき戦争指導の大綱に基づく戦略方策」で
絶対国防圏の圏域を設定,同年9月30日の御前会議で決定した「今後採るべき戦争指導の大綱」で絶対国防圏が決定された」.

下記,絶対国防圏を参照ください.
http://www.h2.dion.ne.jp/~sws6225/jiten/kokubouken.html

 【事実】
 完全な結果論です.
 しかも間違いだらけの.

 戦前から連合軍は,モレスビー=ラバウルを反攻の拠点とする構想があり,開戦後速やかに増援部隊を派遣する構想でした.
 日本軍の進撃は,連合軍のもくろみを遥かに上回る順調さで推移し,構想を実現する余裕がなくなってしまっただけです.
 日本が「開戦90日で第一段作戦にケリをつける」ほど急いだのは,まさに連合軍,特にアメリカ軍が航空戦力中心の増援を送り込んで,攻略が困難ないし不可能になる前に,作戦を終結させる切実な必要があったからです.

 絶対国防圏設定後,ラバウルは無力な拠点と化しましたが,それでも日本がここを確保しておく意味はありました.
 大兵力を要するラバウルが,日本側の手に残されていたからこそ,ニューギニア方面への連合軍の攻勢は激烈なものとはならず,資源地帯が直接脅かされるまでに至らなかったのです.
 連合軍はラバウルを攻略して,資源地帯に襲いかかる道ではなく,もっと手っ取り早く効果があがる(そして多分に政治的な意図を含んだ)フィリピン攻略の道を選びます.
 そこにはニミッツと張り合うマッカーサーという,アメリカ陸海軍側のわりと一方的な都合があります.
 資源地帯への浸透で時間を食い,対日攻勢の主導権を海軍側に握られることを嫌うという,理性とは少々ずれた道筋を経て,資源地帯はスルーされた,ともいえます.

ゆうか ◆u8WC078ef5ch in 軍事板,2010/11/23(火)

 そもそも攻勢計画段階と守勢にまわった段階で,同じ判断するかね?
 つか,ラバウルが維持できないと見たから,「絶対防衛圏」を設定せざるを得なくなったんだろうが.
 つまり,オフェンスからディフェンスに変わったわけで,どうせディフェンスにまわることになるんだから,ってオフェンスを諦める馬鹿がいるかね?

 さらに言えば,開戦当初にラバウルを占領しないと,連合軍がラバウルに展開して,トラックから,マリアナ,ニューギニア全土が,いきなり連合軍の攻撃範囲にはいるんだけど.
 そうなると,絶対国防圏どころじゃない騒ぎになるんだけど.

軍事板,2010/11/23(火)

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