零陵太守・劉度の配下として演義にのみ登場する武将。
劉備が零陵郡に攻め込むと、劉度の子・劉賢(劉延とも)は消極的な父に対して抗戦を主張し、
その劉賢から「関羽、張飛をも打ち取れる万夫不当の猛将」と紹介される。
戦場では諸葛亮の降伏勧告もはね退けて戦うが、張飛との一騎打ちではアッサリと敗れ、
逃げた先には趙雲がいたため降伏する。
劉備からは問答無用で処刑されそうになるが、劉賢を説得することを条件に解放される。
零陵に戻ると劉賢と謀って伏兵策で劉備軍を打ち破ろうとしたが、諸葛亮に読まれており失敗。
結局劉備軍に蹴散らされた上、自身も趙雲に討ち取られている。
完全に劉備軍のかませ犬として登場したようなものであるが、彼が登場した経緯は、
零陵の戦いが劉備の荊南攻略最初の戦いであり、他三郡と違い劉備軍総出でかかっているため、
どうしても引き立て役が必要になったからだと思われる。
横山版では前述の問答無用で処刑されそうになったシーンで劉備が
「おおっ邢道栄を捕らえたか」と言った直後のコマで「斬れっ」と発言したシーンがネタにされている。