地球より、居住可能な新しい惑星「レノ」が発見されたのは今から500年ほどの昔。
無人探査機による探索等もすみ、人類の生存が可能な環境である事、
さまざまな資源が手つかずに眠っていること分かると、
人口過剰気味であった地球より、移民計画が持ち上がりました。
そして、実際に惑星レノへの移民が行われたのは400年ほど昔の事でした。
船団を組んでいた7つのマザーシップのうち、1つが行方不明になりましたが、
残りは惑星レノの各地へ降り立ち、新しい生活を始めようとしていました。
当初、資源の乏しい人類は、その大半がコールドスリープ状態になっていました。
少数の探検隊が各地より水や食料、資源を集め、生活が維持できるようになると、
いくらかの人類がコールドスリープを脱し、新たな開拓者となる。
人々はそうやって少しづつ勢力を拡大していくつもりでした。
ところが、惑星レノには事前調査では存在を確認できなかった先住民がいました。
「レニアン」と呼ばれる、巨大な生物です。
レノの全域で勢力を持っていた「レニアン」はさまざまな形や大きさのものが
おりましたが、共通して凶暴であり、人類の天敵となりました。
マザーに存在したいくつかの機動兵器により、
人類はレニアンとの戦いをはじめましたが、戦況は芳しくありませんでした。
そこで人類側が生み出したのは、ヒトと機械の融合体
―ハイブリッドと呼ばれる存在でした。
彼らは、マザーとの接続を保ち、そのリソースを活用する事により、
人間離れした処理能力を示しました。
また、特に機動兵器への搭乗に高い適性を示したのです。
そして、彼らがあやつる機動兵器は、
レニアンを人類の勢力範囲から駆逐していったのです。
レニアンとの戦いを優勢に進めていた人類ですが、
その攻勢も長くは続きませんでした。
突然、残った6つのマザーシステムが停止したのです。
一説にはハイブリッドへのリソース提供が限界に達し、
フリーズを起こしたという説がありますが、原因は不明でした。
その能力の大半をマザーに依存していたハイブリッド達は、
マザーの停止により発狂するものや植物状態になるものが続出しました。
特にハイブリッドへの依存度が高かったマザー”アトランティス”は、
発狂した何人かのハイブリッドの暴走により壊滅してしまいました。
また、そのほかに残ったハイブリッドも、
その能力の大半を制限されてしまったのです。
もうひとつ、致命的な出来事がありました。
レノの各所に散らばった人類は、
マザーの通信能力を利用して連携していましたが
それが完全に途絶えてしまったのです。
人類はそれぞれ孤立する形となり、レニアンとの不毛な戦いが始まりました。
現在では人類は勢力圏からのレニアンの駆逐に成功しています。
現在ではレニアンは辺境の一部と、極地に生存するのみです。
しかし、長きにわたる戦いにより、
各地の人類はそれぞれ独自の文化を持つにいたり、
それぞれ独自の国家を形成しました。
また、それぞれの国家の勢力圏拡大し、隣接するに従い、
各地で人類同士の小競り合いが頻発するようにもなりました。
同じ人類という仲間意識はあるものの、長年の断絶は深かったのです。
機動兵器同士がぶつかりあう、人類同士の戦争が始まりました。
プレイヤーは基本的には1つの指揮系統を持った部隊として存在します。
レノに置ける各国の戦争の調停(交渉だけでなく、実力行使も含む)や、
残党レニアンの駆逐などが主な任務となります。
ですが、自分と部隊、そして人類の生存こそが最終的な目的となります。