工事現場から半裸遺体で発見される。
両手首は刃物で深く切られており、発見された時には血だるまの状態になっていた。
首にも絞められた跡が残されており、強姦目的の通り魔的犯行として捜査をしているが
未だに犯人とおぼしき人物は、浮かび上がって来ない。
上は、警視庁作成の、事件当日の被害者のイラスト。
午後8時過ぎ 親友の女性と渋谷のレストランで食事をする。
午後9時2分 2人でプリクラを撮影する。
午後9時30分 池尻大橋の行き付けのバーで談笑する。
午前0時8分 バーを出た2人は近くのコンビニで別れた。
この後、梅津さんは池尻大橋0:17発桜新町0:24着の電車か、
池尻大橋0:27発桜新町0:34着の最終電車に乗ったものと思われる。
駅から自宅までは徒歩10分で、距離にして500メートル程。
梅津さんは、いつも明るい繁華街のあるルートを通って帰宅していたが、
遺体が見つかった新築工事現場は人気のない入り組んだ暗い路地の途中にある。
なぜ彼女が、暗いルートを通ったのかは不明。
【発見】
平成11年7月12日(月)朝、世田谷区新町2丁目の工事現場内から、
女性の遺体が発見されました。
被害者は、身長160cm、やせ型で髪パーマ、ベージュ系でサンダル式の靴を履き
黒色タンクトップ、緑色地に花柄模様のスカートといういでたちでした。
直ちに、特別捜査本部を設置。被害者の身元割り出しと同時に、
工事を終えた10日(土)の夕方以降に現場付近で不審者を目撃した人や
不審な物音を聞いた人を発見し、犯人を割り出す捜査が始まりました。
【何が起きたのか】
その結果、被害者は25歳のOLと判明。
「また電話する」と言い残し、駅の階段を下りて行ったのが、最後の目撃情報。
時刻は、11日(日)午前0時8分すぎ。
その後電車に乗り、午前0時24分か終電の午前0時34分に桜新町駅で降車したもよう。
現場は、被害者が利用する東急新玉川線桜新町駅と被害者の家とのほぼ中間地点。
ただ、現場は帰宅コースから外れており、彼女がなぜそこへ行ったのかは不明。
また、現場からは、あるはずのショルダーバッグと靴がなくなっています。
短大を卒業した梅津さんは、広告代理店でファッション雑誌の広告を担当していた。
週末はよく同僚の女性たちと表参道のディスコクラブに通っていたという。
クラブの店員の話では、週に1回くらいで金曜か土曜に顔を出す事が多かったという。
控えめな感じで余り目立たなく、殺害される直前も変わった様子はなかったという。
梅津さんは、繁華街のあるルートを通って帰宅していたが、遺体が見つかった工事
現場はほとんど人気のない入り組んだ暗い路地の途中にあった。
なぜ彼女はその日わざわざ暗い道を通らなければならなかったのか?
捜査当局は事件が通り魔的な犯行だったとの見方を強めている。
闇に消えた凶悪犯 99/12/8放送