カード名 | プラチナドラゴン | ☆禁呪3 効果: ●耐性−白以外の色のカード(このカードは白以外の色のカードからダメージを受けず、その対象にならない。) ●このカードがスクエア以外からスクエアに置かれた時、あなたは自分のスマッシュゾーンの対象のカードを2枚選び、持ち主の手札に加える。 ●このカードが墓地に置かれるに際し、かわりに除外する。 | ||
種族/属性 | ドラゴン/フォーリナー | |||
種別 | ユニット | タイミング | クイック | |
使用コスト | 白3無6 | 移動コスト | 白1無3 | |
パワー | 7000 | スマッシュ | 3 |
V-2 栄光の鐘にて登場した、白の大型?ドラゴン。
種族フォーリナーを併せ持ち、幅広い耐性?に加えCIP時のスマッシュ?回復能力に加え除外?される置換効果を持つ禁呪3ユニット。
栄光の鐘にて全色に追加された、禁呪3持ち9コストドラゴンサイクル?の白。
禁呪3らしく脅威の耐久力を持つカード。
パワーはそれほどではあるが、スマッシュ?3を実現できている部分としては十分な数値だろう。
移動コストの面で見ても色拘束は緩い方であるため、フィニッシャーとしては相応しい。
このカードの存在意義を体現しているのは、何といってもキーワード能力である耐性?だと言える。《ワード・エイト》や《聖騎士ホーリー・レイピア》などのように単色への抵抗では無く、白以外の色に対しての耐性?を持つ驚愕な能力。
白以外と言う事は、赤・黒・青・緑?といった4色に対応し、これら全ての色に対してのアンタッチャブル?とあらゆるダメージを否定する。火力や対象を取る除去?の類の一切を通さず、加えて白以外ならバトルダメージで倒す事も不可能と言う驚異的なまでの防御力を持っていると言えるだろう。
このカードに対処するカードが投入されていないデッキならば、このカードを展開した時点で詰んでしまうことすらありいつまでも盤面に居座り続ける事ができる。
場持ちが非常に良いと言う要素に加えスマッシュ?が3点もあえうので、このカードが不動の高得点スマッシャーとして君臨し続けることすら実現してしまう。
このカードを禁呪3たらしめているのは他にも、CIP時誘発型能力のスマッシュ?回復能力にもあるだろう。
このカードがCIPすると自分に入っているスマッシュ?点を2枚選択し手札に加えられる。言ってしまえば、このカードを出すだけでスマッシュ?の受けていたダメージが回復し、更に2ドローしているに近い。
ほぼ戦闘で倒せず除去?も通じないカードに居座られるだけでも嫌だが、このカードが出てくるとスマッシュ?ダメージすら回復し手札まで増えてしまう。こうして見ると禁呪3を実現している事を思わされる。
除外?されるという置換効果は《神龍》と同様のもので、あらゆるゾーンからでも墓地に置かれる事は無くゲームから除外?されてしまうもの。
超が付くほど場持ちが良いカードなのでリアニメイト?から使い回す事ができれば強力極まり無かったが、この部分によりそれが不可能になっている。ともすれば一見デメリットに見えてしまいかねないが、その実そうでもない。
リアニメイト?は不可能だが、リムーブゾーン?から帰還するためのギミックを活用するとこれが一気にメリットへと変換される。
《大陸アルドのサイクロプス》を利用すると除外?されていようが即座に帰還できるので当然相性が良い。《時空歪曲》を利用すると低コストでデッキトップに戻ってくる。白はプランゾーン?を利用した展開が強いので、そこから《慈悲ある裁き》あたりで一気に舞い戻ってくる事も可能だろう。
幅広い耐性?やスマッシュ?ダメージを手札に変換できる強さがある反面、弱点を突っつかれると意外に脆い。
耐性?はかなりの範囲のカードを弾くが、当然ながら対象を取らないタイプの除去?には圧倒的なまでに無抵抗。対象を取らない除去は最近では珍しいものではなく、苦労して出したと思ったら《人形遣いの休息》や《断裂の魔氷クレバス》であっさり取り除かれてしまうという事もあるだろう。
また白以外に耐性?があるため、モチロン白のカードによる除去?を貰うと致命的。《天使たちの歌声》や《聖なる遺志》などでデッキボトムに戻されると再利用も困難になり、このカードよりパワーの高い白ユニットもゴロゴロといるので直接的な殴り合いでも役に立てなくなる。元から白いスターロード勢など持っての他。
その他に困るのが、進路方向をこのカードより高いパワーを持つユニットで防がれる事だろう。白ユニット以外とのバトルでこのカードが傷を負う事はまず無いが、このカードより高いパワーを持つユニットをこのカードで踏もうとすると、ルールエフェクトにより破壊されてしまう。例えば、《神を討つ魔剣の勇者》を目の前に置かれるとこのカードで攻撃すると負けてしまうので、そのような場合に動けなくなる事も往々にしてある。
《タクティクス・グラビティ・フィールド》を使われても致命的で、このカードのコストが重いだけにかなり刺さってしまうため危険だろう。
極端な耐性?の都合から、力強さと曖昧な脆さが同居している。
白を組み込んでいない単色の相手に対して無双をする事はよくあるも、それでも上記のように多数の不安があるので相性の良いサポートカード達と共に使って行きたい。
除外?されてしまう都合から、《大陸アルドのサイクロプス》や《時空歪曲》との相性は言わずもがな。
このカードを倒すのは難しく加えてスマッシュ?ダメージを回復させる能力があるので、デュエルを長引かせるカードとも相性が良い。このカードに《クリスタル・コロニー》を加えると、ほぼ間違いなく試合時間が延びてしまうので相手から詰まされる危険性はかなり薄くなる。
このカードをより攻撃的に使いたいなら《究極の一手》で無理矢理戦闘を仕掛けに行くのも良いだろう。
このカードをより完璧に守りたいのならば、《スプレーアートの聖地》とも中々のシナジーを見せる。このカードごと色を変更してしまうだけで白相手に対しての脆さも対策ができるだろう。また自分のユニットの色を変更し、そのユニットの対象にこのカードを取らせてしまうというのも面白い。ただし、このカード自身も《スプレーアートの聖地》に対して弱いと言う事には留意しておこう。
他には、白のカードだけ対象に取れることを利用しての《ボーイ・ミーツ・ガール》や《運命の癒し手ペンラム》で守って行きたい。特に《運命の癒し手ペンラム》との相性は良く、うっかり倒されてしまっても舞い戻って来た上で誘発型能力の再利用にも貢献できる。
先に中央エリア?を占拠すると相当厄介になるので、一気に中央エリア?まで展開できる《アーマゲドン》や《非武装中立ゾーン》などと絡めても面白い。他にサポートとして《シルヴィアの竜姫》でも良いが、面倒なら《時空を統べる者シュレーゲル》から呼んで来ても良いだろう。
強固でありながらドジを踏みやすいカードであり、展開した後にもこのカードの動かし方については注意を払いたい。
倒されにくい、が倒す方法はいくらでもある事を念頭に置いた上で、このカードを伸び伸び動かせるように頑張っていこう。