《究極の一手》


《究極の一手》(きゅうきょくのいって)

カードデータ


カード名究極の一手効果:
あなたはバトルスペースのスクエアにある対象の相手のユニットを1枚選び、相手のユニットのない自軍エリアのスクエアにリリース/フリーズ状態を変更せずに置く。
属性-
種別ストラテジータイミングクイック
使用コスト白1無2


ゲーム外カードデータ

収録セットNo.レアリティフレーバーテキストIllustration
IV-2IV-2 083/105Uncommon?最善にして最高の選択を「神の一手」と呼ぶならば、そんな物は知りたくない。その方がずっと面白い。MID?


解説

 IV-2 禁じられし邂逅にて登場した、軽量?ストラテジー?
 相手ユニットを動かす効果を持つ。

 バトルスペース?内の相手ユニットを選択し、自軍エリアへと引っ張ってくる吸引に近いカード。
 除去?バウンス?といった類ではなく、まさに相手ユニットを強制的にこちら側の自軍エリアに引き込むだけ。
 一見相手に攻めるタイミングを与えてしまっているようにも取られてしまうが、逆を言えばその行動を相手に課すという意味では強い。
 汎用性が高いだけに、それだけ使い道も多く、確実性ではなく可能性を見出す事ができる。

 このカードでは相手ユニット同士をぶつける事はできないが、こちらのユニットをわざと相手に踏ませる事は当然可能。
 その場合、パワー比べを行わせる以外にも《ロサ・フェティダ》《神を討つ魔剣の勇者》などを運用できればこのカードを使った分のアドバンテージは容易に叩きだせる。
 《名も無き街角》と併用できれば面白いように相手を迎撃できるため、吸引という意味ではかなり強い。
 自軍エリアならばどこでも良いので引き込んで倒すという以外にも一時的に退かすという事も問題なく可能。《妖魔の勇者》のように立たれていると邪魔な相手に対して手を打つという意味では効果的。
 相手ユニットが自分ユニットを踏もうとして動いてきた時にも効果的で、こちらへと引き込んで守ってやるという芸当も見せてくれる。使い方次第では、よくある移動スタック?などの行動へ対して妨害を働かせる事もできるなどなど侮れない一面を多く抱えているだろう。
 また、スターロードとは色の都合からも中々相性が良い。《天魔ケルヌンノス》《天魔クー・フーリン》などの特定の相手からのダメージ無効効果を逆手に取り、強制的に勝利させるという方法もある。手間はあるが、《天魔ベレヌス》もより効果的に運用できるようになると思えば悪くないだろう。
 キーワード能力耐性?とも相性が良いので、今後登場するカードによっては意外な活躍をしてくれるかもしれない。

 しかし、このカードはあくまで最善手ではなく奇手を可能にするものだという事を忘れてはいけない。
 当然ユニットに対処したいのならば確定除去?の類を使った方が早い。にも《聖なる遺志》が登場しているので、確実に対処するなら当然あちらを優先した方が良いだろう。
 また、奇手であるが故に相手に利用されてしまうと悪手へと化ける事もある。
 自軍エリアに引き込んだと思ったらリリース?されてフィニッシャーになってしまったり、ユニット同士をぶつけようと思ったらバトル?タイミングで除去?を撃たれてしまうと笑えない。
 状況によって使い所がかなり難しいカードでもあるので、安易に投入すると機能しない恐れもある。

 このカードを適切に確実に運用するのはかなり難しい。
 プレイングによるところも大きいだろうが、運や心理的な読み合いによりただこの一手が状況を一変させる恐れもあると、まさにディメンション・ゼロというカードゲームの要素を詰め込んでいるような面白いカード。
 どんなデッキにも入るというわけではないが、確定除去?などにはなくこのカードにしかない使い方があるので、それを十分生かして使ってやろう。

  • 「神の一手」という言葉は基本的には造語であり、広義的な意味合いではアブストラクトゲームにおける最善・最高の一手とされる。
    アブストラクトゲームとは、簡単に運要素が一切絡まない将棋やチェスなどを指す。ただし、非公開情報があるゲームは含まれないとする定義もあるので、カードゲームも外れる事がある。
    「ヒカルの碁」作中内で登場している言葉でもあるが、やや曖昧な意味合いを持ってしまっている言葉でもあり、状況によって刻一刻と変わってしまうのでこれだという明確な答えは無い。
    イラスト?では、ゼロがチェス盤の前に座っており不敵な笑みを浮かべている。フレーバーテキスト?にもあるように、最善・最高の一手を「神の一手」とした上で、それとまた違う一手を打っているように見える。
    それが「究極」となりえるかはわからないが、このカードの効果を上手く表現しているといえるだろう。

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