電源回路 †
電源の大元になる14V系は、電源トランスからダイオードブリッジで直流を作って平滑をかましただけの「非安定化電源」である。
いささか投げやりな回路だが、受信機は何十アンペアも食らったりしないので実害はないのだろう。
非安定化電源では、電源投入時に無負荷で電圧が跳ね上がって危なそうなものだが、RL1によってディレーがかかり、
- まず三端子レギュレータ経由の低電圧(5V, 10V)系が各回路かかる
- その負荷によって降下した電圧が14V系にかかる
様にはなっているようだ。
そのため、(特に電源投入時)三端子レギュレータには割とストレスがかかっている。
電源周辺の発熱問題 †
以下のリンクが参考になる。
http://owenduffy.net/blog/?p=10607
実際R-5000をAC電源駆動すると、電源トランス・平滑の電解、および三端子レギュレータ(が2個取り付けられた放熱板)付近から発せられる熱がかなり多く、内部発熱がかなりある。
内蔵電源で(単体で)動作してくれた方が見てくれがいいのは確かだけれど、筐体内の部品等に及ぼす熱ストレスを考えると、DC電源駆動にするか、小型DCファンを内蔵し排熱するのがベターだろう。
外部電源駆動のコツ。 †
- DC駆動時の電圧は13.8V±15%がメーカースペックであり、2Aもあればいいようだ。
- なので12V弱〜16V弱ぐらいまで使えるとは解釈できるが、12V未満はやめておいた方がいいだろう。回路図にある通り、DC電源入力に整流ダイオードがシリーズに入っているため、0.7V電圧低下がある。11.3Vまで低下すると、10Vの三端子レギュレータの入力電圧ギリギリとなってしまい、誤動作の原因になりかねない。
- 家主は、ちょうど手元に手ごろなスイッチング電源ユニット(15V/2A)があったので、電圧を14Vに調整して供給している。スイッチングノイズを心配したが、杞憂に終わった。今日日のスイッチング電源のノイズレベルの低さは優秀である。
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