感度 †
R-5000の感度は高めに設計されている。
- HFにおいては、アマチュア無線用のHF機よりも、アマチュアバンド・中波共に、ザックリ+10dB位高い感触。プリアンプが常時入った状態と考えればよい。
- HFでフルサイズのダイポールやタワー上の八木などまともなアンテナがつながっている場合、常にATTを10dB(ローバンドでは20dB以上)入れておいた方がいい。
- 近所のAM放送など、Sメーターが59+60dBを振り切る様な信号であっても、受信部はそう簡単に飽和しない。Sメーターが+10dB余計に振れる(下記参照)ことを考えても、これはある意味あっぱれである。
- BC帯(0.5-1.6MHz)では、ケンウッド社製アマチュア機で-20dBのATTが常時入るのと同様、R-5000でもATT(RF UNITのR9, 10, 11)が入るようになっている。感度不足を感じる場合は、ジャンパーして更に感度アップを図ることも可能だろう。
- 受信保証範囲外の40kHz/60kHzでも、JJYが問題なく受信できる程度の感度はあるようだ。
Sメーター †
R-5000のSメーターは、やたら景気よく振れる印象である。
感度が基本的に高いのに加えて、そもそもSメーターの思想(というか目安)が通信型受信機とアマチュア機でことなるのも原因と思われる。
- R-5000のSメーターには、S9=20uVとの目盛がふられている。
- 諸説あるようだが、現代のアマチュア無線界においてはS9が50uV(入力電力-73dBm)に相当するとされる。
- S9=50uV。電力比でS1個が6dB相当らしいので、S1が0.2uV(-121dBm)、S5が3.2uV(-97dBm)、S9+10dBだと160uV(-63dBm)だ。
Sメーターが威勢良く振れると「なんだかうれしい」のは確かだけど、アマチュア無線視点では、違和感がある。
通常のアマチュア用HF機でS9(50uV)の信号は、R-5000では軽くS9+となる。R-5000で10dB程度のATTを入れた状態で、HF機と同等位の感度・Sメーター指示になる感触。
余談 †
R-5000のサービスマニュアルによると、SSG入力レベル 32dBu=S9, 10dBu=S2, 92dBu=S9+60dBで調整せよ*1と書かれている。
あれ、Sメーター指示値と合わなくないですか?
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