登場人物(稲葉学園)


 

青葉ゆかり

稲葉学園高等部二年生。稲葉空軍元帥。
2001年に行われた水無月京子によるクーデターの際選ばれた一人であるが、本来ならば全く違う人物が空軍総司令官に任命させるはずが手違いで、当時空軍内勤下士官であったゆかりに白羽の矢を立ててしまうのだった。
彼女は空軍総司令官の人間としては非の打ち所のないほどに無能な人間であったが、それでも必死に自分でできることをやろうとする必死さ、曲者揃いの生徒会に自分の意思とは無関係で入れられた常識人への同情で支持を得ることとなる。
その姿勢は有能揃いで知られる空軍将官や各前線指揮官、兵士を奮起させるに十分であり、彼らはゆかりを支えるため超人的な働きで戦線を支えるのだった。加えて余剰人員を集めて編成された空軍野戦師団「青葉ゆかり」は当初こそ装備劣悪、士気低迷を続けていたが、ゆかりの働きが表面化するに連れて師団の兵士たちはゆかりの私兵になるという意思の下訓練を重ね、降下猟兵並みの練度と親衛隊ばりの忠誠心を持つ集団へと生まれ変わった。~また装備の面でも定数を満たしたティーガー、パンター及び各種突撃砲に加えて陸軍や武装SSの装甲師団を上回る規模に膨れ上がり、名称も空軍降下機甲師団「青葉ゆかり」と名称を変え、2003年5月には新入生徒を加えた第二空軍降下機甲師団「青葉ゆかり2」が編成されることとなる。
ドジを踏むことが多く職務の面では芳しくないが、それを持ち前の明るさと健気さで補っている。だが反面ストレスからの逃避にモルヒネを服用、精神の均衡を省いた状態で指示を出し部下たちを困惑させたこともあり、2004年2月に依存症から回復するまで様々な事件を引き起こした。

アルンヘン・バーティカルライト

SS所属の魔女。白石から小田原へ亡命し、軍に入隊。
稲葉へ交換将校として派遣。稲葉軍での魔法少女部隊設立を提唱。
だが部隊の人材を白石捕虜から登用し、wg収容所等の大規模な装備を必要とすると言う計画案が原因で大幅に設立が遅れる。
しかし小田原白石間の戦闘を研究していた特殊作戦部門のSS第6局が部隊の有効性を確認。
アルンヘンには1個小隊を受領され、激戦地での各種工作や対wg防御に活動していた。
この影の行動部隊がその存在を初めて断片的に表したのは稲葉の護り作戦からで、白石の防御結界解除のため工兵小隊を含めた3個小隊の指揮を執る。

天環雪野

稲葉学園高等部三年。稲葉武装SS大尉。貧相な家庭に生まれ、幼い頃から学業と仕事を両立させて苦労を重ねる。
稲葉に入学後は武装SSに入隊し、三号突撃砲の乗員として開戦を迎える。小隊長が戦死し野戦任官で少尉に昇進した雪野は突撃砲小隊を率い、
7月13日に起きた白石戦車隊との遭遇戦では練度に劣るT34を一方的に攻撃し四両を撃破することに成功する。
稲葉学園においてティーガー・パンターの次期主力戦車コンペテイションが始まると雪野はティーガー実験中隊に配属され、ここで如月ノエルと出会う。
実験中隊は白石正門前で敗北、崩壊する戦線の火消し役として活躍し、2002年6月19日に行われた三ノ輪村の戦いではノエルを影から支え、報奨金を与えられている。
その後実験中隊は第六独立戦闘団を経てノエル戦闘団に編入され、終戦まで戦うこととなる。
メガネをかけた明るい性格の女性で、規律にはさほどうるさくない。またノエルと義昭の恋路を影から応援しており、その裏で闇の波動を燻らせる真由を見るのが楽しくて仕方が無い。

石沢義昭

稲葉学園高等部二年生。稲葉生徒会武装SS少佐。
学費稼ぎを目的に義勇兵部隊からスタートし、白石本校攻略戦、第二次オターキングラード攻防戦等に参加した古参の兵士。
有能かつ最前線で戦う指揮官ではあるが、その反面命令違反や問題行動の回数も少なくない。
また極度の女性恐怖症であり、女性割合の多い稲葉学園において彼の出世や学校生活を難あるものにしているのが現状である。
如月ノエル中佐とは、過去に一悶着あったようである。


狗上千里

稲葉学園二年一組学級委員、生徒会SS補給将校 気苦労が絶えない真面目な性格で、メガネを外すと美人さん。
成り行きからカンプグルッペ・ノエルの補給を担当することになる。

今井義人(いまい・よしと)

稲葉学園高等部二年生。稲葉空軍大尉。
実家は本土の東北部にある開業医で、両親は家業を継ぐことを期待していたが
義人は当時小田原―朝霞間で行われていた流血戦争における空の戦いに憧れ、軍備拡張中であった稲葉学園への入学を決意する。
本土で訓練を終えた義人は2002年5月から稲葉空軍に入隊、第25戦闘航空団に配属される。
が、2002年4月2日の坑殴蹈吋奪抜霖肋絛の空戦で白石空軍が壊滅的な打撃を被っており、空戦の機会なく時を過ごす。
その後JG25は白石空軍機を索敵・殲滅する任務に就き、幾多のベテランパイロットから技術を学んで撃墜数を伸ばしていく。
稲葉空軍において一撃離脱戦法が確立されると彼の撃墜数は飛躍的に伸び、2003年3月の段階で54機を撃墜。
稲葉空軍の封じ込め作戦と白石空軍の再建が成り立つに連れて彼とその部下の撃墜数は180機に達するが、彼の部隊員は一人たりとも空戦では撃墜されていない。
2003年11月のテンスーアガッテ作戦参加後はMe262への機種転換を求められたが拒否し、終戦まで戦い抜く。
戦後は本土の空軍で数年過ごした後、桜坂龍之介らと共に戦記出版に身を費やした。
幼顔の少年で、女性と間違われることが多い。桜坂龍之介とは同じクラスで友人同士である。

宇津木大尉

第二軍大隊長副官。そこそこ優秀な男だが思ったことをすぐ口にしてしまう悪癖があるので出世が頭打ち。
上官の倉元中佐のことは尊敬はしているが、あんなにストレスためると心身に悪いんじゃないかと心配したり。
そして、だから自分は思ったことをバンバン口にしてやろうと悪癖の反省もなかったり。

雄党大尉

総統と同郷で、恵まれた体格と俳優顔負けの悪人面をしている。そして外見にたがわず喧嘩好きの性格により、厨房卒業の頃までに猛者と9回の決闘。
お札を近くの通りすがりの人に渡して「釣銭くれてやるからパン買うてこいや」といっていたため、”パシらせの雄党”として名が知れ渡る。
パイロットを志して稲葉学園に裏口入学するが、性格は変わらず一年で4回の決闘を行っていたことが知られている。
空軍の試験をうけるもガタイが良すぎて落ちる。
頬の傷はその頃にやけを起こして車を乗り回した際に事故ったためと公言しているが、実はこれはぶち切れた龍之介との決闘でつけられた。
その粗暴ぶりからくる士気の高さと戦闘能力がSSで認められ、特殊作戦部隊を任せられる。
部隊の活躍で知られているのは、敵軍の制服を着込んでの後方かく乱作戦、稲葉を裏切った衛星学園高官たちの誘拐だが、一番有名なのは降下猟兵と共同で行われたクーデターで幽閉された同盟学園の指導者救出作戦。


上井修司

元は白石の衛星校のひとつ江差実業の出身。
開戦直後の時雨会長による「粛清」に巻き込まれ退学処分となり稲葉に亡命、時雨に対する憎悪からSSに入隊する。
稲葉によっていくつかの白石の衛星校が占領された際、彼は諸校の反白石派を集め自警団『上井旅団』を結成、掃討戦で活躍し第2級、第1級の鉄十字章を受章。
『上井旅団』はSSに編入され『白石自由学生軍』となり上井はSS少将の地位を与えられる。
その後『白石自由学生軍』は『第12SS義勇擲弾兵師団』に昇格し、上井の憎悪から来る残虐さから時に無差別殺戮や略奪を行い『囚人』『吸血』師団と並び恐れられた。

河合輝彦

稲葉校防軍元帥にして前校防委員長
温和で人当たりのよい性格だが優柔不断なところがある。
戦歴に格たる武功はないが天才的な事務処理能力の持ち主であり文功のみで昇進を重ね水無月京子の生徒会長就任後「御し易し」と見た生徒会の後押しによって校防委員長に就任する。
就任後は京子に対してただ服従することしかできず、周りからは『茶坊主』と渾名され嘲笑の対象となったが 一方でその能力を持って陸海空の三軍統合を推進する。
2003年に第二次スターリングラード攻防戦の責任を取らされ辞職。
その後は本校にて事務に専念、委員長不在時には業務を代行することもあった。

神林フォッシュ

稲葉学園の教師だった論芽流を父に持つ。
幼少時の出来事から、人が傷つくのを極度に嫌うようになる。
本土の学校で消防生活をすごしていくうちに幼馴染のレティクからオタっぷりが感染し、
学業や友達そっちのけで飛行機の設計をしたりカメラを弄ったりするようになる。
なよなよしていると見えた親父の強い勧めで稲葉学園中等部に入学し、軍への道に進む。
彼のメカフェチっぷりが高校入学時に工兵と砲兵の入隊試験を受けさせるが見事に落ちる。仕方なく歩兵配属。
だがそこでのぞんだ地域紛争で流動的かつ堅実な前線指揮と活躍を示し、士官教育のために学級委員選出。
朝霞ー小田原戦争で総統の前線警護部隊の指揮を執ることになる。そして新編されていた機甲部隊に着目。戦車師団くれと総統にゴネる。
そして後半戦では戦車師団長として地味ながら被害最小限でかなりの戦果を挙げる。
このころから上層部との仲は最悪で、なぜか機甲部隊設立に尽力した如月セレナとは犬猿。
作戦会議上で参謀本部の方々を「腹黒い袋銀着の無能」と呼んだために除籍騒動が持ち上がるが京子総統がぎりぎりで阻止し、昇格を兼ねて「稲葉島外戦線派遣軍団」軍団長に任命。

如月ノエル

稲葉学園高等部三年生。稲葉生徒会武装SS中佐。
美しい容姿に高い身長、知性と体力を兼ね備えなければならないという稲葉武装SSのイメージに完全に適合していたため、中等部時代からエリートコースを歩み、SS長官立花優香の信頼が厚い。
臨機応変な判断と時にはセオリーを破って大胆に行動する。
また指揮官は最前線で戦うことをモットーとし、個人戦車撃破記録二両の記録を持つ。彼女の名を学園島に轟かせたのは2002年6/19日に行われた三ノ輪村の遭遇戦で、この戦いでノエルは戦車七両を撃破し魔法少女五人を捕縛。
この際行われた、砲手真由との交信「お姉様、敵は勝ったと思ってます」「じゃあ教育してあげなくっちゃね」というやりとりはSS戦車兵の間で語り草となった。石沢義昭とは幼馴染(義昭はうろ覚えだが)であり、恋愛感情を抱いている。
ただ、それを素直に表現できず空回りしていることに悩んでいる。

如月セレナ

稲葉学園OBのフリーター。在校時には機甲部隊設立に尽力、開戦前に発生した紛争では白石に一矢を報いた。
如月ノエルの一つ上の姉で、ノエル同様スーパーモデル級のプロポーションと美貌を持つ。
就職難から稲葉に教育実習生として舞い戻り、新たに設立されたセレナ戦闘団の団長に就任する。
妹ノエルがタイガーに対し、セレナはキングタイガー大隊を率いる。
なお義昭に目を付けており、布団の中に潜り込むという荒技もやってのけた。


倉本中佐

稲葉校防第二軍大隊長。もともと生真面目な性格だが、白石本校戦で部隊が大損害を被り、さらに無茶な任務を押し付けられて最近鬱屈気味。
しかし任務や命令に不平不満を言うのは軍人らしくないと考えているのでいつもそれを飲み込んでいる。
それを男らしいと思う部下、利用しやすいと思う上官、損な性格だなあと思う同僚に囲まれている。

桜坂龍之介

稲葉空軍第66襲撃航空団司令付き雑務係。 稲葉高等部二年生。
有紀の恋人であり、夫的存在。
親友の義昭がSSに志願した際は空軍に志願したが、喘息持ちであり体も弱いことからパスできなかった。
没落した名家の出身で華菱家とは主従関係にあり、有紀の元へ婿養子として送り出される。有紀とは婚約者同士。
気弱で有紀の振る舞いに困らせられたりもするが、いざというときは有紀でさえ圧倒する。
内勤士官という職務を果たしてはいるが、実際のところエロゲばかりしている。
なお、華菱家では(龍之介と有紀は同居中、稲葉は不順異性交遊は禁止だが、「夫婦」なので生徒会から了承を得ている)一月に一回、やけに元気の出るメニューが出ることがあり、それは龍之介が月に一度の反撃を挙行する日となっている。有紀は著書の中で、
「私はその夜、荒波の上に揺れる小船でしかなかった」と書いている。
(昔の設定では龍之介は空軍降下猟兵だったので、その頃の話や小ネタなどではそういう設定になっています)

高田眞継

空軍中尉。
開戦直後は中学三年、戦力拡大中の空軍に志願に晴れて戦闘機パイロットの座を手に入れる。
初陣は稲葉本校防空戦だったが、戦果を残すことはできず、その後しばらく空回りの日々が続いた。初撃墜を果たしたのは第一次オターキングラード攻防戦におけるタンテの護衛をしている際で、撃墜されたのはホウ機魔法少女であった。
この頃稲葉ルフトバッフェではホウ機魔法少女の弱点「斜め下方からの攻撃」を戦術化しており、眞継はそれを実践してみせた。
絶望的な戦力不足のルフトバッフェを支えるエースとなった眞継は日に何度も出撃し、新米に戦果を譲ることもたひたびであった。


立花昌毅

優香の双子の弟。とは言っても両親は別居中で、あまり面識はない。2002年12月に校防委員長に就任。
昌毅はマンシュタインが元ネタで、平気で京子に意見する。ツンデレ作戦の概要(京子製作)を構わず変更し、白石冬季攻勢の際は睡眠中の京子をたたき起こし、最後は反撃を成功させる。
昌毅が稲葉に入ったのは好条件をちらつかせられ、半ば強引に入学させられたようなもの。そこで昌毅は豹変した優香と再会し、歪んだ愛情を持つ優香の「出来レース」を行わせられる。昌毅は必死で勉学を重ね、やがて稲葉最高の戦術家として名を知らしめる。ちなみにこの二人、血が繋がっていないという裏設定がある。

立花優香

稲葉学園高等部三年生。稲葉学園SS長官。
教師の父を持ち、後に校防委員長となる立花昌毅とは血の繋がらない双子である。優香が五歳の頃両親は離婚し、優香は父親に、昌毅は母親へと引き取られた。
優香は外面は良心的な教師を演じていた父親に激しい虐待を受け、父親への殺意と母親への憎悪、昌毅への歪んだ情念を滾らせつつ幼少時代を送る。
優香は中学一年の時父親から引き離されて施設で育ち、当時生徒集めに必死だった稲葉学園への入学を勧められ、二年生より編入した。彼女は校防軍ではなくSSの士官コースを受験し、トップの成績で合格。優香は部活動には所属せず生徒会入りし、反体制派や反乱分子を取り締まる執行部へと身を置く。そこで彼女は想像を絶するような苛烈なやり方で同じ学園の生徒を逮捕、場合によっては「処理」したという。
中等部三年生の時にはSS内部でも高い地位におり、自らの地位を危ぶませる可能性を持つ人間は教師だろうと学生だろうと拘束できるまでの権力を得ていた。
2003年3月に水無月京子が入学してクーデターが計画されると、優香はSS長官に内定もしくはリストアップされた生徒を片っ端から殺害してSS長官の座を手に入れる。
クーデターの際優香は既に配下に置いていた如月ノエルSS大尉(当時)を始めとした優秀な人材を用いて反対勢力の封じ込めを行い、全く行動させなかった。
2001年6月に学園島戦争が開始されると優香の「白石及び東側本土の人民共は人間と呼ぶに値しない腐った化け物であり、可及的速やかに処理しなければならない」という危険思想を熱烈に支持した生徒で編成される第二SS戦車師団「ダス・レーア」は各地で捕虜虐殺等の問題行為を繰り返して校防軍だけでなくSS内部からも批判の声を浴びるが、優香はそれを応援と思っているようにDR師団の兵士を褒め称えた。
また兄妹である昌毅が校防軍に所属していることを知った優香は校防軍内部のSS支持者に接触して素人の昌毅を稲葉中央軍集団の総司令官に任命させた。翌年末の第二次オターキングラード攻防戦の際は意図的に情報を揉み消した上に昌毅を南方軍集団長に任命し、彼を活躍させるために自らの権力をフルに行使した。
2002年4月の水無月京子暗殺未遂事件の際は自らの政権奪取に意気込むが、京子の存命を知ってすぐさま犯人グループの検挙に乗り出し、即日銃殺刑に処した。
また彼女は魔法少女を毛嫌いしていたが兵器としての有効活用には積極的であり、魔法少女を主力としたSS師団の編成を推し進めており、稲葉の護り作戦以後に本格的に実戦投入を行った。
弟の昌毅に対しては大きく歪んだ愛情を有しており、しばしば彼の部屋に出入りして弁当を作ったり、部屋を勝手に掃除するなど私生活にも介入、彼と二人きりの際は普段からは考えられないような幼児退行した態度や口調を取る。
外見に反して煙草も酒も全くできず、その代わりにオレンジ味のドロップが大好物で常に口に含んでいる。


捕虜虐殺を京子に問われて

「ああ私としたことが申し訳なかった。うん、申し訳なかった。捕虜を殺すのは刃物か首を絞めて殺すのが一番ですな。弾代が非常に勿体ない…」
「そういうことを言っているのではありません!」
「そうか、死体はバラバラにして肥料にすればいいのですな。そうしてできた作物を捕虜に食わせる、そうすれば捕虜が無駄に死ななくても済む。ああ、総統閣下は何と知性に満ち溢れたお方なのだろう」

京子暗殺事件の際、自分を暗殺しにきた魔法少女を追い詰めた時

「喋ったら殺す!動いたら殺す!刃向かったら殺す!息したら殺す!よって死刑!」

総統官邸で 華菱有紀との会話

「総統閣下はあなた方親衛隊のやりすぎた行為に心を痛めていらっしゃる。総統閣下をお守りするはずの親衛隊が逆に閣下を苦しめてどうするのです?」
「君も人のことは言えないはずと言っては論が終わってしまうか。君は我々親衛隊の役割について誤解しているらしい。我々は総統閣下を邪魔するありとあらゆる障害を実力をもって叩き潰す。もし必要があるなら、“総統閣下”でもな」

オターキングラード戦線危機の情報を揉み消したことを昌毅に問われて

「優香はぁ…おにいちゃんが活躍するのを見るのが大好き…。だからぁ、優香は情報を知らせなかったんだぁ…」
「それで、ど、どれぐらいの仲間が危険に晒されると思ってるんだ!?」
「私が仲間と思ってるのはSS以外じゃおにいちゃんだけだよ。校防軍なんて友達じゃない、空軍も友達じゃない、海軍も友達じゃない」
「この悪魔め…」
「えへっ、そう言われるとすごく優香はうれしいなぁ…」

龍宮裕次郎

稲葉空軍第25戦闘航空団司令。稲葉学園高等部三年生。稲葉空軍最後の戦闘機隊総監。
酒屋の息子として生まれた裕次郎は純粋な空への憧れを抱き、三年で帰ってくることを条件に両親を説き伏せて稲葉学園へ入学。
弛まぬ努力と幸運が重なり、少尉として第25戦闘航空団に配属される。配属後しばらくは目立たず、2002年4月の坑殴蹈吋奪抜霖蝋極廟錣任皸豕,魴眥討靴燭卜韻泙蠅修慮紊發気靴燭訐鏖未六弔靴討い覆ぁ
彼が一気にスターダムを駆け上がったのは、2002年2月12日の渡良瀬川上空での空戦である。彼はこの空戦でエースパイロットですら撃墜困難なホウ機魔法少女五機を一人で撃墜し、無傷で帰還するという偉業を成し遂げた。これにより裕次郎のスコアは101機(ホウ機は一機あたり25機から30機分のスコアに匹敵する)に達した。
その後も少しづつ戦果を残し、2003年8月の時点で撃墜数は123機であった。
2003年11月に白石冬季大攻勢が始まると裕次郎の隊は二機を残して本校へ帰還中であったが、彼はたった二機で白石地上軍に殴り込みを仕掛け、ロケット弾、機銃弾の全てを撃ちつくすまで奮闘し、その後のテンスーアガッテ作戦にも参加した。
2004年に入って白石空軍の行動が下火になると裕次郎は戦闘機隊総監に任命され、その仕事の中で青葉ゆかり空軍元帥のモルヒネ中毒からの更生に尽力することとなる。
終戦後は本土空軍の誘いを断って実家に戻り、酒屋を継いだ。最終階級大佐。撃墜スコア134機。

天治間耶(てんじ・まや)

稲葉学園高等部三年。
稲葉学園校防軍中佐(後に准将)。警察官の父に憧れて育ったためか、責任感が非常に強い性格である。入学と同時に校防軍に志願した間耶はペーパーテストの無残さを覆い隠して余りある実戦能力を身に付け、中尉として開戦を迎えた。
彼女に率いられた装甲擲弾兵中隊は命令無視や無謀な行動を繰り返すが、それに見合う戦果を残していく。最も有名なのは、僅か十二人の偵察隊で小村に突入、堂々と町を進み白石司令官を捕えたものである。
しかし問題行動を部下が真似るということを上層部が咎め、2002年4月からは本校で退屈な内勤業務を強いられることとなった。
そんな彼女が再び脚光を浴びたのは、2003年3月に行われた「オタの嵐」作戦(第三次オターキングラード攻防戦)で校防軍グロス・イナバ師団に所属する装甲偵察大隊の指揮官に任命されたことだった。
ここで間耶は地雷原で足止めされた味方を鼓舞するため、自ら地雷原を走って突破したという伝説を有している。
オターキングラードの市街戦ではノエル戦闘団が市街外周防御線を掃討していく一方で市街地に突入、一時包囲される危機もあったが、最後にはノエルと合流することができた。
この時の戦いで見せた間耶の無謀かつ勇敢な戦いぶりは彼女を「パンツァー・マヤ」の呼び名で稲葉中に轟かせ、空軍の華菱有紀、武装SSの如月ノエルと並ぶ女傑と報道された。
オターキングラード校防戦後グロス・イナバ師団は中央軍集団に配属されたが、6月22日に開始された白石の夏季大攻勢によって中央軍集団は戦力の半数を失い、後退を余儀なくされた。
ここで間耶は校防軍の生徒が武装SS師団長になるという前代未聞の事態に見舞われるが、彼女は武装SS第十五機甲師団京子・ユーゲントの師団長として前線に赴くこととなる。
制空権を得、圧倒的な物量で迫る白石に対して京子ユーゲントはよく戦い、常に二倍から三倍の出血を白石に強いた。
2003年7月に白石の大攻勢は終了するが、間耶はこの戦いで負傷、前線からの離脱を余儀なくされてしまう。 その後間耶はしばらくの間療養となり、ツンデレ・稲葉の護りには不参加。
2004年3月に白石がザブトン湖畔で行った最後の攻勢の際には京子ユーゲント師団長に返り咲いており、
彼女は自らキューベルを運転して前線をい駆け回り死に物狂いで前進してくる白石を彼ら式の防御陣地を構築して防ぐ快挙を成し遂げた。
その後京子ユーゲント師団は正式にSSの人間が指揮することとなり、彼女は禄崎街の戦いに参加することもなく終戦を迎えた。
如月ノエルSS中佐とは組織の壁を越えて認め合う旧知の中でノエルが弱い自分を見せる数少ない人物であり、間耶もまた彼女に好意を抱いている。
ただノエルの偏屈した嗜好には少々閉口気味。
端整で凛々しく、しなやかでありながら強靭な肉体を持ち、言葉遣いも少々荒っぽい。


奈木トオル

第400SS降下猟兵大隊第二小隊長である軍曹。陽気で軽い性格の高校一年生、空軍降下猟兵出身で何気に古参兵。捕獲武器が好きでモシン・ナガンやppsh41を愛用している。

新山遥

稲葉学園高等部二年生。本土にある実家は絨毯屋で、両親の離婚後は母親と二人暮らししている。
冷淡そうな外観をしているが、内面は生真面目で温厚な性格をしており、クラスの学級委員長でもある。
実家の家計を少しでも支えるため遥は中学二年の時稲葉学園中等部へと転入。
持ち前の真面目さと家族への負担を少しでも減らすという確固たる目的を持った遥は努力を重ね、高等部一年の開戦時には戦車猟兵連隊に参加。
彼女は渡良瀬川付近の戦闘で頭部に砲弾の破片が突き刺さる重症を負ったが、包帯を外してそのまま戦いに復帰した。
九月に稲葉新主力戦車コンペテイションが開始されると、遥は戦車兵として転属願いを出し、パンター実験中隊へと配属される。
中隊は白石本校攻略戦の失敗から始まった果てしない後退戦の火消しに北へ南へと派遣され、瞬く間に消耗、2002年初め、中隊の保有戦車は三両にまで落ち込んでいた。
彼女の名を一躍轟かせたのは2002年2月27日、望月町における白石戦車部隊との戦いである。
交差点で待ち伏せた遥のパンターは通過せんとしていたT−70軽戦車を五台仕留めて市街地に取り残された擲弾兵残余を救い、
シュトルモビクの爆撃を恐れることもなく増援に駆けつけたT34十二台のうち三台を撃破し、後退させる。
稲葉報道部はこぞってこの戦果を取り上げ如月ノエル中佐と並ぶ女傑と評したが、実際のところ望月町での一件は全くの偶然からなっていた。
遥自身は燃料補給のため町に立ち寄ることだけを目的としており、擲弾兵の存在は全く知らなかった。
加えて彼女が搭乗したパンターは二台のパンター同士を食い合わせて出来上げた代物で、とても実戦に耐えるものではなかったと言われている。
望月町の戦いは稲葉報道部が劇画化して生徒会官報に「交差点の女豹」という名で掲載、
さらにオターキングラードで活動していた一派が「ハルカタン・コーナー」という短編漫画を同人誌に掲載し、高い評価を得たことで広く浸透した。
その後遥はオターキングラード解放作戦、ツンデレ作戦、稲葉の護り作戦、禄崎街の戦いに参加し、無事に終戦を迎え、戦後は本土に帰り家業を継ぐ傍ら、桜坂龍之介らの戦記出版に手を貸したりもしている。
なお彼女は新学期開始時生徒会より騎士十字章を与えられることとなったが、彼女はそれを辞退する旨を京子に伝え、なぜかと問われてこう残している。
「私のしたことは前線で戦う全ての兵士と同じことです。私は勲章を得る資格などありません、本当に授与されるべきは私の部下と隊の負傷兵です。私がこうして生きていられるのは彼らの犠牲があったからです。それに敵は私よりも強かった。勝てたのは運が良かっただけの話です」
また、如月ノエル中佐について彼女はこう述べている。
「ノエル中佐は自分を天才か何かだと勘違いしている。同じ稲葉軍人として恥ずかしい。優秀な軍人であることは
認めなければなりませんが、人間としては評価できません。友達にはなれないタイプです」

花菱有紀

稲葉空軍第66襲撃航空団司令。稲葉学園高等部三年生。
本土で国防産業を長年続けてきた一族の一人娘で、水無月グループとは親交が深い。
大佐でありながら最前線で飛び、2003年1月の時点で戦果は戦車装甲車両撃破320台・砲破壊150門・戦艦一隻撃沈・航空機撃墜45機という常軌を逸した数字を叩き出している。
白石の時雨会長が演説の中で「白石最大の敵」と名指しされるも、彼女は軍人最高の栄誉としている。
京子とは友情関係を超えた間柄で、彼女に平気で意見する人間の一人。
桜坂龍之介とは旧年来の仲で、長年連れ添った夫婦のように暮らしている。
大戦末期はFw190D-9やMe262に搭乗するが、最後の出撃の際はスツーカに乗った。
著書「破城槌」は稲葉でベストセラーになった。
卒業後も残留して最後まで戦い続ける。

服部 直人(ふくべ・なおと)

稲葉学園高等部二年生 稲葉学園報道委員長(宣伝委員長)。
ごく普通の家庭に生まれ、小中と放送委員会と放送部を兼任、敏腕の校内放送家として人気を得る。
中学卒業後は小説家を志すも、幾度の投稿にも関わらず採用にはならなかった。
高校受験の際、直人は確実に受かるが学費の高い私立校か、受かる可能性が低いが学費の安い公立校のどちらかを悩む。
そんなある日稲葉学園から彼を迎えたい旨が届き、直人は条件に乗せられて稲葉学園への入学を果たす。
稲葉に入学、迷うことなく報道委員(稲葉では報道委員が新聞・放送・報道の全てを統率している)に入り、京子派の勢力拡大のため宣伝活動に勤しむこととなる。
彼の手法は徹底したプロパガンダと言論統制であり、彼はこのやり方で京子の支持者を大幅に増やすことに成功する。
2001年6月22日に学園島戦争が始まると、直人は報道委員長に正式に就任、言論統制を敷くことに成功する。
彼は週一回の校防軍ニュースや「今日の英雄」と呼ばれる前線兵士へのインタビュー、白石学園の残虐さを捏造したでっち上げ番組に、
校防軍の分隊の戦いぶりを描いた演劇部との共作「軍曹物語」の製作にも携わり、士気高揚のため女性兵士の写真集やDVDの発売も行っている。
また「退廃的文化」として蔑まれていた二次元を「建設的文化」と改称して大々的に宣伝した。
これには彼の歪曲した嗜好や、報道委員だけでなく生徒会内部に多数存在する二次元嗜好者の支持を得るためであった。
直人はこれを強力に推し進めるだけでなく、偽名を使って創作活動にも精力的に取り組んだ。
京子の体調が優れない時には率先して演説を行い、2003年8月の学園祭では厭戦気分著しい生徒達に対して総力戦を行う旨を叫び、支持を受けた。
少々ナルシストではあるが勤勉で仕事好きな性格であるが、生徒たちが自分の名前をはっとりと読むのだけは勘弁してほしいと思っている。


経津剛(へるつ・つよし)

稲葉学園高等部三年生。稲葉空軍少将。
父親、母親ともに空軍に身を置く軍人であり、本土の予備士官学校で教育を受けていた過去を持つ。
稲葉に入学後は空軍将官への道を努力と強運で切り開き、2001年のクーデターを迎える。
ここで経津は当時空軍元帥となった青葉ゆかりの副官として配属され、彼女の見の周りの世話及び補佐を努めることとなった。経津はゆかりが無能であることを逆手に取って自らの意見をゆかりに代弁させるよう仕向け、空軍の勢力拡大に尽力した。そのため経津は少将である階級にも関わらず、自分より上の人間よりも協力な権力を手に入れることができたのである。
海軍予算の大幅な削減、総統への校防軍の活動規制の呼びかけ、SSとの友好路線等多岐に渡る。
また経津は父と同じく戦略爆撃理論を崇拝している人間であり、ゆかりを通してだけでなく自らも議会の場で戦略爆撃の有効性を解き、白石本校への大規模な爆撃の連続した敢行、非戦闘員居住地域への無差別爆撃、焼夷弾を用いた空襲を提案するが、あまりの残虐さに京子はこれを否定、稲葉空軍は近接航空支援を主体とした戦術空軍として編成されることとなる。
それでも第三次オターキングラード攻防戦の際行った白石防御陣地に対する陰湿極まりない長時間の爆撃や、ツンデレ作戦における密接な航空支援作戦を立案、指揮するなど優秀な人間であった。
2003年末の「テンスーアガッテ」作戦で白石空軍を事実上壊滅させた経津は空軍元帥への昇進を伝えられるが、頑なに拒否して自らは青葉ゆかりの副官であることを願った。
一説によると経津はこの時期ゆかりのモルヒネ依存症を治療するために尽力しており、自らの野望も野心も捨てて彼女の傍に付き添っていたという。
終戦交渉にも赴き、実質的な稲葉空軍最高司令官の座に君臨していた。

誉 小峰

空軍大尉。
稲葉学園第42戦闘航空団所属の高校二年生。
開戦からしばらくはBf109を操り地味な戦果を上げていたが、左遷同然に配属された夜間戦闘機隊で才能が開花。
配属当日にウーフーで五機のYAKとIL−2を撃墜し、魔法少女の弱点である下方からの攻撃で少なくないWGを葬った。
稲葉ルフトバッフェでは有紀に並ぶ逸材ではあるが、魔法少女のパンツを撃墜マークとしてとする点はいただけない。
ツンデレ作戦にはMe262(夜戦型)で参加し、さらにスコアを伸ばしている。

真由

ノエルを慕う二年生で、白石本校戦の時ノエルのティーガー実験中隊に救われた。ノエルを敬愛してはいるが、彼女の行動には少々閉口気味である。

三浦唐臼

稲葉学園高等部二年生。稲葉校防軍大尉。
薬局の一人娘として生まれ、士官コースを落第ギリギリの成績でパスし士官見習いとして学園島戦争に参加。 三号戦車に乗って2001年を戦い抜いた後、少尉に昇進して校防委員会として始めてティーガーを配備された519重戦車大隊に配属される。この部隊は北方軍集団に属し、成場戦線を主戦場として活躍した。
大戦末期には禄崎街を攻撃する第3SS装甲軍・第555重駆逐戦車大隊に配属され、ヤークトティーガー・エレファントに搭乗した。
温厚な性格で、おでこさん。

水無月京子

稲葉学園の生徒会長、実質的な最高指導者と言われるが、本当のところ祭り上げられた存在に過ぎない。
それでも京子は彼女なりに自分にできることを(前線慰問等)を積極的に行い、人気は高い。
昔は画家になりたいと思っていたが、自らの才能の無さに絶望して身投げ、その際に両足を失って車イス生活を送っている。
有紀と知り合ったのもその頃で、当時京子が心を開いた人間は有紀だけだった。
有紀と京子は18禁な関係(汗。
京子はガチレズなので 龍之介と有紀が再会する前は色々あった。
虫が嫌いなのでホルニッセやフンメルを改名させた。

安弘岳弥(やすひろ・たけや)

稲葉学園高等部一年生。稲葉校防軍曹長。
2001年12月に戦車連隊に配属されるも、一度も乗車する機会なく転属して第18戦車駆逐大隊に配属され、ザウコップ装備の三号突撃砲G型を与えられる。
2002年9月に開始された群青作戦に同大隊は参加したが、オターキングラード市街地には投入されず、
2003年1月に開始された白石の大攻勢により包囲された第二軍に対する最初の救出作戦に参加。
その後は渡良瀬川への後退戦を戦い、オターキングラード解放作戦「オタの嵐」にも加わった。
ツンデレ作戦と稲葉の護り作戦には部隊再編成のため参加できなかった。
禄崎街の戦いでは突撃砲小隊を率いて戦い、JS−2やJSU―152といった白石機甲軍相手に善戦、無事終戦を迎える。

夕張昌勝

稲葉学園高等部二年生。稲葉学園SD長官。
“黒髪の野獣”と称され、稲葉生徒会内部でも最重要人物の一人。
立花優香の掲げる「根本的解決」を強く支持し彼女の副官、護衛を行い常に行動を共にしている。
性格は冷酷かつ非情なもので、捕虜に対する人体実験の推奨や過酷な重労働、殺害を計画的に遂行する基盤を作り上げたのも彼であり、白石だけでなく稲葉穏健派からも嫌悪されていた。
優香の目的を遂行するために意図的な情報漏洩や教師及び反動分子の暗殺等の仕事も手掛け、時には本土要員を“処理”することもあるなど徹底的である。
優香に対しては絶対の忠誠を誓う反面京子に対しては良い感情を持っておらず、単に優香の上司であるという認識しか抱いていない。
優香の弟の昌毅に対しては直接的な接触こそ避けているものの成績書類を改竄して点数を上乗せしたり、優香が昌毅のために作る弁当の食材を自費で購入するなどしている。
無口で無愛想だが恋人である礼陀提督の妹の前では別人のような態度を見せ、関係は極めて良好だが、そのせいで海軍と親衛隊の仲は極めて悪い。
出生や生い立ちに関しては謎が多く優香も知らないことが多いが、様々な説が囁かれている。
中でも有名なのが2002年春の総統暗殺未遂事件の際は優香暗殺を目論んで進入した魔法少女と人狼に変身した夕張が戦い魔法少女を殲滅したというものであり、それに前後して犬耳を生やした夕張の姿を目撃したという証言もあったことから半ば戦場の都市伝説として語られている。
また彼は天導路綾香らの私兵部隊とも接触していたと言われ、何らかの交渉や駆け引きがあったものと思われる。

雪原加奈子

第400SS降下猟兵第三小隊長の曹長の中学三年。鬼教官として恐れられる女生徒。新兵イビリが何より好きで、言葉遣いは非常に汚い。

夜家鴨 灰葉

稲葉学園初等部では乗馬部所属だったが、軍がよんでいると言ってSSに入る。その時立花長官の目に止まり幕僚に抜擢されそのまま少尉に。
中等部進学時に開戦となり、当時SSが優秀な人材を集結させて編成した神無月京子連隊に中隊長として転属。
ツンデレ作戦時には自部隊の2倍もの数で攻め立てる白石機甲軍団と死闘を繰り広げ勝利。
その後、連隊長昇進。
稲葉の護り作戦では臨時で戦闘団を編成し、戦争に望んでいる。

夜家 灰場(よるけ・はいば)

稲葉学園高等部三年生。SS第一装甲擲弾兵師団LKM装甲擲弾兵大隊長、2003年11月より灰場戦闘団指揮官。
本土の中流家庭に生まれ、軍人の父と翻訳家の母を持つ。小学校六年の時自宅を左翼に襲撃されるが難を逃れ、父の勧めで稲葉学園中等部に入学する。高等部進学と同時に端整な容姿と頭脳を買われてSS長官立花優香の目に留まり、少尉待遇から軍歴をスタートさせる。
灰場は上級中隊指揮官として装甲擲弾兵中隊を率い、渡良瀬川突破戦を始めとした戦いで最前線に立って活躍する。彼は指揮官が最先頭に立って戦うというスタイルを推奨させる役割の一端を担い、以後稲葉の悪癖として尾を引いてしまうこととなった。
2002年に入るとLKMの本隊は稲葉本校で休養及び再編成に入り、灰場は大尉に昇進する。退屈な事務雑務をこなす中、灰場は校防軍少佐の天治間耶と意識しないうちに恋愛関係を結んでいく。
2003年1月のオターキングラード戦線崩壊に端を発した白石の大攻勢の際LKMは渡良瀬川橋頭堡を粉砕する任務に就き、灰場は装甲擲弾兵大隊を率いて先頭に立ち橋頭堡攻撃に参加。続くオターキングラード解放作戦では包囲網に突進するノエル戦闘団及び重戦車大隊を支援し、同奪還作戦では外周防御線を突破して白石の防衛線を各地で寸断し、第二軍脱出に貢献。
2003年6月に始まった白石の夏季攻勢の際はKJ師団に分派されて間耶らと共に戦い、苦しい防御戦闘を戦い抜くこととなる。この戦いの後、灰場は少佐に昇進。
2003年の8月、稲葉地上軍の総力を挙げたツンデレ作戦でLKMは敵主力を正面から押し潰す役割を得、灰場の大隊も定数まで補充されて作戦に参加。強固な防衛線に大損害を被るも灰場は陣頭指揮を執り、パンツァーファウストで敵の召喚獣一体を自ら倒してみせた。
四ヵ月後に開始された白石冬季攻勢に対する反撃作戦「稲葉の護り」では中佐に昇進しており、彼は戦車百両に加えて各種兵科を組み込んだ灰場戦闘団の指揮官に就任、反撃の最先鋒を務め燃料切れになるまで前進、車両の一部を放棄するも後退中の白石機甲軍及び魔法軍を撃退することに成功した。
その後灰場戦闘団は442高地攻略戦を終え、禄崎街における最終決戦にも参加。灰場戦闘団は不足した戦力で市街戦を戦う稲葉軍にとって頼りになる存在であり、火点排除や掃討に奔走した。
間耶とは恋愛関係にあるが間耶の方は灰場を「安心して背中を任せられる男友達」と思っており、どちらかというと悪友の間柄に近い。
また灰場はその多くが人種差別主義者や歪曲した思想を抱くSS高級将校でありながら、捕虜に対する虐待や暴行は厳禁し、「稲葉の護り」作戦時の捕虜射殺命令無視や負傷した魔法少女への人道的配慮を徹底するなど多岐に渡り、京子からは賛美を、優香からは失笑を得ていた。

・ 稲葉の護り作戦時 捕虜全員を射殺せよとの命令に対して

「この携帯電話はロクなこと言いやしない。叩き割れ」

・ 捕虜にした魔法少女に

「俺は魔法少女に何の興味も無い。確かに可愛いとは思うけどね。だが殺そうとか、乱暴しようとか思ってるわけじゃないよ。俺はSSの隊員だけど、それ以前に高校三年生だ」

レイティア・フィーリンガー

SS所属の特殊工作要員。上官は塚大尉。
銀の逆立ったオールバックの短髪で小柄な体躯。
大人しくて貧血気味。
水筒にはミネラルウォーター。主食はペペロンチーノ。だが時々食事中に吐く。
体を壊すと分かっていながらも、どうしても真夏にする日焼けと海水浴をやめられない。
恋人の修道女から貰ったロザリオは大のお気に入りでいつも首にかけている。
閉所恐怖症で小部屋にも入ろうとしない。
周囲は、彼が数少ない知り合いからファンギーと呼ばれるのは大きな八重歯のせいだと思われている。

だが実は吸血鬼。