基本機能


基本機能全般に言えますが、他の基本アプリを組み合わせることで実に多様な使い方が可能です。 かつて、美崎さんがBTRONのアプリは掛け算だと言う話をされた事がありますが、 それは基本アプリのインタフェースの統一感と実身/仮身モデルにより、つなぎ目を感じさせない連携ができるからです。 そして、それをサポートするのがBTRONの基本データ形式であるTADです。

基本文章編集

基本ブラウザBBBの使い方の実例

  • まず、ディスプレイの左側に基本文章編集のウィンドウを開きます。 それに左を少し残す感じで右にオーバーラップするようにBBBを配置してみてください。 見かけはペイン風になりますね。クリックでウィンドウをアクティブ選択でき、ウィンドウ自体も広く取れるはずです。 ブラウザのリンク先をクリックして次から次へページを移動していくわけですが、 新規ブックマークを掴んで左の基本文章編集にドラッグ&ドロップして下さい。 仮身のブックマークができるはずです。 これを巡回したページごとに積み上げていきます。 任意のリンク先を掴んでここから仮身を開くと複数のウィンドウが管理できます。 出来た仮身を逆にブラウザにほうり込めば、そのリンク先に移動するので履歴としても機能しますね。 基本文章編集であるメリットを活かして仮身の間にタイムスタンプやメモを書いたり、 気になる文章や画像をカット&ペーストすれば履歴とスクラップが一体となった記録が残るでしょう。 それは履歴のフレームの様でもあり、サイドバーやタブブラウザのようなウィンドウ管理も可能なはずです。 参考のために基本文章を挙げてみましたが、基本図形編集の立体的な編集機能と縮小拡大を利用してマインドマップ風にも、 基本表計算のセル単位の編集機能を活かしてネットワークをグラフ風にまとめたり、使う人の意識次第で自由に変化させられます。-堀田2005-02-06 (日) 02:25:29

基本図形編集の事例

  • 図形を書くアプリケーションとしての意識が強いですが、一種のデータが浮かぶ空間として認識した方がインタフェース的にも理解しやすいのではないかと思います。一般図形、ビットマップ、文字列、仮身、これらのデータを立体的に配置できるのでイメージを展開するのに向いています。紙で言うなら机にカードを並べる感覚がそのまま活かせます。モードは一見複雑そうですがシングルクリックで各データが選択状態になり、ダブルクリックで各データの編集モードに入ると思えば理解しやすいはずです。
  • インターフェースの基点として、タスクバーならぬタスクウィンドウとして、各テーマの目的ごとに特化したデスクトップのように利用しています。ある意味で前頭葉のような感じです。。 時系列や分類からテーマに沿った各種データをコピーして立体的に配置します。最近はWebページのように上や左サイドに仮身群を配置してナビゲーションのようにしているケースが多いです。中央のスペースにテーマの最新情報や考察中のデータを配置しているので、過去に考察したテーマでもすぐに記憶が思い出せるようにしています。自動起動で時系列の基本文章を同時に立ちあげるようにして連携させています。立体的な配置は得意なのですが、積み重ねていくと画面が一杯になるので、重要度の低いデータから忘却のように消して行きます。新規データは色分けやタイムスタンプで判別します。積み重ねる情報管理は基本文章の方が向いているのでそちらに転記するために連携しているわけです。複数のデータを選択したまま転記すると、その位置関係を保ったまま一塊として扱えるので、特にカード派の人にはお勧めです。
  • 文字列、ビットマップはそれぞれの編集モード中にシングルクリックで同種のデータを選択すると編集モードを保ったまま切り替わります。それ以外のエリアでは新規作成になるのでオーバーラップさせて新規に追加したり、アイデアを並列で書いていくのに便利です。データに重ねの概念があるので状況に応じて任意のデータを表に出したり裏に回せます。 色を変えたり透明にもでき、グループ化も可能なので見かけ以上に奥が深いです。編集モード中に同種の部品を選択すればウィンドウが編集モードで前面に表示されのでメモを見るだけの時でも編集モードに入れることもあります。
  • TiPOでの実例ですが、最初に適当なサイズのビットマップを作成してそれをコピーし、少しずつずらして重ねます。任意の線を選択状態にすれば準備完了。 必要なときにそれをダブルクリックすれば編集モードで即書き込むことが出来ます。クリックでタブのように選択できます。それがいっぱいになると、そのままエリア外をクリックドラッグしながら新規の領域をオーバーラップさせて作成します。編集モードはそのままなので即書いていけます。一秒を争うときには便利です。*パレットは引っ込めてます
  • 基本図形編集は領域が4000×4000あります。部品が無い状態ではスクロールしないので、縮小表示で末端に何か部品を置くと目いっぱいにスクロールできるようになります。PgUp? PgDn?やShift+PgUp? Shift+PgDn?でウィンドウサイズの単位でスクロールするので、地図のような背景をバックにしてタブを切り替えるように画面を切り替えたり、各所をエリア定義して目印を置いて目いっぱい使うなどアイデアは色々考えられます。マイノリティリポートのようにイメージを展開、退避させるエリアを用意するなど他にもアイデアがあればここに書き込んで下さい。-堀田2005-03-05 (土) 13:01:35

表計算の事例

  • ソート目的の応用
    計算だけでなく応用で多様な使い方が考えられます。スクロールとソートを組み合わせた一覧が得意なので計算以外の目的でも使用頻度は高いです。ソートは項目を多くすると横スクロールの頻度が高くなり、全貌が見えにくく何をやっているのか判らなくなるときがあります。縮小表示の実装がないので特にそう感じる時があります。試行錯誤の結果次のようなやり方をしています。表計算の実装で罫線を指定してないセルは空セルを無視して連続で表示され続けます。これを利用して項目を思いっきり縮小して最小18×18にしてソートするようにします。具体的にはn×nのセルに上から1セル単位で右下がりに項目名を書き込んでいきます。つまり横だけでなく縦にもずらしていくことで横表示を最小限に抑えています。適当なところで上から波の様に繰り返すとより多くの項目を一覧できます。セルは最小を18にして必要な時にセルの幅を自由に変えて展開するようにしています。コメント関係は1セル辺り255文字まで扱えるので出来るだけ全て見れるようにするため最後列に割り当てる事が多いです。ソート後にバッファー様の実身を用意して展開することもありますが。また、項目に英数の記号を定義してソートして最後にまとめて変換するなどの方法もあります。データベースと違って条件も列や行を挿入して簡単に増やすことが可能です。上のセルはある程度空きがちなので、ソートした結果をコピーして展開したり、コンソール代わりに文章を書くために、文章や画用紙の仮身群をツールバーのように並べてバッファーとして利用います。項目を片っ端から増やせるので連想でアイデアプロセッサー風のやり方も可能です。分類や時系列からタイムスタンプ単位で区切った任意の情報列をコピーして、DNAのような感覚で切ったり貼ったりするわけです。関連する仮身を並べているのでタスクバーのようにもなっています。タイムスタンプを一つのタスクとしてスケジュール管理にも応用できるはずです。
  • ブックマークやランチャーとしての利用
    仮身をそのまま利用します。セル単位やウィンドウサイズでスライドするのを利用して、ウィンドウを最小のスペースでカーソルキーで縦方向や横方向に仮身の表示を切り替えるようにします。
  • ブックマークをテキスト管理
    最近はインターネットアドレスが爆発的に増えているので、仮身をそのまま使うと実身制限で限界に達してしまいそうです。頻度の低いアドレスはテキストのままにして、タブブラウザの様にドラッグ&ドロップするようにして対処しています。ただし困ったことにアドレスに「=」が含まれている場合は範囲名の実装と衝突するらしく、表計算にコピーできません。何か方法はないかと色々やってみた結果、一度、基本図形編集上に文字列を貼りつけて、そこから表計算にコピーすると可能なようです。-堀田2005-03-21 (月) 12:36:02