.punto / 2005-01-18


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Nikon EMその3

RICHO Caplio R1とかNikon EMを使い始めて、書物とかwebとか或いは人から色々判らないこと聞いて少しずつ自分なりに写真やカメラについてちょっとは理解できるようになってきました。

カメラに詳しい人からしたら「何、そんなの当たり前ジャン!」とあまりにも当たり前のことなのかもしれませんが、カメラに興味を持ち始めた者にとってはどれも「そうだったのか!」「ふむふむ、なるほど」と目から鱗...ばかりです。

写真=被写体

&amazon(4416896212);にも書いてありましたが、写真=被写体。 写真は、音楽や小説或いは絵画と違って必ず被写体が無ければ成立しない*1、これが写真の第一の特徴である。つまり写真は被写体でほぼ決まってしまう。

確かに被写体に興味がなければその被写体を旨く撮れませんね。クルマが好きな私の場合で考えてみればその辺の話はよく判ります。クルマに興味の無い人が撮影したクルマはきっとその特徴をあまり捉えていない写真になってしまうと思います。逆に言えば被写体に興味があり良く知っていればきっと良い写真が撮れるはずです。

写真が旨くなるには、被写体について勉強してよく知る必要があるということですね。

ファインダー

RICHO Caplio R1を購入する時に絶対条件としてファインダーがありました。確かにコレが無いと有るとでは撮影する姿勢*2が異なるのですが、ファインダーの有無の問題とは別にそのものの性能という問題が新たに見つかりました。

それはNikon EMのファインダーから見た世界が今までRICHO Caplio R1で見えていた世界と全く異なっていたのに驚き感激した時気が付きました。 入門機種であるNikon EMのファインダーの性能としては決して高くは無いのかもしれませんが、それでも一眼レフの世界はコンパクトカメラのファインダーとは異なりました。

コンパクトカメラと一眼レフではファインダーの性能が違う。当たり前と言えば当たり前のことなんでしょうが、それまでコンパクトカメラしか触れたことのない私にとっては驚きでした。

デジカメの特徴として&amazon(4007000123);に書いてありました視野率100%の液晶でフレーミングの確認がその場で何度でも出来るというのもなるほどとは思いますが、わたしはこの時一眼レフの世界に魅せられていく自分を感じました。

ボケ

カメラに興味を持ち始めた頃はポートレートに見られるあの人物にピントが合っていて背景はボケるというのを私も是非実現してみたいと思っていました。しかしRICHO Caplio R1ではなかなかそれが実現できないんですねぇ。

色々調べたらボケは被写界深度に関係があることを知ったりました。しかしデジカメはその特徴としてボケが不得意であり、逆に言えばデジカメは銀塩カメラと比べてピントが合いやすい*3ということも&amazon(4007000123);を読んで知りましたが、受光面の大きさに関係があるようです。

あぁ、あのプロの撮った写真のようなボケのある格好いい写真はR1ではは出来ないのだろうか...、とも思いましたが、 しかし今となっては、別にどうでも良くなっています。写真に興味を持ち始めて、今までになかったとこですが色々真剣に写真を見ると良い写真はそういうボケとかとは関係無いって事に気が付いたからです。

そこから雰囲気が伝わってくるような写真が撮れればいいなぁ、と思います。

F16法

ココに説明があるが、 晴天・順光の条件で撮影するときに、

  1. レンズの絞りを "f/16" *4にセットし、
  2. "フィルム感度の数値分の1秒" のシャッタースピード。ex ISO400なら晴天時f16で1/400

で撮影すれば、おおむね適正な露出になる。テクニックと言うよりは基本なんでしょうねぇ。

フィルム感度=ISOとはそう言う意味だったと初めて知りました。


ブレないSSの目安

1/焦点距離 以上

50mmの場合は1/50 以上。テクニックと言うよりは基本なんでしょうねぇ。

被写界深度

被写界深度は、近くに短く(浅く )、遠くに長い(深い)。つまり被写体より手前の方が、奥よりも大きくボケる。

被写界深度目盛り

あの線の色にはそう言う意味があったとは! 赤い丸印の意味もわかりました。必要ないけどw

3212275_16.jpg

フィルム面の位置表示

ココに説明がありますが、そんなモノ今まで気づかなかったぁ。AF全盛の今となっては不要の為無くなってしまった昔の産物かもしれませんが、私にとっては大変意味のあるものでした。

RIMG0756-s.JPG

Nikon EM PHOTOGUIDE

とにかくハマると何でも突っ込みたくなる性分ですから、Yahoo! Auctonで見つけて落としました。初心者としては大変参考になったガイドでした。

もう時間も大分経過していますから著作権とか問題ないと思ってせっかくですからupしました。

Nikon EM/PHOTOGUIDE

その他に大変参考になったサイトとしてNikonのhttp://www.nikon.co.jp/main/jpn/photography/kumon/index.htmがあります。

ネットで色々調べましたがココが一番判りやすかったです。



*1 一瞬、絵画は対象物が無ければ絵が描けないとも思いましたが、無くても想像で描くことはできますよね。念写? この場合は無視。
*2 液晶で確認しながらの撮影では腕が伸びてしまうのでホールドが難しくカメラブレしやすい。
*3 正確に言うと合っていると見倣す範囲が大きい
*4 日本の場合はf11という話もあります