.punto / 2004-12-14


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Nikon EM

Nikon EMその2

EMのウィークポイントっていくつかあるようで、

  1. 巻き戻しクランクはエンプラ製で、取付基部からポッキリ逝っちゃったりする。
  2. モルト劣化による光線洩れ。
  3. 1/250"以上の高速時にシャッターが正常に開かないという症状。
  4. 露出計が電流計の摺動部にマイラー抵抗使ってるせいで摩耗してダメポになる。

等々。

クランクは他機種のクランクを移植して修理することはできるらしい。光線洩れはこの機種に顕著な症状で裏蓋ヒンジ部のモルトを交換すればほぼ直るとのこと。
AEの不安定化はEM固有の有名な故障らしく、これはマウント周りの摺動抵抗の劣化が問題らしい。この不具合にはメーカーも気がついたようで、後期型では劣化しにくい素材に変更されているとのこと。果たしてオレのは後期型なのか...。ネットで調べたところ、EMの前期型後期型の見分け方法としては、

メーターオンの状態で、一度レリーズボタンから指を離し再度レリーズボタンを押したときに、メーター針がピクンと動くのが前期。

早速試してみると...、おぉ! 後期型だ! ちなみに↓にネジがあるのも後期型の印らしい。*1

RIMG0431-s.JPG

また、モルト劣化というだろうか? ↓の画像の通り裏蓋を開けるとベタつく部分がある。

RIMG0432-s.JPGRIMG0433-s.JPG

関係ないけど、ISOはダイヤルを持ち上げて回してセットするのね。

RIMG0435-s.JPG


*1 此のネジを外してミラーの交換も出来るようだがシロートは手を出さない方が無難のようである。