右手に短剣、左手に小型盾を構えるスタイルの武器。
短剣と盾の同時運用は基本的に西洋文化であるため、装備の大半は西洋風スタイルのものが占めるが、
一部では小刀+小手(盾扱い)という形の和風スタイルのものも存在する。
初期装備に設定されているためか、攻守のバランスが均等に設定されている。
一撃の威力は低いものの、複数の格闘動作を容易につなげられるため、手数で総ダメージを稼ぐのが基本となる。
また片手剣特有の性質として「高い属性値」と「攻撃ヒット回数の多さ」があり、状態変化付与での活躍が期待できる。
一方で機動性が非常に高く、シールドでのガードも可能であるため、生存率は比較的高いと言えるだろう。
さらに装備抜刀中もアイテムの使用が可能であるため、非常に行動半径が広い武器といえるだろう。
反面、何でもできる「優等生ぶり」が「器用貧乏さ」に直結してしまっており、
とことん効率を追求した場合、ダメージディーラーとしての専門性に乏しい片手剣の出番は非常に少ない。
またコンボ動作が早いため、入力受付時間が早く短い関係から操作の難易度が高く、
ユーザのインターフェースの調整(連続入力しやすいボタン設定やコントローラーのメンテナンス)も必要となる。
これらを総合すると、やや上級者向きの武器と言えるだろう。
【概要】
機動性の高さを生かし、飛び斬りからのコンボ→回避で離脱というヒット&アウェイ戦術が基本となる。
また、武器を構えたままアイテムを使用できることから、負傷の回復を速やかに行える他、
閃光玉やタル爆弾の設置など、アイテムを使った攻撃を交えて運用していくことになる。
武器特性
片手剣は武器補正が高めに設定されており、弾かれモーションが発生しにくくなっている。
そのため、通常攻撃に関してはランスに次いで貫通率が高く、弾かれ無効攻撃のなさをカバーできる仕様となっている。
具体的には、緑ゲージで肉質20、白ゲージで肉質10の部位を弾かれずに斬る事が可能。
ただ、弾かれないだけでダメージは肉質相応にしか与えられないので可能な限り弱点を斬るのが基本となる。
抜刀時のアイテム使用
片手剣のみの特殊性能で、武器を構えた状態でもアイテムを使用できる。
抜刀、納刀動作を省略できるため、行動の切り替えの早さに関して他に比肩する武器はない。
【基本動作】
■飛び斬り
飛び掛かって一気に距離を詰め、斬り下ろしの一撃を加える。
移動と攻撃を兼ね備えた、片手剣の攻撃の基点となる動作。
発動してから数秒間はスーパーアーマー状態となるため、他の仲間と混戦状態でも共存可能。
ただし回避行動を行うと、その時点で即座にスーパーアーマー状態が解除される。
この動作の直後、通常攻撃へと派生させることが可能。
■通常攻撃
剣で斬り付ける基本アクション。連続入力によってモーションが変化し、
斬り払い → 斬り払い+斬り返し → シールドアタック+斬り下ろしというコンボを形成する。
3段目のシールドアタックには、吹き飛ばし属性が付いているため、扱いの際には周囲に味方がいないことが前提となる。
各攻撃終了時に回転斬りへと派生させることが可能。
■回転斬り
片手剣のフィニッシュとなる横薙ぎ攻撃。
リーチの長い特殊な片手剣の場合のみ、若干横に広い判定を持つようになる。
これ以降の派生攻撃アクションはなく、回避動作のみがつながる。
■斬り上げ
下段から大きく斬り上げるモーション。
この動作の直後、通常攻撃または回転斬りへと派生させることが可能。
■ガード
シールドを構えて攻撃を受け止める。スキル「ガード性能」により、若干の性能の向上が望める。
しかし、片手剣のガード性能は全武器中最低クラスであり、物理的な攻撃に対するダメージ無効率は低く、
ガードに成功してもほとんどの場合、仰け反りモーションが発生させてしまう。
そのため、基本的には回避動作による攻撃の回避を試みることになる。
ただし、回避動作では非常に回避困難な咆哮や風圧などをガードする局面では役立つため、
状況に応じて回避動作と混ぜて使っていくとよいだろう。
なお、ガード中に通常攻撃1段目を発生させることが可能だが、それ以上派生させることはできない。
【アイテムの使用】
片手剣はアイテムの使用をコンボ動作として混ぜることが可能である。
以下、コンボを形成しうるアイテム例をいくつか挙げておく。
■閃光玉の投擲
抜刀状態で敵の突撃を止める手段として、非常に効果の高い動作である。
■シビレ罠/落とし穴の設置
タイミングよく仕掛けることで、足止め動作として行う。
飛び斬りから直接つなげると、アイテム使用中でも怯まないという大きな利点あり。
また、瀕死のターゲットの即時捕縛手段としても優秀である。
■タル爆弾の設置
爆風ダメージは敵味方区別なく発生するため、周囲に味方がいないのを確認してから使用すること。
なお、睡眠状態になった敵への初手として大タル爆弾の設置というのは、
片手剣に限らず伝統的なアイテムコンボと言えよう。
【有効なスキル】
片手剣は基本的に双剣と似た運用になるため、斬れ味の確保が課題となる。
また、ガードより回避が主体となるため、回避性能の向上に努めたい。
他、アイテムの使用効率を向上させるスキルが役立つ局面が多い。
■研ぎ師
抜刀時のアイテム使用能力と組み合わせることで、最短で斬れ味を回復することができるのが強み。
■特殊攻撃
状態異常(毒、麻痺、睡眠)の付与で期待されるため、能力値の底上げをしておきたいところ。
■回避性能
回避に頼る局面は多いため、ぜひとも確保しておきたいところ。
ダメージディーラー、状態異常付与能力のどちらにも優秀な性能を誇る反面、
それぞれの専門家には一歩劣るため、片手としての特性を十分に生かさないと活躍の場を失いがちである。
以下、凄腕ランク以降も活躍するための戦術を記しておく。
【状態異常での貢献】
パーティで最も期待されるのが、毒、麻痺、睡眠の付与による追加ダメージや足止めである。
なるべく属性値の高いものを用意し、可能ならばスキル「状態異常攻撃強化」による底上げも行っておくべきだろう。
パーティプレイを主体で行くのであれば、武器種問わず連携しやすい麻痺属性が特に有用である。
【タイムロスの縮小】
ガードや怯みによるタイムロスを極力減らし、どんな小さな隙にも果敢に攻撃を仕掛けて手数を増やすことで、
純粋なダメージディーラーとして活躍することも不可能ではない。
敵の攻撃パターンをしっかり覚えて立ち回りの効率化を行うことで、総ダメージ量を増やすことが可能である。
凄腕以降で特に使用頻度が高くなる龍属性のものを用意しておくと役立つだろう。
【特殊リーチ武器の活用】
「長」以上の特殊リーチ武器を使用することで攻撃が命中しやすくなり、
結果としてダメージ量の向上につながる。
また「極長」リーチの片手剣は、太刀や大剣のように部位破壊での貢献が可能となり、
通常の片手剣使いとは異なる活躍の場を得ることができる。
【機動性による生存率上昇】
敵の攻撃を回避しつつ生き残る能力に関しては、他の武器を大きく上回る。
攻守の切り替えが比較的容易であるため、とにかく被弾しないように運用することが重要である。
さらにアイテムの使用によって仲間のピンチを救うことができれば、パーティ内での存在意義もより大きくなるだろう。
直接仲間を救うアイテム使用例として、生命の粉塵やスキル「広域」+「早食い」で回復薬使用による
高速全体回復支援といったものがあり、狩猟笛による回復旋律の速度を大きく上回るため、実用性が高い。
【火事場力の発動】
本来、剣士にとってのスキル「底力」は、瀕死時の生存率の上昇を狙ったものであるが、
立ち回りの効率化によりダメージディーラーとして一流、生還率も高いという腕前になれば、
火力の底上げ手段としても現実味を帯びてくる。
被弾しない自信のある相手の場合は、狙ってみてもよいだろう。
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