原書:The Occult, Random house, 1971.
邦訳:『オカルト』中村保男訳、1973年、新潮社(改版、平河出版社、1985年/河出文庫、1995年)。
ランダム・ハウス社からの『オカルト』の執筆依頼を受けたことで、コリン・ウィルソンはオカルティズムの分野の研究を開始することになった。『アウトサイダー』以来、ウィルソンは宗教家や神秘主義者に強い関心を抱いてきたが、超常現象の存在については懐疑的な立場を取っている。
目次
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- 序論
- 第一部 通観
- 1. 魔術―未来の科学
- 2. 月の暗い側
- 3. 「オカルティスト」としての詩人
- 第二部 魔術の歴史
- 1. 人間の進化
- 2. 原始人の魔術
- 3. 熟達者と入門者
- 4. カバリストの世界
- 5. 熟達者と贋者
- 6. 19世紀の魔術とロマン主義
- 7. 獣そのもの
- 8. 二人のロシア魔術師
- 第三部 人間の潜在能力
- 1. 魔女術と狼変身術
- 2. 霊の領域
- 3. 瞥見
X機能とは何か?
『オカルト』でウィルソンが提唱するようになったのが、X機能である。
プルーストーのマドレーヌに代表されるような、あらゆる詩的、神秘的体験への鍵となる機能のことである。
人間の誰もが潜在的に持っていながらも、進化の過程でその感覚が発現できないという問題を抱えている。
X機能は、心理学者マスローの至高体験とも深く関連している。
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