カードリスト / 第2弾 / 蜀 / 趙雲（子龍の勇槍）

旧大戦も含めて初の武力9趙雲。

スペックは2.5コストとしては最高峰で、文武において隙がない。征圧力も2と及第点。
一方で高コストにも関わらず特技は一切ない。勇猛すらないので不意の一騎討ちが怖い。
将器はやや癖の強いラインナップ。比較的使いやすいのは速度上昇だろう。

計略「子龍の勇槍」は味方と敵の数に応じて効果が変わる単体強化。
味方については「撤退していない味方」の数を参照し、敵については「戦場にいる敵」の数を参照する。
基本効果は武力+6で、敵味方の部隊数に応じて
(味方≧敵の場合)…速度1.7倍上昇
(味方<敵の場合)…兵力60%回復
の効果が付与される。
効果時間は10c、知力依存0.4c(Ver.3.7.3C)。

効果はどちらもなかなか優秀ではあるものの、能動的に使い分けるのが難しい事が欠点。
敵が多数ならば移動速度上昇が、小枚数なら兵力回復が有効なのだが、発動条件は全く逆であるのが痛い。
相手に消耗させられ攻城のための兵力を確保したい、もしくは相手の小粒な部隊をどんどんなぎ倒すといった運用は、部隊の関係上あまり期待できない。

移動速度上昇はこちらのカウンター時に帰城する部隊を追撃したり、逆に戦場中央付近で相手のカウンターを止めたりするのに有効。
兵力回復は城に張り付かれた際の守りで有効で、どちらも割と長い時間武力15になるので粘り強い。
逆に敵城に近づくほどこの計略は活きにくく、味方の数が少ないような場面でマウントしても効果は薄いので兵力回復に期待するのは得策でない。
速度上昇は攻城時には意味を成さなくなるので、基本的には自陣のディフェンス時の方が使いやすい計略。
効果を活かすにはある程度は相手の動きをコントロールできる能力も必要になってくるだろう。

とはいえ、融通が効かない上に決定打としては甘い計略である点は2.5コストとしてはかなり痛い。
蜀の2.5コスト槍には攻城術を持つ張飛や、強烈な決定打を持つ姜維(麒麟児)が存在している。
どうしても守城〜カウンター気味の運用になりがちな点も、攻めを重視する蜀の勢力とは噛み合っているとは言い難い。
決して弱いわけではないのだが、趙雲らしく堅実…というより堅実すぎて逆に居場所を探す羽目になってしまっている点は否めない。

コンパチブル武将 †

Ver.2.2.0B　LE趙雲(横山光輝)

登場バージョン †

Ver.1.2.0A

修正履歴 †

Ver.2.0.0D　武力上昇値増加 +5→+6
Ver.2.1.0D　(味≧敵の時)移動速度上昇値増加 1.6倍→1.7倍
Ver.3.7.1A　効果時間延長 8.8c→9.6c
Ver.3.7.3C　効果時間延長 9.6c→10c
　　　　　　 (味<敵の時)兵力回復量増加 55%→60%