カード名 | セイレーン・セレモニー | 効果: ●あなたは自分のプランゾーンのユニットを1枚選び、ターン終了時まで、以下の能力を与える。『プランゾーン効果『覚醒−[無2 バトルスペースのリリース状態のこのカードと同じ種族のあなたのユニットを1枚選び、フリーズする](このカードを覚醒のコストでプレイしてよい。) 』』 | ||
種族/属性 | ||||
種別 | ストラテジー | タイミング | ノーマル | |
使用コスト | 青1 |
V-2 栄光の鐘にて登場した、青の軽量?ストラテジー?。
自分のプランゾーン?のユニットに対して覚醒を付与する。
このカードの効果はシンプルなもので、自分のプランゾーン?のユニットに対し覚醒を与える。
覚醒のための条件は、[無2]に加えそのユニットと同じ種族のユニットを1体フリーズ?させなければならないが、覚醒による擬似的なコスト踏み倒しを行う事が可能となる。
かなり重いユニットや、普通にプレイするのに忍びないユニットに対して手軽に使用でき、条件を満たすのもそれほど難しくない。
しかし、キーワード能力である覚醒を自分のユニットに手軽に付与できる反面、様々な制約が課せられている点に注意しなければならない。
まず第一にネックなのは使い捨てと言う点あり、プランゾーン?にユニットがいなければその効力を発揮できない点にある。プランゾーン?のユニットを選択しているので、お目当てのユニットがまずプラン?に見えていなければそもそもこのカードすら使えない(というか使っても意味が無い)。また、このカードがプランゾーン?から出て来てしまうとほぼ完全な死に札になるのも厳しい要素。
次にネックなのは、コスト支払いとフリーズ?要求。それほど重い条件にも見えないがこれも大きな枷の一つで、そもそもこのカードがノーマル?でしか発動できない事を考慮するとどうしても必要エネルギー枚数は3枚になる。これにプランゾーン?を作成する手間を加えると、4エネルギーを要するので見た目よりも軽いカードではない。加えて同一種族のユニットがリリース?で存在しなければ意味が無く、エネルギーもあってプラン?に目当てのユニットが出て来た場合でも腐る恐れが大きい。
そして使い捨てストラテジー?というのも厄介で、カード1枚消費し攻め込むタイミングを自ら捨てた上で出てくるのはユニット1体だけなので狙いどころを誤ると相手から押し込まれてしまいかねない。また、タイミングが遅いのも合わさり妨害を受けやすく、《ダークサイド・ソウル》や《不運の始まり》などにスタック?されると一方的に損をするのも苦しい。
また、わざわざこのカードに頼ろうとするならば最初から覚醒を持つユニットや《大陸竜ムー》の方が良い場合もあるとライバルも多い。
運用は難しく、単純な事故要素の塊に近い反面コンボカードとしての威力や上手く決まった際には馬鹿にならない働きを見せることもしばしばある。
3、4エネルギー程度でかなり大型のユニットを呼び出すことも不可能ではない上に、色の指定も無いので色を問わない種族で固めたデッキでは採用しやすい。
特にフォーリナーは色がばらけやすいので、このカードが有効的に働いてくれる事もあるだろう。《アイスドラゴン》や《大陸アルドのサイクロプス》といった重いカードさえもこのカードによってあっさり展開されてしまう事も不可能ではなくなる。
他には、青を組み込んだ多種族を抱えているデッキでもいいだろう。サキュバス/バードマン?やメタルロブスター/ペガサス?など複数の種族を抱えているカードをキーと据えている場合にも扱いやすい。
プランゾーン?さえ手軽に作成できるのならば腐る恐れも少なくなるので、《マザー・シップ》や《メタルロブスター・タクティクス》、《時空歪曲》からでも使っていきやすい。特に《時空歪曲》はコストが小さい上にピンポイントでプランゾーン?を作れるので、《神龍》や《アイスドラゴン》といった除外?されるサイクルとコンボができる。
使い道は幾通りもある面白いカードになっているので、このカードを使いこなすなら種族や色、カードごとの相性についてよく考えて使っていこう。