GameMaker


Game Maker まとめWiki

gamemakerstudio2.png

GameMaker とは?



Game Makerの特徴

ニコニコ大百科 - GameMaker:Studioより抜粋

アイコンをドラッグアンドドロップするだけで、プログラミングの経験が無くても直感的にゲーム開発が出来る。
プログラミングの知識があれば組み込みの言語「GML(GameMaker Language)」により細かい処理が可能。
特に2Dゲームを作るための機能が充実しており、シューティングなどのアクションゲームの制作に向いている。

ゲーム制作の初心者から上級者まで使われており、欧米においては使用者のコミュニティも盛んで広く知られているが、
日本ではあまり広まっていないため、日本語の資料が非常に少ない。

初版は 1999年11月15日 にリリースされ 20年以上の歴史がある。シンプルでわかりやすいためゲーム開発に不慣れでも使いやすいが、現代的な開発スタイルからすると、やや古い部分が残ったままとなっている。

さらに詳しくは →GameMakerの特徴

GameMakerで作られたゲーム

海外のインディーゲームでよく使われている。Unity や Unreal Engine と違って大規模ゲームではほぼ使われない。
ジャンルの中心は「2Dアクション」「シューティング」。"Undertale" や "VA-11 Hall-A" のようにインタラクティブな会話イベントを構築することも可能

タイトル初リリース日ジャンル詳細
Hotline Miami2012.10.232D見下ろし型のステルス・クライムアクションIGF2013大賞ファイナリスト
Risk of Rain2013.11.82DローグライクプラットフォーマーIGF2014学生部門の大賞を獲得
Downwell2015.8.15ひたすら下に潜る2Dサイドビューアクションシューティングmetacritic 81点。IGF2015学生部門ノミネート。PlayStation Awards 2016のインディーズ特別賞を受賞
Undertale2015.9.152D見下ろし型のRPG。戦闘はシューティングの弾避け売上は100万本以上。GOTY2015で6部門受賞
Nuclear Throne2015.12.52D見下ろし型ローグライクシューティングmetacritic 89点
Momodora: 月下のレクイエム2016.3.4メトロイドヴァニアmetacritic 82点
Hyper Light Drifter2016.5.31美麗なピクセルアートが魅力の2D見下ろし型アクションIGF2017で2部門受賞。Appie 2019ベストiPadゲームを受賞
VA-11 Hall-A2016.6.21バーテンダーとなってカクテルを提供しアダルトな会話を楽しむノベルゲーム4Gamerインディー部門2015ノミネート。第23回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品
Minit2018.4.3制限時間1分の見下ろし型ACTアドベンチャーゲームIGF2019大賞ファイナリスト
Forager2018.4.18放置系サバイバルゲームGAMEMAKER STUDIO 2 BETAJAMで準優勝。売上本数:60万本(2020年4月時点)
KATANA ZERO2019.4.18スタイリッシュ2Dサイドビューアクションmetacritic 89点。売上本数:10万本(2019年4月時点)

より多くの情報は→Games Showcase | YoYo Games
日本のユーザーが作成したゲーム→ニュース

各バージョン・エディションの一覧

GameMaker Studio 2

現行の最新バージョン。
今まではWindowsのみの動作だったが、本バージョンから、macOS環境でも利用可能に。
初期バージョンから使われていた Delphi から C# に書き換えられ、基本的な仕組みはそのままで、IDEが現代的なUIに一新され、洗練された操作を行えるようになった。

「GMS2は初心者のためのだけのものではありませんが、使いやすさに重点を置くことで、 初心者がアクセスしやすく、
理解しやすくなるという2つのメリットがあり、ゲーム開発がより速く効率的になります」

 簡単に言えば、GameMaker:Studio2は、ターゲットとなる開発者を
「優れたゲームをすばやく簡単に作成したいすべての人」 と定義し、
アップデートされた機能によって、2Dゲームの開発とリリースのサイクルがスピードアップする、とのことだ。

GMLの関数のいくつかに手が入っており、GM:S1のころの情報を使う場合は変更点に注意しながら作る必要がある。
GM:S2で追加された関数は以下のリンクにまとまっています。

描画レイヤーの機構や、新たなGPU制御、カメラ制御、タイルマップやイメージエディタの機能強化が行われている。 記述力が低く時代遅れ感のあったGMLについても、文法の大幅な強化が2020年頃行われる予定。 (2020年10月にリリースされた v2.3.0 でfunction キーワード、構造体、クラスのような記述ができるようになりました)

また、2019年頃の方針変更により「 無料版は30日間限定の試用期間のみ 」となった。
体験版の1ヶ月の制限がなくなりました (無期限で全機能を使用可能)。ただし実行ファイルを作るには製品版が必要

ライセンスの種類
※2021.8.10 より買い切りライセンスは廃止され(すでに保有している場合は継続)、月額/年額ライセンスに移行しました。

  • FREE: 無料。機能制限なしで開発可能だが、実行ファイル(配布) することはできない
  • CREATOR: 月額510円・年額5150円。デスクトップ (Windows / macOS / Linux) のみ出力可能
  • INDIE: 月額1010円・年額1万300円。Windows / macOS / Android / iOS などコンソール(家庭用ゲーム機)以外への出力が可能となる
  • ENTERPRISE: 月額8250円・年額8万2500円。PS4 / PS5 / Nintendo Switch / Xbox One などコンソールへの出力が可能となる




■旧ライセンス

種類値段概要補足
Trial無料30日間のみ有効 無期限ですべての機能が使用可能配布可能な実行ファイルは作れない
Creator$391年間のみ有効。WindowsまたはMacOSXのみ出力などの制限あり※1 Developer - Desktopへのアップグレードが30%OFF
Developer※2買切りライセンスプラットフォーム別にライセンスが分かれている
※1
まずはCreatorライセンスで試して、今後も使うのであれば Developer - Desktopライセンスを割引き価格で乗り換える、という方法もある
※2
Developerライセンスはそれぞれ以下のプラットフォームへの出力が可能となるもの
  • Desktop ($99): Windows / macOS
  • Web ($149): HTML5
  • Mobile ($199): iOS / Android
  • UWP ($199): Windows10デバイス / Xbox One

macOS版の不具合

今回新しく対応されたためか、macOS版にはいくつか不具合がある

  • GMLで直接日本語入力ができない(コピーペーストはできる) → v2.3.4.577 で日本語入力できるようになりました
  • "Cmd+Tab" での Workspace Overview の表示がうまくいかない (OS上 "Cmd+Tab" のホットキーがアプリケーション切り替えに割り当てられているため) Option+Tabで表示できる

過去のバージョン・エディション

過去のバージョン・エディション

購入方法

Steam または YoYo Games から購入する。
購入にはそれぞれのアカウントが必要で、Steam版を購入しても YoYo Games のアカウントが必要となるため、YoYo Games から購入した方が手間が少ない。

Steam版のメリット

  • プリペイドカードでの支払いが可能
  • 起動しているトータルの時間が記録される
  • 同じ GameMaker:Studio を使っているユーザーがいれば、起動状況がわかる

デメリットとして Steamアプリケーションからの起動(認証)が必要なので、少し起動に時間がかかる。これが面倒な場合、直接 YoYo Gamesからダウンロードしてインストールすれば Steamの認証が不要となる。

YoYo Games から購入する場合

アカウントの作成が必要で、購入には住所の登録が必要。クレジットカードと PayPal が利用可能


もっと知りたい

もっと知りたければ、以下のリンクをたどってみてください。
リンク集

競合ソフト

※2021.1.15現在

ツール名ライセンス料金概要プログラム言語
Unity年間10万ドル未満の売上であれば無料世界で最も使われているゲームエンジン。プログラムが多少できれば選択肢に入る。基本は3Dゲーム用なので2Dは少し面倒だが、使いこなせれば開発効率アップC# / Playmakerを使えばGUIで作ることも可能
Unreal Engine粗収入が 100万 米ドルを超えた場合にのみ、5% のロイヤリティを支払うフォトリアルな3Dゲーム向き。GUIでプログラムが組めるBlueprintがとても使いやすいBlueprint / C++
アクションゲームツクールMV10780円アクションゲーム向きの機能があらかじめ用意されているので、アクションゲーム制作に不慣れでもとっつきやすいプログラムなしのGUI操作 / JavaScript
CONSTRUCT 3無料版は制限あり。月額 1799円 / 年間 10999円ブラウザで動作するプログラムなしのGUI操作で2Dゲームを作れるプログラムなしのGUI操作(ブロックを置いていく) / JavaScript
GameSalad月額 1700円〜ドラッグ&ドロップで機能を画面に配置してゲームを作るツール。プログラミング無しでゲームが作成できる。2D専用プログラムなしのGUI操作
Clickteam Fusion 2.59800円〜プログラミングの知識を必要とせず、本格的なゲーム制作ができる高機能ゲーム制作ツール。2D専用プログラムなしのGUI操作
Godot Engine無料。ただしコンシューマ向けに出力したい場合には代理店を通す必要があるUnityより洗練されたUIのゲームエンジン。2Dは専用の処理を持っているのでUnityよりも扱いやすいGDScript / C# など
Shooting Game Builder無料2Dシューティング専用のゲームエンジン。動作・出力はWindowsのみプログラムなしのGUI操作
RPGツクール MV8128円(MV) / 8778円(MZ)アクションやシューティングも作れなくはないが、基本はフィールド探索型のアドベンチャーゲーム向きプログラムなしのGUI操作 / JavaScript

※ゲーム制作初心者向きのゲームエンジンは「RPGツクールMV / MZ」「アクションゲームツクールMV」「Click Fusion 2.5」「Shooting Game Builder」あたり

GameMakerと似た競合ソフト

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