広域仮想ファイルシステムGfarm v2の設計と実装


My Reserches

INDEX

目的、問題

Gfarm v2 では、グリッドー・データファーム(Gfarm v1)の特徴をいかしたまま、POSIX 標準API をサポートする広域仮想ファイルシステムの実現を目指す。

動機、背景

提案手法、アイディア、システム

Gfarm v2 の設計(Gfarm v1 の改善点)


ファイルシステム機能

Gfarm v1 では、ファイルの更新を行うアプリケーションからの利用を困難なものとし ていたが、Gfarm v2 では、ファイルの複製がある場合でも、ファイルも書き換え、追 加などの読み書きオープンをサポートし、またファイルロックもサポートする

頑強性

  • Gfarm v1 では、ファイル書き込み途中でクラッシュした場合メタデータを更新するこ とができず、一貫性が失われてしまうことがあるが、Gfarm v2 ではメタデータ操作を I/O ライブラリではなく、(後述する) ファイルシステムサーバにより行うことで、一貫 性の保持を実現する
  • Gfarm v1 ではGfarm を介さずにファイルを操作することができたがGfarm v2 ではこ れを禁止することで、実データを保護し、不当な更新を防ぐ

セキュリティ

Gfarm v1 では、仮想ファイルシステム・メタデータの管理のためにLDAP サーバを直 接利用していたため、細かいファイルアクセス制御はできていなかったが、Gfarm v2 ではこのような制御を可能とする

分散並列処理

Gfarm v1 ではファイルシステムを、Gfarm ファイルと仮想ディレクトリによって管理 していた。基本的なファイルの単位はGfarm ファイルなので、一つのファイル断片を 複数のGfarm ファイルに含めたり、Gfarm ファイルをGfarm ファイルに含める事がで きなかった。Gfarm v2 では、Gfarm ファイル自体を特別なファイルではなく仮想ディ レクトリとして表す事によって、より一般的なファイルモデルを実現している。

提案したものの評価

なし


その他

最新の20件

2007-04-28 2007-11-30 2007-12-02 2007-10-21
  • 広域仮想ファイルシステムGfarm v2の設計と実装
2007-12-03 2007-11-30 2008-02-29 2008-05-11 2008-03-09 2008-02-29 2008-01-21 2007-10-20 2008-05-17 2007-10-03 2007-06-26 2008-05-18 2007-10-26 2007-12-02 2008-05-17

今日の20件

  • counter: 115
  • today: 1
  • yesterday: 0
  • online: 2