Tutorial
初心者向けチュートリアル その1 †
はじめに †
ここでは、初めてGame Makerに触れる方を対象に、簡単なゲームの作成手順を解説していきます。
なるべく分かりやすいように、日本語化済みのGame Maker 5.3A-初心者モードにおけるスクリーンショットを掲載しました。
Game Makerに慣れてきたら、[File]メニューから[Advanced Mode]をONにして、上級者モードに切り替えるとよいでしょう。
ここで作成するゲームはとても単純なものです。慣れれば作成するのに5分もかかりません。
- 説明
- 壁に囲まれた部分にボールが一つあります。このボールは、ゲーム開始時に動き始め、壁に跳ね返ったりします。プレイヤーがそのボールを左クリックするとスコアに1点が加算されます。スコアはウィンドウキャプションバー(タイトル)に表示されます。
■目次
作ってみよう †
手順1 - 壁(wall)オブジェクトの作成 †
まず、壁のスプライト画像を定義します。
- [Add]メニューの[Add Sprite]からスプライトを追加します。
- 「スプライトの読込」ボタンから、画像ファイル"GameMakerをインストールしたフォルダ\Sprites\various\Square.ico"を読み込みます。
- 分かりやすいように、sprite(スプライト)の先頭3文字をくっつけて「spr_wall」と名前を付けます。
(手持ちの画像がなければこちらのsquare.pngをお使いください。右クリックで「名前をつけて画像を保存」)
実際に表示される壁オブジェクトを作成します。
- [Add]メニューの[Add Object]からオブジェクトを追加します。
- -スプライト- には、先ほど定義した「spr_wall」を指定します。
- 静止している壁のようなオブジェクトにはsolidにチェックを付けるという決まりがあるので、solidにチェックを入れます。
- 分かりやすいように、object(オブジェクト)の先頭3文字をくっつけて「obj_wall」と名前を付けます。
手順2 - ボール(ball)オブジェクトの作成 †
ボールのスプライト画像を定義します。
- [Add]メニューの[Add Sprite]からスプライトを追加します。
- 「スプライトの読込」ボタンから、画像ファイル"Sprites\various\Ball1.ico"を読み込みます。
- 分かりやすいように、「spr_ball」と名前を付けます。
(手持ちの画像がなければこちらのball1.pngをお使いください。右クリックで「名前をつけて画像を保存」)
このゲームの重要なポイントとなるボールオブジェクトを作成します。
- [Add]メニューの[Add Object]からオブジェクトを追加します。
- -スプライト- には、先ほど定義した「spr_ball」を指定します。
- 分かりやすいように、「obj_ball」と名前を付けます。
ここでは、ボールオブジェクトにいくつかアクション(動作)を持たせることにします。
一つ目は、ゲーム開始時に移動し始めるというアクションです。
- ボールオブジェクトの設定画面-「イベントの追加」ボタンから、生成(Create)イベントを追加します。
- 右側のアクション一覧から、[Start moving in a direction](指定した方向へ移動を開始する)アクションを選び、アクションリストへドラッグ&ドロップします。
- するとアクション設定画面が表示されるので、Directions(進む方向)には斜め四方向(上図を参照)を指定し、Speed(移動の速さ)には4を指定します。
ボールが生成されたとき、指定された4方向のうちからランダムに1方向が選ばれ、ボールはその方向に移動を開始します。
二つ目は、壁に当たったときに跳ね返るというアクションです。
- 「イベントの追加」ボタンから、壁オブジェクトに対してのコリジョン(衝突)イベントを追加します。
- [Bounce against objects](オブジェクトに対して跳ね返る)アクションをアクションリストへ追加します。
- アクション設定はデフォルトのままでOKです。
三つ目は、移動しているボールを左クリックしたときにスコア(点数)に1点を加算するというアクションです。
- 「イベントの追加」ボタンから、マウス-左が押された(Left Pressed)イベントを追加します。
- アクション一覧-[score]タブにある[Set the score](スコアを設定する)アクションを、アクションリストへ追加します。
- アクション設定画面が表示されるので、new scoreに1を設定し、Relativeにチェックを入れます。
Relativeにチェックを入れることで、現在のスコア(ゲーム開始時は0)にnew scoreで設定した値を加算することができるのです。
手順3 - ルームの作成 †
あとは壁とボールをルームに配置すればゲーム完成です。
- [Add]メニュー[Add Room]からルームを追加します。
- ルームのデフォルトの大きさ(640x480)はこの場合少し大きすぎるので、[設定]タブから、幅=320、高さ=256と設定します。
- ゲーム編集中、オブジェクトを配置しやすいように、グリッドの大きさを(32x32)に設定しておきます。
- [オブジェクト]タブへ移動し、「追加するオブジェクト」として壁オブジェクト(obj_wall)を選択します。
- 左クリックで、壁オブジェクトをルームの周りに配置していきます。このとき、マウス左ボタンと[Shift]キーを押しっぱなしにすると、オブジェクトを連続的に配置できるので便利です。
- 「追加するオブジェクト」としてボールオブジェクト(obj_ball)を選択します。
- ルーム中央あたりにボールオブジェクトを配置します。
以上で完成です。
[F5]キーを押すとゲームを実行できます。
→Tutorial/初心者向けチュートリアル その2に続きます。
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