Tutorial / 初心者向けチュートリアル　その2

Tutorial

初心者向けチュートリアル　その2 †

概要 †

チュートリアルその1で作成したゲームに以下3点の修正を加えます。

1. ルームに背景画像を表示させる。
2. ボールがクリックされたときに音を鳴らす。
3. ボールがクリックされたときにボールの進行方向を変える。

■目次

編集してみよう †

1 - ルームに背景画像を表示させる †

背景(background)画像を定義しましょう。

1. [Add]メニュー[Add Background]から背景を追加します。
2. 「背景をロード」ボタンから、画像ファイル"GameMakerをインストールしたフォルダ\Backgrounds\sky.gif"を読み込みます。
3. 分かりやすいように、backgroundを略したbgを先頭に付けて「bg_sky」と名前を付けます。
   
   （手持ちの画像がなければこちらをお使いください。右クリックで「名前をつけて画像を保存」）

この画像がルームの背景として表示されるように設定しましょう。

1. 項目をダブルクリックしてルームの設定画面を開きます。
   
2. [バックグラウンド(background)]タブへ移動します。
3. もはや背景色は必要無いので、「背景色を描画」(Draw background color)のチェックを外します。
4. {no image}と表示されている所をクリックして(bg_sky)を選択します。
5. 「ルーム開始時に可視」にチェックが入っていることを確認します。

2 - ボールがクリックされたときに音を鳴らす †

まずサウンドを定義します。

1. [Add]メニュー[Add Sound]からサウンドを追加します。
2. 「サウンドファイルを開く」ボタンから、音声ファイル"Sounds\beep3.wav"を読み込みます。
3. 分かりやすいように、soundを略したsndを先頭に付けて「snd_click」と名前を付けます。
   beep3.wav
   （手持ちのサウンドデータがなければこちらをお使いください。右クリックで「リンク先を別名で保存」） この(snd_click)を再生するアクションを追加しましょう。

1. (obj_ball)の設定画面を開きます。
2. イベントリストから、[Left Pressed]（このオブジェクトがクリックされたときに発生するイベント）を選択します。
3. アクション一覧-[main1]タブにある[Play a sound]（サウンド再生開始）アクションを アクションリストへ追加します。
4. このアクションの設定画面が表示されます。soundには(snd_click)を指定します。ループ再生する必要は無いのでloopはfalseのままでOKです。

3 - ボールがクリックされたときにボールの進行方向を変える †

同じイベント内にアクションを追加します。

1. (obj_ball)の設定画面 - [Left Pressed]イベントが選択されていることを確認します。
2. アクション一覧-[move1]タブにある[Start moving in a direction]（指定した方向へ移動を開始する）アクションを アクションリストへ追加します。
3. このアクションの設定画面が表示されます。Directions（進行方向）には8方向（上図を参照）を指定します。ボールの速さを変える必要は無いので、Relativeにチェックを入れ、Speedには0を指定します。これにより、現在の速さに0が加算されます。（すなわち速さは一定のままです）

※ここで例えば、Speedに0.5を指定したとすると、徐々にスピードが増していくので、よりゲームらしくなります。

以上で完成です。 [F5]キーを押して実行してみましょう。

これで、Game Makerにおけるゲームの基本要素であるスプライト、オブジェクト、ルーム、バックグラウンド（背景）、サウンドの基本的な用途が理解できたことでしょう。

しかし、イベントおよびアクションについては、まだほんの少ししか触れていません。 したがって「ドキュメント/GameMakerJapan/移動に関するアクション」に目を通されることをお勧めいたします。