送信のビートが汚い


家主の901で見られた症状

送信はどうにかできるようになったが、TUNEを押して出力を調整しつつ隣の受信機でモニターしてみると、トーンが汚い。

  • よくよく調べてみると、TUNEする際のモードによってトーンがきれいだったり汚かったりする。CWは多少きれいだがUSB/LSBが汚い。
  • 出力にもよらない。フロントパネルでCARRIERツマミを絞って出力を下げても関係なく汚い。

修理を試みる(1)CARRIER UNITを見直す。

まずありうるとすればCARRIER UNITであろう。どのモードでも同等にトーンが汚ければPLLを疑うところだが。

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第一に、キャリアの発振回路を疑うべきだ。

アプローチ 局発のFET劣化を疑う

まず発振回路が元気ないケースを想定して、キャリア発振のQ702(2SK19GR)を2SK192Aに交換した。192AはYランクだが致し方あるまい。

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とはいえ、特によくも悪くもなっていない。

アプローチ セラミックトリマの劣化を疑う

古い無線機で信号が汚い場合、ひとつの定番が、セラミックトリマーコンデンサの劣化だ。ICOMの80年代のリグでは、VCOのトリマーが腐って信号が汚くなるというのはよく発生している。

ご参考:Icom 765 Trimmer Repair, Icom America - Knowledge Base Article 5AWC496A41

そこでLSBのトリマーを取り外して新品の20pFのトリマーを挿してみたが、音は変わらず。

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違うようだ。元のトリマーに戻しておく。

修理を試みる(2) RECT. A UNITを見直す。

ならば電源回りに問題があるのかもしれない。 まずは電源の整流・平滑を担うRECT. Aユニットをいじる。キャリア発振へも供給される6V/8V/12Vは、このユニットで13.5Vを作り、そこから三端子レギュレータで作っている大元だ。


古い平滑コンを取り替えてみる

いずれにしろ予防メンテにはなるので、平滑コンデンサを取り替える。 もともとのチューブラ3300uF/25V2本を、新品の4700uF/35Vにした。

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特に効果はなし。

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サビサビしてますね。