地頭力を鍛える


ロジカルシンキング

頭の良さとは

物知り系(記憶力)

この力は、

  1. インターネットの普及
  2. 日々の情勢の変化の高速化
  3. 過去の経験の未来に対する不確実性の増加

などの理由から、重視されなくなってきている。

機転が利く系(コミュニケーション力)

地頭力と並んで必要とされる能力である。

地頭力

未知の領域で問題解決をする力である。最近、重視されている。
地頭力とは、

知的好奇心(→さらに深いベース)


論理的思考力・直観力(ベース)

  • 論理的思考力とはつまり事象間を筋道立てて考える力で、守りの力である。左脳的。
  • 直観力は攻めの力であり、右脳的。

抽象化能力・フレームワーク化能力・仮説思考力

  • 抽象化能力とは、単純に考える力。
  • フレームワーク化能力とは、全体から考える力。
  • 仮説思考力とは、結論から考える力。

地頭力があると、

  1. 生産性が圧倒的にあがる
  2. 思考回路が変わり表面上の行動が一気に変わる

逆にこの力がないと、ジアタマデバイドに陥ってしまう。

多くの情報+地頭力=知性・生産性上昇
多くの情報+情報依存=思考停止

フェルミ推定について

重要なのは解答のプロセスであって、答えにどれだけ近いかではない。

  1. アプローチ設定(仮説検定)
  2. モデル分解(因数分解)
  3. 計算実行(モデル化)
  4. 現実性検証

これらを行う際、

  1. どんなに少ない情報からでも仮説を作る。
  2. 前提条件を自分で作って先に進む。
  3. 時間を決めて結論を出す

ことが求められる。これが大切。

仮説思考

仮説思考の本質

「ベクトルの逆転」、向こうからこっちを考えること。

  • できることでなくやるべきことを
    現状からではなくあるべき姿から考えることが、改革への最短ルート。
  • 自分からではなく相手から(コミュニケーションにおいて)
    伝え手からではなく聞き手から。
    「相手にとってどういう意味があるのか」「相手にどうしてほしいのか」を先に。
  • 手段でなく目的から
    最たる悪例、手段の目的化
  1. 当初の目論見
  2. 手段の目的化(どうせこれやるなら〜も、せkっかっくなら〜も)
  3. 全目的の未達成

二つのベクトルをバランスよく使うことが求められている。


今ある情報から最も可能性の高い結論を導き出す

  • 情報がない、ということはあり得ない。必ず何か持っているのに、それを使おうという姿勢がないのである。
    情報を検索するにしても、せめて「どんな仮説を立てて」「何のために」情報収集するのか決めてから検索するべき。
    • これを意識していると、情報に対する感度が上がる。
  • 分析を始めると、それが目的化してしまう。
    仮説を持つことで。分析に無駄や漏れがなくなる。
    • 「おとしどころ」「うそでもいいから」

仮定した結論を目的地として意識する

つまりは、「課題は何か?」という問いに明確な答えを持つことである。これができれば、課題は半分以上解決している。
立ち止まらずに進むことが必要。(ただし、前提条件はほかの人に伝えられるように/またそれが違った場合はすぐに立ち戻れるようにしておく)

情報精度を上げながら検証を続ける