ハマグリ


ガイド用生物一覧

縄文時代の貝塚からも多く出土されている東京湾のハマグリですが、現在東京湾のハマグリは絶滅されたと言われています。

しかし、今でも上の画像のようなハマグリが、小櫃川河口から前浜にかけた漁場では毎年数個獲れます。 昭和40年代まではここの浜では多くのハマグリは水揚げされていました。 はたしてこのハマグリはどのような経過をたどって生息しているのでしょうか? ここで獲れるハマグリは交雑と言う説も有りますが、「ハマグリは・・交雑はしない」と言う説も有ります。

【ハマグリの種類】■ ハマグリ【在来種・内湾の淡水が入る塩分の低い砂泥底に棲息】          ■ チョウセンハマグリ【在来種・外洋に面した砂地に棲息】          ■ シナハマグリ【移入種・中国。朝鮮半島からインドシナ半島にかけての沿岸域に棲息】

市場に出回るハマグリと呼ばれ販売されている90パーセント以上は輸入されたシナハマグリです。

国産ハマグリとして売られているモノは、鹿島灘・九十九里で獲れる外洋性のチョウセンハマグリです。

潮干狩場で獲れるハマグリは、ほとんどが輸入され撒かれたシナハマグリです。

東京湾でかつては獲れていたハマグリは熊本で少量水揚げされる程度となってしまいました。