(Oracle BPEL Process Manager 10.1.2.0.0時点の情報です)
Oracle BPEL Process Managerのインストール にも書いたように、BPEL Process Managerはデータベース (デハイドレーション・ストア) を使用しますが、開発環境向けのインストール・タイプ「Oracle BPEL Process Manager for Developers」では、デフォルトではマルチ・バイト対応していないデータベースOracle Liteが構成されています。
Oracle BPEL Process Managerのインストール にも書いた手順で、Oracle Databsaeを使うよう構成を変更することが可能ですが、マシン・スペックやライセンスなどの理由でOracle Liteを使い続けたい場合もあるでしょう。
Oracle Liteを使い続けた場合、運用管理ツールであるBPEL Consoleで参照できる「ビジュアル・フロー」、「インスタンスの監査」、「インスタンスのデバッグ」などのメッセージが文字化けしてしまいます。これらの画面は、デハイドレーション・ストアに格納されているBPELプロセス・インスタンスの実行履歴情報を参照しているためです。
実は、この問題は、Oracle BPEL Process Managerを英語モードで起動することで解決します。
Oracle BPEL Process Managerの起動スクリプト <BPELPM_Home>\integration\orabpel\bin\startorabpel.bat (UNIXではstartorabpel.sh) を編集し、OPTS 環境変数に user.language プロパティを追加しましょう。
rem set OPTS=-Doracle.mdb.fastUndeploy=60 -Doc4j.userThreads=true %OB_JAVA_PROPERTIES% set OPTS=-Doracle.mdb.fastUndeploy=60 -Doc4j.userThreads=true %OB_JAVA_PROPERTIES% -Duser.language=en
Oracle BPEL Process Managerを起動し、起動したコマンド・ラインに出力されるログ・メッセージや、「ビジュアル・フロー」、「インスタンスの監査」、「インスタンスのデバッグ」などのメッセージが英語になっていることを確認しましょう。