夷陵で劉備に協力したという異民族の王。
正史の陸遜伝では「胡王(北方の異民族の王)」と書かれているが、どこの部族なのかは不明。
そもそも北方の異民族が蜀から荊州まで出向くのも不自然なため、単に異民族という意味で「胡」と書いたものと思われる。
(馬超がいるため、蜀と北方の異民族の間に伝手がある可能性自体は否定できないが…)
演義では「蛮王(南方の異民族の王)」として登場し、鉄疾黎骨朶(てつしつれいこつだ。ぽけっと武将版テキストで叫んでいるのはこれである)という鉄の棘がついた棍棒のような武器を手にして夷陵で戦う。
甘寧を討ち取る活躍を見せたものの、火計で蜀軍が劣勢になると、追撃してきた周泰によって討ち取られている。