シャープMI-E1


シャープMI-E1

 シャープのPDA、MI-E1。2000年の12月発売。で、当時からそういうモノが好きだった自分はすぐに購入した。そして今でも現役で使用している。

お勧め度高い!

 正直に白状する。スケジュール管理だのにPDAを使用するのははっきり言って難しいと思う。持ち歩いたところで、ただの自己満足にしかならないのではないか。メモ代わりに使用するなら、紙のメモ帳と使い慣れた筆記用具の方が実用になるし、多くの人はそうしている。PDA市場が完全に縮小した背景は、「みんなそういうことに気が付いた」からだと思っている。

 しかし、「アドレス帳」、「重要なメモ記載場所」としては、すさまじい威力を発揮すると思っている。

「持ち歩かないPDA」を提案

 ご家庭に一台あるととても便利になる。5千円程度の機械で、何十倍もの威力を発揮するはず。

アドレス帳として

 電話の横に「電話帳簿」を置いている家庭は多いと思う。これをPDAに置き換える事を提案したい。電話番号が一発で検索できるのはもちろんだけれど、カード紛失時のカード会社への電話番号、銀行への電話番号、病気した際の番号など。あわせてカード番号などもアドレス帳に記載しておけば、連絡もスムースになる。

 出前外食屋の番号と併せて注文記録をとっておいて、おいしかった品物や逆にまずかった品物などを記載するとか。紙の電話帳では書ききれない事項を記載できるのはなんと言っても強い。

重要なメモ帳として

 いろいろな番号、たとえば車のナンバーや保険証番号、車検証番号、クレジットカード番号や銀行口座の番号など。「普段は使用することが無いけれども、いざというときに絶対に必要な番号」を控えておく。万が一の盗難時の事を考えて、シークレット機能で覆っておくのをわすれずに。


シャープのMIシリーズは安くなった

 どう考えても便利なPDA。その中でも購入から5年経っても僕がいまだに利用している事実からもわかるとおり、MI-E1はとてもお勧めである。対抗馬としてPalmOSがあるが、これはPCとの連携を前提としており、単体で使用するには大変なのである。「家庭に一台、高機能電話帳&メモ帳代わりとして」の用途だとお勧めできない。

 シャープのMIシリーズは当時シャープが満を持して送り出したもので、日本語の扱いにおいては右に出るモノ無しである。手書き認識が秀逸で、書き順を間違えなければ漢字を誤認識することがまったくないと言ってよい。案外適当にちゃちゃっと書いたものでもきちんと認識してくれる(これは本当にスゴイ技術だと今でも思っている)。MIシリーズであればお勧めできるが、なかでもE1以降のものが良いと思う。昔自分はMI-P1を使用していたが、起動の遅さにイライラすることがあった。E1以降であればそういうことは全くないと思う。

 おまけに、中古市場での冗談みたいな安さも良い。当時5万で買った僕から見ればうらやましい限りである。(ただ、十分に活用したので損したと思ったことはない)秋葉原で見るとタマ数も多く見られる。E21を予備機として購入したくらいだ。あとは8M位のコンパクトフラッシュかSDカードがあれば上記用途には十分だと思う。

 ただ、ネットに活用する、MP3を見るなどの用途には別の最新機種をお勧めする。