映画評


映画を評する

 結構映画は好きで、一般の人の平均以上は見ていると思う。他人の意見を全く受け付けない、完全俺様映画評

スターウォーズ4〜6

 これほど面白いSFは見た事が無い。というわけでぶっちぎり一位。

許されざるもの

 西部劇というジャンルでは間違いなくダントツに面白い。映画全体で見ても、トップ3に入る。ダーティーハリーは好きになれなかったが、この映画を見てクリントイーストウッドを見直してしまった。

サウンドオブミュージック

 いわゆる万人向け、老若男女誰が見ても面白い。含蓄のある台詞も好き。とくに終盤の「やっぱり君には無理だったか」というせりふ。明らかに「(私の娘のボーイフレンドである、私の見込んだ)君がそんな事を出来るわけ無いのだ」という賞賛の意味で発せられるのだが、受け取った方は「(君はまだ若造だから)出来ないのだ」という侮辱の意味に取ってしまう(という僕の解釈)。言葉って難しい。これは日本語に限った事じゃないんだな、きっと。

 子供持ちの人は、ディズニー映画やドラえもんなどを卒業した位の年齢に一緒に見るといいんじゃないかな。

突撃

 スタンリーキューブリック。キューブリックと言えば「時計仕掛けのオレンジ」「2001年宇宙の旅」が有名で、十二分に面白い。けれど、この「突撃」はそれとはまた違った衝撃だった。ラストのシーンが最高に泣ける。っつうか僕は泣いた。戦争映画でいまのところ最高峰。


マトリックス

 現代撮影技術の草分けというイメージを持っている。ストーリーも面白くて好き。科学的には疑問点が多々あるけれど、娯楽映画では許される範囲内に収まっているのでよしとする。ただし、「レボリューション」「リローデッド」は×。

 「花瓶は気にしないで」主人公は何の事かとあたりを見回し、その拍子に近くの花瓶を割ってしまう。「あなたはあとで気にするわ。言われなくても割ったのだろうか、と」このやり取りがストーリーの核になっていると言う構造。こんな問答も気に入っている。

あの夏いちばん静かな海

 北野武監督作品では最高峰。日本映画の中でも最高峰。この作品のレベルは異様に高く、その後も高い水準で映画を製作している。全く凄い人だ。

 暴力描写で他の監督と一線を画す北野武だが、「あの夏いちばん静かな海」は、暴力描写はなし。とても美しい映画。

もののけ姫

 薄気味悪いアニメ。世界観はナウシカを踏襲か。自然保護団体が泣いて喜びそうな内容。見たあとにはヤレヤレ感だけが残った。この作者の「自然」とは、「人間のための自然」なのだろう。

 さて、なぜこの映画を取り上げたかと言うと、こんなトンデモ映画が一世を風靡して大ヒットしたって事が凄いな、と思ったから。

スゥイングガールズ

 日本映画は高くてね。テレビでないと見ない。見てみるとやはり大抵は時間の無駄なのである。適当な努力でラストシーンの大成功。何が言いたいのか分からん。